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  • エピローグへの応援コメント

    ルイ九世以下、一代の英傑が揃っていながら、「運」にそっぽを向かれるとこうなるのか……な顛末ですねえ(´・ω・ `)
    トゥーラーン・シャーが間に合ったのも、運がアイユーブ朝に味方したんでしょうが、「おいしいとこだけ持っていきやがって……」みたいな気持ちも少しあったりw

    シャジャル様も、フィクションではない史実だからこその残酷さを感じずにはいられません。だからこそ歴史は面白い、とも言えますが。

    そしてバイバルス一行。戦いはまだまだ続く、なエンディングですが、それだけに彼らの活躍をもっと見たい! と思わされます。

    楽しませていただきました!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ルイはかーちゃんからも「行くな」って言われてるのに、行っちゃったところが運の尽きでしたね。
    これが無ければ、フランスはヨーロッパの覇権国家として君臨できたと言われているぐらい、人材も国力もつぎ込んでしまいました。
    そして何より、国王を始めとする英雄たちが。
    ……でも、ルイから信仰心を取り上げたら、それはルイじゃないし(笑)

    ちなみにアイユーブ朝は、一見、盛り返したかに見えますが、トゥーラーン・シャーたちはみんな、マムルーク朝という新たな王朝の勃興に呑み込まれていきます^^;
    シャジャルさんはその過渡期の女王でした。
    いかんせん、「女王」というのがこのあたりでは初めての存在なのが痛かったですね。
    古代だったらまだしも、中世イスラム世界だと、ちょっとキツかったのでは、と思います。
    そしてその動乱の時期を制する「マムルーク」とは……。
    と思わせて、幕となります。
    実はこのエピローグで触れているように、凄惨な陰謀劇を繰り広げ、バイバルスも朱全忠とか斎藤道三みたいに国盗りにいそしむロードが始まります。
    それやっちゃうと、ちょっと暗くなって、十字軍撃退のように、明るさを保てなさそうだな、と思って、終わりとしました。
    ……まあ、余韻があるうちが華とも申しますし、これにて幕とさせていただきます……ひとたびは^^;

    ありがとうございました!

  • 15 マンスーラの戦いへの応援コメント

    シャジャル様、強!ヽ(゚∀゚)ノ

    ロベールwithメイス対バイバルスwithシャムシール、燃えるなあ。
    エジプト側もフランス側も、死なせるには惜しい人たちばかりなんですけどねぇ……(嘆息)

    作者からの返信

    シャジャルさんもたしか奴隷出身だったので、そのあたりの思い切りの良さはあるのでしょう^^;

    ロベールも所を得れば強い「武人」ですが、相手は戦略戦術の天才の「武将」バイバルスなんですよね……。
    エジプトもフランスも、まるで図ったように、出来た人物がそろっている戦いです。
    だからこそ、後世に語り継がれているんでしょうけど……^^;

    ありがとうございました。

  • 12 その街の名への応援コメント

    ここで大功を挙げても、狡兎死して走狗烹らる運命が待つ。かといって全力を尽くさない訳にもいかず……。
    バイバルスの悲壮感が切ないです。

    ファー様(違)は……残念でもないし当然、ですかねー(棒)

    作者からの返信

    こういう場合、大手柄を挙げた功臣を、右手でたたえ、左手で刺すのが、このあたりの君主の伝統(笑)なので……^^;
    じゃあ、それが嫌だったら、功臣はどうするか? ……というのも伝統です(笑)
    果たしてバイバルスはどうするんでしょうか。

    ファー様(笑)
    モテモテ王国の王(笑)
    史実の彼はもうちょっとマシだったかもしれませんが、はっきり言って、いいとこ無しだったからなぁ(遠い目
    あとは、バイバルスと同じ時同じ場所に居合わせたのが、不運といえば不運ですね。
    メタな言い方ですが、バイバルスに注目が集まる分、彼には注目が行かないし^^;

    ありがとうございました。

  • ゼノビア師匠、間一髪! でしたね。緊迫感がもうたまりません。
    その後のロベール対バイバルスも、最後の名乗り合いまで含めてゾクゾクニヤニヤしっぱなしでした。

    ……さて、報連相は大事ですが、ファフなんとかさん(笑)はどう対応するか。楽しみです。

    作者からの返信

    ……何というか、戦いの前に、相対する両雄、みたいなのがやりたかったのです^^;
    お互い、異文化であり異教であり、異国。
    そんなふたつの勢力が邂逅する、そのとば口みたいなのを。
    そんなわけでまず師匠から突っ込んでいってしまいました(笑)
    弟子が心配してやって来る……うーん、フツーの逆を行ってますね、この師弟。

    さて、ファフさん。
    この人、史実でも何やってんだか意味不明なんですよね(笑)
    ダミエッタからトンズラしたのも、まあ戦略だと言われればそうなんですけど……^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    十字軍相手に先行き見えず……。胃が痛くなりますね。

    それはともかく、
    >亡国の仇であるモンゴルに勝てる男でないと、もらわれる気にならんぞ
    あら~(;゚∀゚)=3(不敬罪的駄洒落)。フラグですね(モンゴルジョーク)

    作者からの返信

    この時の十字軍=フランスって、ある意味ドリームチームで、王が優秀で、弟たちも知に勇にと秀でています。
    対するやエジプトは、イキナリ王の死^^;
    しかも王子と軍司令官はイラクに行っちゃってるし……。
    「こんなん勝てる気がしない……」という気持ちになると思います^^;

    そんなわけで、あら~らって感じで(笑)、何かゼノビア姐さんが言ってますね。
    そんな奴イル汗国とか言ってみる(笑)

    ありがとうございました。

  • 04 王の死への応援コメント

    シャジャル様かっこいー!
    美貌・頭の切れ・政治力と、天が二物どころか三物を与えたお人ですね。
    そしてこれから巻き込まれていくバイバルス。頑張れ(笑)

    >アイユーブ朝の先代国王アル・カーミル
    懐かしきジャンプノベルの『ジハード』を思い出し、ついニヤリとしてしまいました(笑)
    【平たい胸族なのに、イラストで盛られまくってた姫様ェ……】

    作者からの返信

    どの国でもどの時代でも、「ここぞ」という時にその役割を果たすために現れる人がいると思います。
    幕末の坂本竜馬とか、勝海舟みたいに。
    それが、エジプトの十字軍時代における、シャジャルさんだと思います。
    そしてバイバルスさんも……(笑)

    「ジハード」懐かしい!
    実は、あれに影響を受けて、このバイバルスの話を考えたんです。
    でも「ジハード」を読んでいた当時、忙しくて書くことが出来ず……そして今、何とか書くことが出来た次第^^;
    「ジハード」のイラスト……あの漫画家さんは、ああいう画柄で勝負している人だから、しょうがないですね(笑)
    ちなみに漫画版だと、男同士の絡みのシーンがあったりして、さらに激しめの内容でした^^;

    ありがとうございました。

  • 02 ダミエッタへの応援コメント

    ゼノビア師匠とアル=ブンドクダーリー(バイバルス)のコンビ、すごく好きです(笑)
    強烈な肘鉄に鋭い蹴り、いやー、二人ともツッコミ激しいなあw
    【漫才コンビじゃないから】

    今会話している言葉とは別の言葉で喋るから相手には判らない、という演出、世界の広さみたいなものを感じられて好きです。
    自分が書く側でも、隙あらば入れたいくらいに(笑)

    作者からの返信

    河越夜戦がオッサン祭り(笑)で、しかも女の人は「お方様」って感じで、アクティブじゃないんで、今度は思い切って、行動派の女性を出してみました^^;
    そしたら、なんでこんな漫才コンビに……(笑)

    文化が……じゃなくて(笑)、言葉がちがう。
    これ、「アルスラーン戦記」に出て来るシチュエーションです。
    主人公の国・パルスの言葉は国際公用語で、だから他国の言葉は覚えなくて……というシーンがあったんです。
    「異国同士」って感じ、好きなんで、使ってみました^^;
    ぜひ、使ってみて下さい(笑)

    ありがとうございました!

