アオイオチバ

君と僕は、おばさんと一緒に森の中で暮らしている。僕らは毎日のように森の中で遊びまわった。ある日、家に帰ってくると、家の中に知らない人影がある。森の中にはおばさんと僕と君の三人しかいないはずなのに。僕らは家の外からそっとその人影を観察する。そして僕らは思う。あれはもしかすると森の外からやってきた人間なのかもしれない。——おばさんがあれだけ危険だと言っていた、外の世界の人間——。