概要
ロックスターの少女には、パラレルワールドの記憶がある。
ガールズバンドのボーカルギターを務める大学生、アヲイは、ライブハウスでユーヒチという男と出会う。彼とは、ここではないどこか別の世界で、共に恋に落ちて結婚の約束を交わした記憶があった。パラレルワールドの感情に振り回されながら、彼女はユーヒチとの関係を急速に深め、バンドも成長を積み重ねていく。
——だが、アヲイの脳髄は着実にそのダメージを受けていた。
※2021年の8月から11月にかけてTwitter上で連投していた即興小説の清書版です。全12話。
続編『エヴリアリの群青』はこちら：
https://kakuyomu.jp/works/16817139554587267323
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
——だが、アヲイの脳髄は着実にそのダメージを受けていた。
※2021年の8月から11月にかけてTwitter上で連投していた即興小説の清書版です。全12話。
続編『エヴリアリの群青』はこちら：
https://kakuyomu.jp/works/16817139554587267323
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これを百年後の誰かに読ませて感想を訊いてみたい
この小説は即興で作り上げたものなんだそうだ。実際、SNS上でずっと連載している様子を見てはいたからそうなんだろう。小難しい文学論って実は割と苦手なので思いつくままのことを書くんだけど、即興で書いたと作者が言う優れた小説に対して抱く感想はだいたいの場合、「これを即興で書いたなんてすごいなあ」「信じがたいなあ」というものだ。
でも『感傷的なシンセシス』は逆に、これは即興でなければ書けなかったんじゃないかという気がする。小難しい文学論は苦手なので、「なぜこれは即興でなければ書けないのか」ということを理論立てては説明できないのだが、即興小説に対するレビューはあえて即興で書いてみるのも一興だと思うの…続きを読む