  • プロローグへの応援コメント

    バイバルス。
    モンゴル軍の侵略を撃退した、数少ないうちの一人ですね(光栄のゲームで知りました・笑)
    そして冒頭には『ルバイヤート』。
    もう初っ端から期待でゾクゾクしてます(笑)

    作者からの返信

    私も某ゲームで知りました。
    学生の頃、この人で小説を書けば受かるんじゃないかと思って、資料を読み込んだ時期があって(結局、忙しくて書かなかった)、それが生きた感じです(笑)

    「ルバイヤート」
    「アルスラーン戦記」で四行詩の存在を知って、いつか使ってやろうと思っていたのです(笑)
    まあ、バイバルス戦記ってタイトルも、アルスラーンの真似だったりします^^;

    ありがとうございました。

  • エピローグへの応援コメント

    ようやく読破できました。

    若干の作風の変化を感じつつ、

    楽しませていただきました。

    現代ラブコメ風なら、

    ツンデレ同士の掛け合いを楽しませていただきました。

    作者からの返信

    一気読み、ありがとうございます。

    また、コメント付きレビュー、ありがとうございます。

    私も某歴史ゲームでバイバルスを知ったクチで……(笑)
    いつか小説に書いてみたいなと思っていたのを、ここカクヨムで果たさせてもらった次第です^^;
    おそらくイスラム世界では、織田信長とかそんな感じで伝えられており、でも素直にそんな風に描いても「?」と思われそうなので、苦慮しました(笑)

    そこで、師匠役にゼノビアさんを設定して、何か微妙な距離感の男女、というシチュエーションも盛り込みました。
    当時、こういう女の人というか、男女の関係を描くのは初めてだったもので、この辺も苦心惨憺しました^^;
    そんなわけで、この時代のこの人――バイバルスという人を活写できたのかなぁと思いながら書き上げたこの一作、いただだいたレビューを拝見すると、それがかなったと思えました。
    嬉しい限りです!

    ホント、この作品の前は「河越夜戦」を書いておりまして、これがオッサン祭り(笑)だったので、自分としては女性を出して、ツンデレを描くというチャレンジをした、思い入れのある作品です。
    その辺をお楽しみいただけたようなので、ホッと胸をなでおろしております。
    深い感謝です。

    ありがとうございました!

  • エピローグへの応援コメント

    エピローグいいですね。この物語は終わってもまた別のストーリーがあるという余韻に浸れるといいますか。モンゴル撃破の件も気になるところです。

    ひょろがりさん、師匠、王弟と魅力的な登場人物が多かったのですが、個人的に優勝はシャジャル様です!

    夫が亡くなってさめざめと泣くのではなく、皿を殻にしておかなければ怪しまれるなと食すところも、目の前でドンパチしてるのに次の夫はあいつだけど師匠たる女がいたから争うことになるなぁ、なんて考える余裕っぷり。強過ぎます!その末路は悲しいものがありましたが……。


    歴史小説は史実を知っていても、各所に散りばめられたドラマを楽しめるので、いやひょっとしたらロベールさんワンチャンあるのかも?(そんなものはない)とか思っていました。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    物語、そして歴史は続く……という感じのエンディングが好きなもので^^;
    あと、ここから宮廷の闇の闘争、陰謀といった、暗い展開が待っているので、こういう終わり方にしました。
    ちなみにモンゴル撃破は、撃破直後にスルタンを殺して下剋上という、さらに凄まじい展開です^^;

    シャジャルさん、今のエジプトでは英傑として知られているようですが、この十字軍戦争当時は、やっぱり「何で女スルタンなんだ」と言われて、力のある軍人と結婚しました。
    わりと自分のことを客観視して、冷めた態度というか合理的に行動するところが、私も好きでした。
    しかしご飯おかわりというか二倍食べていたのは、想像すると、ちょっとギャグマンガみたいになってしまいますが^^;

    ロベールさん、こいつのせいで負けたみたいに評価されているみたいです。
    まあ、でも、拙作では、バイバルスのライバル的なキャラなんで、騎士道まっしぐらで、野心もあるよ、という感じにしました^^;
    その辺が拙作における彼への応援(?)に繋がったのではないか、と思っております。

    それでは、長きにわたり、拙作を読んでいただいて、ありがとうございました!

  • 14 王弟ロベールへの応援コメント

    ゼノビアさんがかっこよすぎてこれは惚れちゃいますね。読唇術から逃走、ひょろがりさんとの別れ……変装に影ながらの手助け。しかしロベールさんの好感度が上がってきた今、どちらにも負けてほしくないなんて。史実は変えられませんが、双方に視点を置いている御作ならではのもどかしさです。

    作者からの返信

    ゼノビアさん、この時代、この時期の諜報部門を象徴するようなキャラでございます^^;
    ……あと、何だかんだいって、バイバルスのことを支えているjないでしょうか(笑)

    ロベールさん、この人、突っ走りがちなんで(史実(笑))、逆に騎士道まっしぐらな感じに書いてみました^^;

    敵味方とも、「やる!」という感じに仕上がってきたかな~と思って、この辺は書いておりますので、朝倉さんにそう言っていただけると、嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

  • 07 フランス王と兄弟たちへの応援コメント

    シャジャル様、頑張っていたのにこうもすぐ露見してしまうとは……。いや相手方の情報網の広さと優秀さが優ってしまったのですね。
    どちらも陣営も応援したくなります。

    作者からの返信

    実際、バレていたみたいです(笑)
    でも、「王様がいる」という設定で動いた方が楽だし得だ、という周囲のおかげで、エジプトは運営されていたみたいですけど^^;

    フランスはフランスで、偉大なる母ちゃんの下で育った王と王弟たちなんで、思案のしどころですね^^;

    ありがとうございました。

  • 04 王の死への応援コメント

    バイバルスさんはどう関わっていくのかと見守っていましたが、なるほど王の急死。そして王妃が王の替え玉として自ら動くとは……!
    まさしく女傑。シャジャルさんカッコイイです!

