第19話 活火山
アルファ惑星に降り立つ準備も完了した。
解析の終わってる比較的次元が安定している地に最新の注意を払って降りた。
最後だから、伝説になるような最高にカッコいいガラクタあさりしようぜ!
アルファ惑星
研究所飛行場
この惑星で唯一安定している研究所付近。
ここを出ると危険地帯だ。
「よしお前ら!行くぞ!チャーリー準備はいいな!」
「って言っても私とペットとアキナシだけですけど~
ていうかホントにコノハ連れて行くんですかぁ~?」
「ったりまえだろ!仲間だぞ!」
まぁ、野生の勘で何かを発見する可能性もゼロじゃないし、
今までの餌代とかを取り戻さないと。
、、、なんてな、帰るまで時間かかるかもしれないし、寂しいからな。
バイクに道具とコノハを積んで後ろにチャーリーを載せて、、、
さて出発!
一応知り合いが見つけたガラクタの山の座標も教えてもらっているが、
座標自体も歪みが出ていたりナビも機能しない可能性がある。
研究所付近を離れると荒野のような場所が広がっている。
今回はタイヤをオフロード用に変更してあるけど、
少し余裕を持った走りをしよう。
向こうのほうに大きな活火山のようなものが見える。
そっちにずっと向かっているけど近づく気配がない。
たまに人工物のようなものも見えるが行ってみると何もない。
たまに話し声や電子音も聞こえる。
やはり不思議な場所だ。
研究所の人に聞く限り、活火山のほうに向かう方向であれば、
ある程度安定した場所だと聞いたのだが、帰ることが出来る程度みたいだ。
一応時空の歪みを計測できる機器を借りているから、本当に危険であれば帰る。
数時間走ってきたが、今のところ何もない。
いったんこのあたりで休憩。
「アキナシィ、ほんとに何もないですね~。帰ります?」
「バカヤロー!!!まだ何も見つけてないじゃねぇか!」
「はぁ。こんな危険なところ、私は長居したくないですけどね~。」
「まぁ、これが終われば大金持ちだからな。
最後の冒険になるかも知らねぇし楽しもうぜ!」
ちょっとゆっくりしていたら、周りが明るくなって寒くなってきた。
少し地面を掘ってみる。
ここは柔らかい砂地だけど、普通の砂より重く少しずつでないと掘れない。
掘っていると固いものにあたったけど、しっかりと見てみても何もなかった。
なぜ急にものが消えたり現れたりするかは全く分からない。
これが、宇宙を作ったり広げたりしている力なのか。
また火山に向かって走り出そう。
本当にきれいな景色だ。
見たこともない色の土や、活火山の明るさ。
道なき荒野を進んでいく。
特に人工物が見つかることもなく、宝石が落ちていることもなく、、、
なんだか急に火山に近づいてきた。
遠くからは、何かあるのが見える。
あのあたりに、色々集まっているような気がするが、
行ってみるとまた何もなかったという可能性もある。
近づいていくにつれ、時空の歪みが酷くなっていってる。
ともかくもうちょっとで到着する。
そしたら色々わかると思う。
つづく
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