古き懐かしき時代と言われ始めた『昭和』 だが、いつの時代にも影で暗躍する者達がいた。 意のままに日本を支配しようとする策士に、罠師の闘志が燃える。 駆け回る謀略と罠のせめぎ合い。張り巡らされたトラップワイヤーのような伏線の数々。 猫の目のようにクルクル変わる事態に、たちまち先が読めなくなる。 読む者も巻き込みながら展開される頭脳戦に、あなたはいくつ騙されるだろうか?
昭和。高度経済成長期真っ只中の日本。そんな国中を震撼させたあの事件を彷彿とさせる内容。その裏側を見て来たかのような緊張感のある展開。個性的な罠師の、その破天荒さに振り回されながら、知らない内に張り巡らされていた伏線に心躍ります。書き方も昭和風。縦書きで読めば、その展開に圧倒されることでしょう。この作品に、作者様に出会えたことに感謝します。
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