    作者からの返信

    エジプトはこの頃、主力というか別動隊をイラクの方から派遣して、十字軍にプレッシャーを与える、という作戦を考えていたようです。
    でも肝心の本丸である王が死んでしまうという奇禍が。
    この窮地に、まさに歴史が役割を与えて送り出したかのように、王妃のシャジャルが踊り出す、そんな一幕です。

    ホントにこの王妃、よくぞ事態を見極めて、「王」を演じると決めてくれたものです^^;
    で、軍の留守居役的立ち位置のバイバルスも、という流れになります。

    ありがとうございました!

  • エピローグへの応援コメント

    拝読致しました。
    この、歴史ものならではの、もうちっとだけ続くんじゃと言わんばかりの余韻がたまらないです。まだ続きが気になるのに、本作はこれで終わり、と。
    ゼノビアさん、『一生ものだ』て2回行ってますよ(^-^;)
    よほどアピールしたいようです。
    そんなお師匠の健気さを見て、シャジャルさん、身を引いちゃったのかな。
    感情移入した分、その儚さが胸に沁みます。といいつつも、これも歴史ものあるあるですが。
    バイバルスさんの対モンゴル戦、もし続きがあるようであれば教えてください。
    万難を排して読みに行きますゆえ(^^)
    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメント付きレビュー、ありがとうございます。
    そうなんですよね、十字軍って、戦争ですけど、異文化、異民族等々の「コミュニケーション」でもあるんですよね。
    モンゴル帝国のアレも、異文化交流の側面もある、と述べた論文もあるみたいです。
    しかし戦争であることには変わりないわけで……そこに激突があり、激突に至る、さまざまな人間のドラマがあって……そういうところを述べていただいた、名レビューかと思います!

    さて、十字軍撃退で拙作は終了しましたが、歴史はつづいていくわけで……でもこれで書いていくと、シャジャルさん国盗り陰謀篇という、思いっきり暗い展開が待っています。
    シャジャルさんは、マムルークで最も勢力を誇る相手と結婚します。
    バイバルスはまだ「ぽっと出」なんで、大功はあっても、勢力はそこまで無かったみたいです。
    そしてバッドエンド(シャジャルさんは暗殺されます)。
    つづくモンゴル篇も、シャジャルさんを暗殺した相手がスルタンとなっているエジプトと手を組むという、鬱展開が待っています。
    きっと十字軍篇のようなライトな感じは無理かと思います^^;
    でも機会があれば書こうと思います。

    それでは、素敵なレビューと、そしてここまで読んでいただき、ありがとうございました!

    ではではノシ

  • 16 決着への応援コメント

    拝読致しました。
    城壁を利用しての各個撃破が功を奏しましたね。
    人生の要所要所を美女に握られてしまっている観もありますが、きっと男冥利に尽きるというものでしょう(^_^;)
    敵が策に乗ってくれたとは言え紙一重の内容、運に勝ったバイバルスは殊勲賞ですね。賞は師匠!ということで。

    作者からの返信

    マンスーラの都城に敵を入れる→城門締める→同数ならマムルークに勝機……という、とんでもない作戦を思いつき、実行してしまうバイバルス(と、許可した女王)。
    自軍が追い込まれていましたが、その「追い込まれた」という状況を逆用するというしたたかさ、やっぱり化け物です^^;

    フランスもフランスで、ここまで来たら全軍で攻めかかれば良かったんでしょうけど……エジプトの速攻の勝利としか言いようがありません。
    あとは、やっぱりバイバルス(と、その師匠)が化け物だったとうことでしょうか(笑)

    ありがとうございました。

  • 15 マンスーラの戦いへの応援コメント

    拝読致しました。
    『「王弟殿下を守り参らせよ!」
     「将軍にばかり手柄を立てさせるな!」』
    この、両軍の雰囲気を如実に表しているセリフがいいですね!
    筋目正しい騎士と、荒くれた気のいい野武士の戦い、のような。

    そして、女王 vs 師匠。
    女王サマ、自ら剣を持ってしまうのですか!?
    両手に花、なんですが、いずれも鋭い棘を持っていて、両手が凄いことになりそう……((( ;゚Д゚)))

    作者からの返信

    何となくアルスラーン戦記っぽい雰囲気にしたかったので、敢えてフランスは「王弟」を強調してみました(笑)
    一方のエジプトは、まあマムルークからのし上がってやろうという、国盗りっぽい感じの奴らって雰囲気です^^;

    このマンスーラの戦いはギリギリの状況だったんで、女王も自衛していたのでは、という私の想像です。
    女王もバイバルスを「相手」にしていれば、運命が変わったかもしれませんが、史実は……。

    ありがとうございました。

  • 14 王弟ロベールへの応援コメント

    拝読致しました。
    確かローマ軍とかでは軍を進める前の演説が将の良し悪しを決めるとどこかで読んだ気がするのですが、そういう意味ではロベールさん、兵のやる気を引き出すことには成功したのでしょうか。
    それにしても、敵軍を前に単身その身を晒すとは...ゼノビアさんの勇気には驚きます!そしてちょっとデレが入りながら「まだまだだな、我が弟子よ」的な独白、素晴らしいです!
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    ロベールはロベールで、食いつめ者の将兵の気持ちを考慮して、先駆けていた……というのが、拙作での設定です^^;
    某新田義貞さんも、このやり方で鎌倉までレッツゴーして成功してましたし(笑)

    そして何気に弟子に援護射撃している師匠。
    相手が「ザ・騎士」のロベールじゃないとやらなかったと思います。
    それじゃ弟子のためにやるか……いや、弟子のためじゃないんだからね、エジプトのためだからねとか呟いていたんじゃないでしょうか(笑)

    ありがとうございました。

  • 13 ナイルを越えて、今への応援コメント

    拝読致しました。
    ロベールさん、待て!いやちょっと待って!!
    という感じでしょうか。
    フランス側、初めての綻び……とは言え、合戦では早駆けは定例ですし、難しいところです。
    逆にまとまりを見せ始めたエジプト側。この綻びを利用できるのか?
    この先が楽しみです(^-^)

    作者からの返信

    これホントにロベールが逸って行ってしまい……。
    このあたりの歴史を知る人は、これで大体「ロベールのせい」としてしまう行動です。
    まあ偉大な聖王の弟として生まれ、征服地の王位まであと一歩、となれば仕方ないと言えば仕方ないのかも^^;

    それでよりによって、相手があのバイバルスなのがロベールの災難ですね。
    ファフルッディーンさんだったら、このやり方でも通じたでしょうけど^^;

    ありがとうございました。

    編集済
  • 12 その街の名への応援コメント

    拝読致しました。
    おおう、囲師は周するなかれ……
    よもやフランス軍が孫子をおさめているとは恐るべし((( ;゚Д゚)))
    そして真に恐るべきはバイバルスさん。
    立場を得て、それに相応しい態度まで振る舞えるとは。
    自分なら、昔世話になった上司を相手に、演技でもこんな真似は……(;>_<;)
    なんかフランス軍相手に戦える気がしてきました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    まあ、フランス軍はかつて、リチャード獅子心王とかいう化け物と戦った経験がありますからね(笑)
    あと、地味に神聖ローマ帝国とジョン王相手に二正面作戦を強いられたこともありますし^^;

