でも、私はポケモンやったことない
私は昔から、周囲の人間からよく飽きっぽいと言われる。実際その通りなのだが。
小学生の頃は、手に入った後のことなど考えず、公園に落ちてる栗を袋いっぱい拾っては親に怒られたものだ。
私は基本的に、目標が高かろうが低かろうが、目標に達してしまえばその時点で対象に対する興味や関心がほこりのように散ってしまう。
そんなんで、人生は楽しいのかと思うのかもしれない。客観的にみて、私自身そう思った。
だが私というやつは、目標に至るまでの道程を楽しむのだ。
最初から、目標などないに等しい。だが目標がないと、動くことも話すこともできない。まるで指示待ち人間、まるでロボットのようだが、否定はできない。
私のこの感覚を表すなら、マックを食べている最中は楽しくても、食べ終わったら一瞬で虚無虚無プリンと化す。そんな感じだ。
べつに大統領になるつもりも、猫が吐き出した毛玉になるつもりもない。ただ私は、必死が長続きする事柄が欲しいのだ。
案外みんなの中にも、ピカチュウを最強にするまでは楽しめても、ピカチュウが最強になった途端、喜怒哀楽全ての感情が病的に失われて、そっぽを向いてしまう。こんな経験があるかもしれない。
このひらがなと漢字の集合体を構築させている間も、私は楽しいのだ。
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