    そんなわけでバイバルスさん、覚悟決まっちゃいました。
    彼としては、後顧の憂いをなくしておきたいという腹づもりなんでしょうけど^^;
    後顧の憂い扱いされた人としては、たまったもんじゃないというか何というか(笑)

    ありがとうございました。

  • 11 十字軍、迫るへの応援コメント

    拝読いたしました。
    思った以上にバイバルスに心を寄せていたゼノビアさん。
    将軍の言葉に発火する、やや沸点低めの好漢バイバルス。
    戦闘の合間の揺れる思いが良いですね。

    そして幕僚に好人物が追加されてしまった十字軍。
    こういう、縁の下の力持ち的な役どころの御方は、得難い人材ですよね。
    バイバルス側はファフルという俗将に連携を乱されていると言うに。。。
    本当、ここからどうやって逆境ナインするのか?
    心配になってきます (^^;)

    ありがとうございます。

    作者からの返信

    何だかんだ言って、一番近くで見て来たゼノビアさん。
    バイバルスさんも、何となくそうなんじゃないかと思いつつ、でも思い上がりかもしれないし、何より国難の最中だしなぁと複雑です(笑)

    十字軍はもう、フランスの総力戦の体を示しつつあります。
    ルイの弟たちはホント優秀で、ルイ自身も有能なんで、エジプトはもうこれ無理でしょどうすんの状態です^^;
    でもそういう「状況」で勝敗が決まるほど、歴史というのはしんなりいかない代物でして……。
    果たして、どうなるのでしょうか^^;

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    フランス軍の騎士道的な雰囲気、バイバルスの野武士めいた振る舞い、そしてゼノビアさんのしなやかで野生溢れる魅力。
    実際にはほんの数瞬のできごとでしょうが、この僅な攻防を活写されていて、楽しかったです(^^)
    しかし、フランス三兄弟が独立して動けるのに、エジプト側で軍を動かせる勇者はバイバルスさんだけですよね。あ、ファフル某さんは平時の将軍のようなので除く。
    行方をハラハラしながら見守ります。

    作者からの返信

    実際、フランス軍がどこまで「まとも」だったかはわからないんですが(笑)、拙作においてはヨーロッパ「らしさ」重視で、「ザ・騎士!」という空気で描きました^^;
    対するや、エジプト・サイドはそれこそおっしゃるとおり、ワイルドな感じで(笑)

    でも実際、ナイルを越えられると、エジプトはもう後が無いのは事実だから、アイユーブ朝としては必死です。
    フランス軍はおっしゃるとおり、有能な王弟たちが特盛でやって来るし(笑)

    バイバルスさんは、たぶん毛利元就あたりから「わかるわかる」と同情されるぐらい酷い状況ですが(笑)、果たして。

    ありがとうございました!

  • 09 十字軍、動くへの応援コメント

    拝読致しました。
    ロベールさんの小憎いまでの心遣いには、イギリス軍も痛み入ってしまったことでしょう。
    なんですかフランス軍、配慮ある勇将に出過ぎない智将、己の役割を弁えた総帥とか。全然、負けるイメージが湧きません。
    バイバルスさん、どんだけなんだ。

    作者からの返信

    ヨーロッパ最強軍団という、とんでもない十字軍でした……この時の十字軍は(笑)
    だから周りはエジプトはやめろ、ヨーロッパ制圧をした方が……と言って止めたそうです。
    特にルイやロベール、シャルルのかーちゃん(母后)が^^;

    まあでも最強軍団だからといって、常勝ではないわけで……。
    敵地ということもあり、何よりロベールが一番危うかったりします。
    早くエジプトを制圧したいという欲があるから、ちょっと焦ってるし^^;

    ありがとうございました。

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

    拝読致しました。
    会議での一幕、素晴らしい筋書きです。
    バイバルスが喧嘩ふっかけて『うるさい国軍司令官とやらを亡きものにしてやってもよい』とかモノローグしているあたりで『いけいけー、やれやれー』とか考えていたら自分が浅はかでした。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    ファフルッディーンさんって、ホント何を考えているか分からない行動を示している(ダミエッタからあっさり撤退とか)ので、拙作ではこういう扱いにしちゃいました^^;

    もしかしたら史実の彼は、まともに戦おうとしていたのかもしれませんが(イラクにいる、先王の王子を待つつもりだったとか)……。
    でも、こういう悪者キャラにしてしまった方が、話がわかりやすくなると思って、悪人にしちゃいました^^;

    ありがとうございました。

  • 07 フランス王と兄弟たちへの応援コメント

    拝読致しました。
    フランス・ターン。
    綺羅星の如き思慮に富んだ勇将達、という空気があって素晴らしいです。
    特にシャルルさん、情報将校かよ!というキレ具合。
    クラウゼビッツの戦争論に、有能かつ勤勉なヤツは情報将校に向いてる、てあったかと思いましたが、まさにはまり役でしょうか。
    敵味方とも有能なこの戦の先行き、面白いです!

    作者からの返信

    当時のヨーロッパはフランス一強だったので、かなりのラインナップだったと思います。
    イングランドとかと争ってたから、「経験」も豊富でしょうし。

    シャルル・ダンジュ―はシチリアでの「やらかし」が無ければ、ホントに地中海に帝国を築けたかもしれない人なんで、そこはイケイケだったんじゃないでしょうか……という私の想像です(笑)

    ありがとうございました!

  • 拝読致しました。
    ゼノビアさん、バイバルスに気がないわけではないのですね。
    タイトルを見ると王妃から女王にクラスチェンジしているようですし、バイバルスへのご褒美(師匠か)も用意される(?)ようなので、景気がついていることを期待しましょう!
    それにしても、モンゴル軍に勝てると言うのは凄いですね。
    ゼノビア師匠から継承する最終奥義が炸裂するのか……!!
    ハァー( *゚ロ゚)O∵===≡≡≡〇"

    作者からの返信

    ゼノビアさんは、「気になる」レベルでは、バイバルスのことを気にかけている節があります。

    シャジャルさんは恐らくイスラム史上初の女王として君臨します。
    でもこの人がいないと、これからの十字軍との戦いは戦えなかったでしょうし、やむを得ない面もあったかと思います。

    ちなみにバイバルスは、十字軍とモンゴル両方と戦ったことで有名な武将です。
    世界史で有名な、二大軍事勢力相手に戦うってどんだけだよと思います^^;
    奥義は……どうでしょうか(笑)

    ありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    おお、ブラック職場まっしぐら、ですね。
    こういう時は、実行する人々がどの程度、当事者意識を持てるか、だと思いますが、なんかバイバルスさんは何だかんだでやる男な気がします。王妃も引きが強い(^-^)
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    「もうこれ王のこと隠すしかないだろ、隠して戦うしかないだろ」という風に考え、実行に移せるだけ、シャジャルさんは賢いし、度胸もあると思います。

    バイバルスがいたことも大きい、とも思います。
    何だかんだ言って、衣装係からのし上がった男だし、「何かやる」雰囲気を持っていたのでは^^;

    ありがとうございました。

  • 04 王の死への応援コメント

    拝読致しました。
    「影武者」展開になってきましたね。
    ここでバイバルスが起用されたのは、衣装係という王妃の目に止まりやすいポジションに居たからでしょうか……。
    己が為に武芸に励んでいたせいで目に留まったなら、とんだとばっちり。本人が望んでいる限りは別ですが。
    そしてシャジャルさん。
    女王?スルターナ?
    スルタンの女性版がいるとは、始めて知りました。
    女傑のようですが、こちらも気になります。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    何というか、王様的にはアラビアとかそっちの方に王子とマムルーク隊長を派遣して、十字軍を挟み撃ちにしようと思っていたみたいです。
    で、バイバルスは当時「副隊長」ポジションなんで、留守番をしていて……。
    衣装係から副隊長になってるのは、これはもう才能があったから、としか言いようがないと思います^^;

    シャジャルさんは結構ヤバイお方です。
    寵姫の立場から、状況が状況とはいえ、国を仕切ることになる、否、牛耳って、それでもって国を守るという、とんでもない人です^^;

    ありがとうございました。

  • 03 マムルークへの応援コメント

    拝読致しました。
    衣装係!そんな役職の奴隷がいたとは。しかも男性。意外でした。
    お二人とも、隠密スキルが高いですね。しかも気配に気づくシャルルさん。なんか忍者と武士の対峙を彷彿させます。
    やはり次は白土三平風に――!(すみません嘘です)
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    王様が男なんで、その衣装を……という感じだったかもしれません^^;
    シャルルさんは国盗りの梟雄に化ける男なんで(拙作のさらにあとの時代に)、意外と白土三平の世界にマッチするかもしれませんね(笑)

    ありがとうございました。

  • 02 ダミエッタへの応援コメント

    拝読致しました。
    自由な上司に、自由な師匠。
    治安が良い?そんなの飾りです、偉い人には分からんのです!(苦しい)
    なんて思っているかと考えていたら、お弟子さん、なんかタイトルで見た名前で呼ばれておるではないですか?
    まさかの序盤でボス級の同士の顔合わせでしょうか。
    これからの活躍に期待が高まります。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    シャルルくんは末っ子だし、何だかんだ言って頭がいいので、早速街へ繰り出しました。
    そこへ「十字軍がやって来たぜ! 早速調査しよう!」
    ……というノリでやって来た、謎の二人組(笑)

    謎の二人組はこの頃まだ無名なんで、特に警戒されていません。
    問題は二人組の上司がいろいろと変わってしまった挙句、現場を丸投げ、げふんげふん一任される運命にあるという……(笑)

    ありがとうございました。

  • 01 聖王ルイへの応援コメント

    拝読致しました。
    地中海帝国...あまり聞きなれない、魅力的な言葉がここに。
    ルイ9世って、そんな構想を構築できるほどの人だったのでしょうか。
    この先、楽しみにしています。
    きっと、四谷軒様の作品なので、どこかに九栄神が隠れキャラとして存在するに違いないと信じつつ...

    作者からの返信

    地中海帝国……ルイの弟のシャルルが、ホントにそれを目指していろいろとやらかしています。
    この時代よりあとですけど^^;

    ルイ9世、当時のヨーロッパで最強と謳われたフランスの君主ですから、そういう発想を持っていたのではないか……という私の想像です。
    この人、宗教心をのぞけば完璧といっていい人なんですけどね、いかんせん、「篤い」信仰が、エジプト遠征というとんでもないイベントに国を巻き込んでしまいます^^;

    九栄神……その手があったか!(おい

    ありがとうございました。

  • プロローグへの応援コメント

    拝読致しました。
    河越おっさん祭りとどちらを手に取ろうか悩みましたが、西洋史も好きなのでこちらにお邪魔致しました。
    熱砂吹き荒れるエジプトで騎士質がどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみにしています!

    作者からの返信

    河越は、初めての長編だったので、いろいろと手探り感があふれていると思います(笑)
    そしてこちら、「聖王の侵略」は、西洋史でありつつ、イスラム史であるという、変わり種です^^;
    何だか「アルスラーン戦記」みたいでいいなぁ、と思ったのが書くきっかけでした。

    ありがとうございました!

  • エピローグへの応援コメント

    面白かったです。

    シャジャルの末路が凄惨なものになるとはショック……、選ぶ夫を間違えてしまったようですね、うーむ……。バイバルス以上の男はなかなかいないようで、負けヒロインになったばかりにそうなってしまうとは。

    ロベールは先走りすぎてしまいましたね。
    こちらも王弟であるがゆえに、兄を越えられないコンプレックスがあったのでしょう。
    ルイ9世は傑物だったと思うのですが、やはり兄弟感情というのはなかなか読めないものですね。

    そしてバイバルスとゼノビアの活躍は素晴らしいものでした。ゼノビアかっこいいですね、姉御肌。
    こっそり暗躍していたり、ピンチなときに助けたりと、世話焼きなところがいいですね。
    このあとモンゴルにも勝つとは、すごい人物がいるんだなあと知りました。

    私としては本当に楽しませてもらって感謝です。
    ただ、歴史を読み慣れてない人にとっては、序盤の世界情勢や人物説明やらで入りずらさがあるので、そこをどうにか読みやすくできないかなーと思うところです。(主人公だれ?ってなってしまうので)
    序盤さえ乗り越えれば、本当に面白い物語で、両陣営の群像劇を楽しむことができました。
    戦闘シーンもかっこよかった!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    シャジャル女王、実は末路がそういう感じなのです……。
    なので、拙作のラストはあっさり目にしました。
    ガチで書いちゃうと陰惨になっちゃうので、つばさ応募以前に、ちょっとヒロイック戦記っぽくなくなっちゃうので^^;

    ロベールは残念な結果に終わりました。
    後世からの評価も「先走り過ぎ。だから負けた」と散々です^^;
    やっぱり王族の兄弟だからこその、ライバル意識みたいなものはあったと思います。
    それゆえに、「エジプト王に俺はなる!」と焦っちゃったんじゃないかなぁと思います。
    ルイ9世はルイ9世で、真面目だし頭もいいんだけど、下からすると息が詰まるところがあったんじゃないかと……^^;

    バイバルスとゼノビアのコンビは、バイバルスだけ全部活躍させちゃうと、「何この完璧超人は」と思われてしまいそうなので、ゼノビア姐さんというキャラを作ったところがあります。
    いや史実では完璧超人なんですけどね……だからこそ、十字軍もモンゴルも撃破とか、ありえない手柄を立てているし(笑)

    お楽しみいただけて何よりです。
    そしてご指摘、ありがたいです!
    歴史ものの宿命みたいなものですよね、「この状況説明……イマイチわからないなぁ」とか「で、誰のお話なの?」とか(笑)
    このあたりは今後の課題とさせていただきます^^;
    たとえばクライマックスの合戦シーンを最初に持って来て、それから「少しさかのぼる……」という感じに話を始めるとか。

    群像劇、戦闘シーンへのお褒めの言葉、ありがとうございます。
    歴史ものならではの頭脳戦とチャンバラ、頑張って書いたところなので!

    それでは、ここまで長いお話でしたが、お読みいただいて、ありがとうございました!

  • 12 その街の名への応援コメント

    バイバルスさん、かっこいいです。
    この戦いで功績をあげても、先の待遇が良からぬものと知りつつも……。
    ゼノビアは単なる師匠以上に大切に思っているのでしょう。直接的な恋心を書かないところも、戦に向かう雄らしくてかっこいい。

    ファフルッディーンは予想通り、やはり終わってしまいました。
    兄弟の連携、恐るべし。戦時だと仲がいいんでしょうけど、平時だとどうなるんだろうと、ちょっと思っていたりします。

    作者からの返信

    バイバルスはこの時点で、防衛軍最高司令官みたいになっていますから、職業的使命感もあったんじゃないか、と思います。
    で、のるかそるかの大勝負をしないと勝てない、というか生き残れないキツい状況ですが、「やらざるを得ない」以上はベストを尽くすといったところでしょうか。
    あと、ゼノビアさんに対してこの時点で想いを告げたりするのは、卑怯だと感じています。
    であれば、逃がすの一択だな……と考えていて、その辺をゼノビアさんに読まれているところが何とも言えません^^;

    ファフルッディーンさんは、史実どおりの行動をさせましたが、やっぱり戦争には向かない人だったと思います。
    文官というか宰相というか、官僚タイプだったのでは。
    だからこんな「?」という行動を取ってしまったと思います。
    拙作では威張りん坊で脇が甘いみたいに描きましたが^^;

    ロベールとシャルルの連携については、これは創作です。
    資料無いし……(笑)
    ただ、おっしゃるとおり、シャルルは野心豊かな王子なんで、平時では虎視眈々と「のし上がってやろう」と思っていたのでは^^;

    ありがとうございました。

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

    うまいなあ。ファフルッディーン、一杯食わされちゃいましたね。
    シャジャルもバイバルスも強かですね。
    こういう会議の駆け引き、好きです。

    作者からの返信

    ファフルッディーンさんは、たぶん内政とか平和なときには有能な人だと思うんですけど、いざ乱世になっちゃうと、臨機応変に動けず、会議でもきりきり舞いだったんじゃないかと思います(笑)

    シャジャルやバイバルスからすると、「もっとしっかりやれよ」と思われていて、やがて「やっぱり目の上のたんこぶだな」と感じられちゃったのかもしれません^^;
    で、会議できりきり舞いにしてしまった、と(笑)

    ありがとうございました。

  • 面白くなってきましたねー。
    バイバルスくん、手玉に取られておりますな。
    シャジャルといいゼノビアといい、美しく賢い女性たちが台頭してるのもいいですね。
    ルイ9世と兄弟たちの率いる十字軍をどう退けるか見ものです。

    作者からの返信

    女の人が活躍する歴史ものって、案外少ないので、その辺から考えると、この話は有利(?)なのかな、と思いまして……^^;
    子ども向けだと「姫大活躍!」みたいな話が多いので、それなら……と、いわゆる「女傑」が活躍するお話をと目論んだのです(笑)

    このルイ9世の十字軍というのは結構ガチで、しかも事実上フランス軍なので、ルイ9世の命令通りに動いていくので、隙がありません。
    果たして、エジプト側はどう対処していくのか……。

    ありがとうございました。

  • プロローグへの応援コメント

    四谷軒さま、お久しぶりです!
    角川つばさ文庫に応募ということで、御作を読みに参りました。

    子ども向けの歴史小説、どう書かれるか楽しみです。
    歴史ものは興味はあるけど、ハードルが高くてなかなか入りこめてないので、これを機にもっと知りたいなあと思ってます。

    世界史の知識は高校で習ったくらいで、十字軍やアイユーブ朝は記憶の片隅にあるくらいです。
    どんな英傑が活躍するのか、楽しみに読ませてもらいます。

    作者からの返信

    お久しぶりです。
    たまたま字数がマッチしていた、という裏事情もありますが(笑)、これならつばさ文庫に応募してみてもいいかなぁ、と思って、応募させていただきました。

    「つばさ」とか「青い鳥」とか、その辺の歴史ものをチラ見すると、結構「ガチ」なものがありましたので、それならこれでもいいだろう……という目論見もあります(笑)

    で、日本史ものだと、実は大体既存のものがあるので、それならいっそのこと……と思い、十字軍とかエジプトとか、その辺のもので参加することにしました。

    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  • エピローグへの応援コメント

     こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
     ああ、終わってしまった……。シャジャルさんは、ヒロインじゃないけど、バイバルスさんにとって〝運命の人〟だったのだと思います。
     彼女という巨人が倒れ、バイバルスさんとゼノビアさんは血濡れの、されど栄光への道を駆け抜けたのだから。
     いやだからといって、ルイ9世&モンゴルとか勘弁でしょうが。よくぞ勝ち抜いたもの。面白かったです。

    作者からの返信

    読了、ありがとうございます。
    シャジャルさん、おっしゃるとおり、バイバルスにとってファム・ファタルですね^^;
    この人がいなければ、バイバルスは、そしてエジプトは十字軍に呑まれていたかもしれません。
    でも、その役割を終えたとき、歴史によく見られるように、シャジャルさんも「退場」となりました。
    逆に言うと、バイバルスさんはより大きな役割が残っていたからこそ、運命が彼を生かしたのかもしれません。
    しかし十字軍とモンゴル、どっちも撃破するとか、この人ぐらいなんじゃないんでしょうか^^;

    エジプト希代の英雄の物語、お楽しみいただけたようで、何よりです。

    ありがとうございました!

  • 16 決着への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     バイバルスさんが戦場を支配し、最後に決定的な一撃を決めたのはゼノビアさんでしたか( ´ ▽ ` )
     ヒロインであり、同時に師匠でもあったから納得の活躍でした。
     ロベールさん達も、一手違ったら勝っていたでしょうし、息詰まる戦い、面白かったです。

    作者からの返信

    バイバルスさん、事実上の初陣というか、大将として「仕切る」のがおそらく初めてですので、結構凄いと思います。
    まあここで、ヒロインの危機を救うというのがセオリーですけど(ゼノビア自身も言っているとおり)、何かそういうのより変化球を投げたいと思う作者により、こんなかたちになりました(笑)

    フランス十字軍も粘ったと思うんですけど、作戦と覚悟の差が出て来ちゃいました^^;

    ありがとうございました。

  • 15 マンスーラの戦いへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     見事に罠にはめたはずが……、食い破らんばかりのフランス軍の猛攻。
     騎士と中東武者の息もつかせないバトルに見入りました。
     バイバルスもロベールも、どちらもカッコよく、面白かったです。

    作者からの返信

    「エジプト王」ロベールとしては、ここが正念場であり、後が無い……そういう状況ですからね^^;
    ただ、こういう状況だからこそ、「騎士らしさ」が発揮できれば、あるいは描ければと思って書きました。

    むろん、「未来のスルタン」であるバイバルスも、ここが鉄火場。
    きっと桶狭間の織田信長のような心境でしょう^^;

    ありがとうございました。

  • 14 王弟ロベールへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     ゼノビアさんがとても良い女で惚れ惚れしますね(*´∀`*)
     シャジャルさんに、ゼノビアさん、いつになく女性キャラの活躍する華やかな物語で、敵役たるロベールらルイ陣営も堂々とした強さがあり、読んでいて引き込まれます。面白かったです。

    作者からの返信

    「河越夜戦」はオッサン祭り(笑)だったので、反省を込めて、女性キャラを描いてみようと思って書いた作品です^^;
    実際に書いてみたあとで、敵側のルイ9世もカミさんと一緒にエジプトに来ているので、その辺をもうちょっと描けば良かったなぁと思い、また反省しきりです(笑)

    引き込まれるというお褒めの言葉をいただき、とても嬉しかったです!

    ありがとうございました。

  • 13 ナイルを越えて、今への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     じゃあ「女王様を囮にします」と検索するバイバルスもバイバルスなら、「勝つためだから」とのるシャジャルルさんシャジャルさんだよ(⌒-⌒; )
     そりゃあ、ルイ9世も想定できないよね……。傑物とは生まれるものだと、感嘆しました。面白かったです。

    作者からの返信

    やべー武将がやべー武将なら、やべー女王もまた、やべー女王だったというとんでもない事実^^;
    わりと似た者同士の主従ですね。
    いやまあ、非常の時には非常の策を用いるべしということは合っているんですけど(笑)
    まあ、それぐらいできないと、あのモンゴル相手にも勝てないですしね^^;

    そんなわけで、ルイ9世はまともに戦えば勝てる男なんですが、相手がまともじゃなかったという……。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    12 その街の名への応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     ファさんが退場したのは残当として、ルイ9世が隙なさすぎて怖い。
     後のオランダ総督&イギリス王ウィレムが、太陽王ですらもう少し可愛げあった、とこぼしそうなレベル。
     これまで拝見した四谷軒様の物語では貴重な、主人公とヒロインの熱い恋愛模様が素敵でした。面白かったです。

    作者からの返信

    ファフルッディーンさん、最後の最後でこんな末路だったんで、史上の評価がだだ下がりだったんだろうなぁと、ちょっと同情します。
    平時のダミエッタ城代とかだったら、平和に生涯を終えたんだろうに……。

    ルイ9世って、じーちゃん(フィリップ尊厳王)とオヤジ(ルイ獅子王)からの系譜を受け継ぐ、サラブレッドなんですよね……^^;
    これで信仰心が篤くなければ完璧だったんですけど(笑)、残念ながら信仰心の篤さが美徳とされるのが、当時の欧州です。
    だから、真面目なルイ9世は「予の信仰心のどこがいけないのだ?」と言いそう……。
    あの世でリチャード獅子心王が「せやで」とか言ってそうですけどね(笑)

    恋愛シーンって描いていなかったんで、やはり挑戦と思って書いてみました^^;
    素敵とおっしゃられて、嬉しかったです。

    ありがとうございました!

  • 11 十字軍、迫るへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     バイバルスさん、直情的でヒーロー気質ながら、魅力たっぷりですね。
     女王やゼノビアさんへの気遣い、ファフルッディーン将軍への啖呵が、胸のすくようでした。
     ルイ9世が気さくな態度とは裏腹に、的確な手を打ち続けているのが恐ろしいですね。どのように戦が転ぶのかヒヤヒヤします。面白かったです。
     

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    バイバルスさん、おそらく史実でもファフルッディーン将軍に「何やってんだコイツ」と思っていたんじゃないかなぁ……と考えて、こんな感じになりました(笑)
    というか、ファフルッディーンさんが「まとも」だったら、ここまで追い込まれなかっただろ……と誰もが思っていたのでは^^;
    まあ、おそらく「治世の能吏」タイプの人だったんでしょうけど……ね。

    ルイ9世はまさに王者として着々と駒を進めています。
    この人この手腕を欧州で発揮していれば、英仏百年戦争とか起こらなかったんじゃ……と思うくらいスマートです^^;
    さて、無敵の王者ルイ、遥か敵地エジプトでどういう運命が待ち受けているのか……。

    ありがとうございました。

    また、拙作の一次選考通過についてのお祝いのコメント、ありがとうございました!

    ではではノシ

    編集済
  •  こんにちは、御作を読みました。
     ゼノビアさんが、アクションヒロインしていて良かったです(*´∀`*)
     中東なのに忍者っぽい、と思ったけど、向こうはその手の諜報組織が強い土地柄だからなあ。政権さえ安定していれば……。
     バイバルスさんも格好良く、ロベールも見事な騎士ぶりで面白かったです。

    作者からの返信

    ゼノビアさんは、まあいちおうホラズムの末裔という設定なので……「あの」モンゴル相手にガチバトルしたヤベー奴らの技と伝統を引き継いだってコトで^^;

    バイバルスさんは主役というか史実補正が入っておりまして、そしてロベールさんは十字軍側の(事実上)主役なので、やっぱり騎士道キャラにしといた方が映えるよなぁ、と思いまして(笑)

    ありがとうございました。


  • 編集済

    09 十字軍、動くへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     さすがファフルッディーンさん、一流の将の一流のフラグ立てだ。
     これは戦の趨勢も決まったに違いない!

     半分は渡ってから焼こうよ(^◇^;)

     橋をかけ始めたぞ、速攻攻撃だぞ、で残心もなか安心決めたのは、ヤバいですね。続きが楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    フラグ建設スキルだけはA級の疑惑のファフルッディーンさん(笑)
    ダミエッタで退却してしまったのに、(史実でも)こうして大軍を与えられて、攻撃を任されているところに、重臣だったんだなぁという印象はあります。

    でも重臣だからといって、戦えば勝てるのかどうか……。
    まあ現状、ファフルッディーンさんとしては、「橋? 燃やしたれ!」→「燃えたろ?」(ドヤぁ……)という心境なんでしょうけど……(笑)

    ありがとうございました。

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     バイバルスさんの演技力と主導力も凄いけど、女王様がすごく強かですね。
     一歩選択をミスったら、ファフルッディーンのクーデター不可避だったのに、こう〝つぶれ役〟を押し付けるか。
     会議だからこそ描ける緊張感が素晴らしく、面白かったです。

    作者からの返信

    実際、このタイミングでシャジャルさんを下ろしたとしても、「じゃあファフルッディーンさんが王様になって『十字軍を退治』するの?」というクエスチョンがつきまとうという……(笑)

    ……そういう思惑もあって、史実のファフルッディーンさんら諸侯重臣は、シャジャルさん緊急政権を認めたんじゃないかな、と思います。
    会議シーンや軍議シーンって難しいなぁと思って書いていたので、お褒めいただけて嬉しかったです^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

    07 フランス王と兄弟たちへの応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
     国王の死が、もうバレたー!?Σ(・□・;)
     筆跡から偽書と見抜き、さらに敵を侮らないルイ9世陣営のスマートな恐ろしさに驚きました。
     バイバルスさん、この重厚な陣営に、勝てと?▽? どうするのか楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    シャジャルさんが必死でも、宮中も敵だらけだろうし、諸侯も一枚岩じゃないし……バレていたようです^^;
    筆跡バレ云々は私の創作ですが、シャジャルが国王の筆跡を真似て書状を出していたのは史実です。
    で、この筆跡バレという創作をしても違和感が無いフランス軍。
    しかもルイ9世らのかーちゃんが女傑であり、ヨーロッパはあのアリエノール・ダキテーヌという超弩級の女性がいたから、エジプトのシャジャルを侮ることはない、と……^^;

    バイバルスさん、こんな無理ゲー(笑)に果たしてどこまでやれるのか。
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     師匠、嫁に貰われる気は微粒子レベルであったんだ(^◇^;)
     しかもあのモンゴルに勝ったのか……。
     とはいえ、まずは目の前のルイ9世ですね。シャジャル妃が有能でどうにか抑えているようですが、勝たねば全てが失われる。
     軽妙な語り口ながら先の読めないハラハラした展開で面白かったです。

    作者からの返信

    師匠はわりとバイバルスに目をかけているし、他に男がいない(笑)ので、「コイツしかいないか……」とか思ってるんじゃないでしょうか。

    そしてバイバルスさんは、十字軍とモンゴル両方を相手にするという、とんでもない運命を背負った人で、往時のジャンプの主人公ぐらい凄まじい人生を送ることになります。

    そして当面の十字軍、ルイ9世。
    以前にも述べましたが、チート主人公といっても過言ではない王様です。
    一方、シャジャル王妃も美貌と才能で充分チートなんですけど、いかんせん「王の死を隠しながら」ルイ9世を相手にするという条件がキツい……^^;

    ありがとうございました。


  • 編集済

     こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
     今回、シャジャルの目線で国王の死、不安定な自分の地位、下克上の危機と追い込まれた状況がすごく分かりやすく説明されていて、膝を打ちました。
     これは、上手い描き方だなあと感嘆しました。


     あれ、バイバルスさん、この惨状を押しつけられるの?▽? どないせいっちゅーねん。この窮地をいかに乗り切るか楽しみです。どうするんだろ…(^◇^;)
     

    作者からの返信

    実際、この辺の経緯って、知らない方からすると「?」だと思うんですよ^^;
    秀吉死んで淀君大変だね、という一行で済ませられない(笑)
    なので、いろいろと気を遣って書いた記憶があります。

    シャジャルさんは政略謀略に長けた、稀有な美女ですが、いかんせん軍事には疎く……重臣のファッフルッディーンさんは使えないし、「せや! あのバイバルスって若いのがおった!」という状況なんでしょうね(笑)
    無名ならなおのこと、自分の言うことを聞くと思われているでしょうし……バイバルスくんの明日はどっちだ?^^;

    ありがとうございました。

  • 04 王の死への応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     ここでゼノビアさんの名前が出るのが心憎いですね^^
     彼女が優秀な為政者かつ軍人であったのは疑いないですが……。
     両方やったらキャパオーバーなんだorz

    つ諸葛亮「ブラック職場やめてパリピしたい」

     こういった経緯で、バイバルスさんが呼ばれたのですね。
     貧乏くじやん><
     面白かったです。

    作者からの返信

    むかし、田中芳樹先生の短編の中国(西域)もので、ゼノビアさんという人が出て来て(そのゼノビアさんも、オリジナルではなくて、あやかってつけられた名前)、「おお、オリエントっぽいなぁ」と思った記憶があります。
    それを真似して、拙作でもゼノビアさんとしてみた次第^^;

    パルミュラのゼノビアさんは、星野之宣さんが漫画で描いていたのが記憶にあります。
    何かヤベー砂漠の女王という感じでした^^;

    諸葛亮さんは「自分の裁量でやれる、明るく元気な職場」に就職しちゃったのが運の尽きでしたね^^;

    さて……マムルークの副隊長に過ぎないバイバルスくん、「十字軍マジヤバイから何とかして」と言われて、果たしてどうなってしまうのか(笑)

    ありがとうございました。

  • 03 マムルークへの応援コメント

     こんばんは、御作を読みました。
     マムルーク、確かトルコ帝国の精鋭イェニチェリの母体となった軍人階級……だったと記憶しています。
     ルイ9世だから、まだオスマンのオも出てないわ(^◇^;)
     なるほどこんな頃から組織されていた、しかも奴隷階級だったのか。色々と思い馳せられる回でした。
     ナイルの反乱、実に有り得そうですよね。ナポレオンもエジプトじゃ苦戦したものね。面白かったです。

    作者からの返信

    マムルーク、この時代から台頭していき、王朝まで樹ててしまう恐るべき勢力です^^;
    奴隷というか、朱全忠とかああいう時代の仮子みたいな感じだったみたいです。

    しかし……ルイ9世の時代ですと、どちらかというとサラディンとかいうトラウマの方が有名ですしおすし(笑)
    それにしても、フランスという国は、どうしてエジプトにやってきてはやらかしちゃうんですかねぇ……。
    ボナパルトさんもわざわざ来なければ、ドゼーとか失わずに済んだのに……^^;

    ありがとうございました。

    編集済
  • 02 ダミエッタへの応援コメント

     こんにちは、御作を読みました。
     ルイ9世が案外にフランク(ギャグか)な人で驚きました。
     バイバルスがどのように関わってゆくのか楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    ルイ九世って、信仰がアレという以外は各種ステータスマックスというチートぶりなので(笑)、弟たちにも結構慕われていたんじゃないかと思います。
    あの奸雄シャルル・ダンジュ―も従っていたぐらいだし(笑)

    こんなラスボス相手に、傭兵部隊の副隊長に過ぎないバイバルスはどう抗うのか……^^;

    ありがとうございました。

  • 01 聖王ルイへの応援コメント

     こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
     前回に引き続き、事前知識がまるでない(フランスはルイ13世から、アイユーブ朝はほぼ初見)ので、新鮮というかびっくりです。
     土地や宗教がからむと、わちゃわちゃしますね。地味にからむモンゴルに吹きました。こんなところでも影響がw
     面白かったです。

    作者からの返信

    ハッキリ言って、誰も知らない時代と国を書いてみたい、というのも動機のひとつでした^^;
    そういうものを、どこまで物語として、読む方に迫れるか、という大それた野望というか命題に挑んでみたかったのです(笑)

    オリエントのこの地帯は歴代揉め事の場ということもあって、結構ゴチャゴチャです^^;
    モンゴルは……実はこのお話、最初は短編で考えていて、前作「攻城」とペアで、モンゴル帝国の東西を描く、という感じでした(バイバルスもモンゴルと戦っています)。
    でもそうすると、この十字軍の話を書かないと分からないだろう……と思っていたら、「せや! あの公募に出していないネタがあった!」という次第(笑)

    ありがとうございました。

  • プロローグへの応援コメント

     こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
     まさかの十字軍ネタにおおいに驚きました。というか、ルイ9世って列聖されてたんかい(°▽°)
     どのような物語が始まるのか楽しみです。

    作者からの返信

    その昔、ジャンプノベル(だったかな?)に「ジハード」という作品がありまして(サラディンとかあの辺の時代の作品です)……。
    こういう十字軍ものが受ける(?)のだったら、同じネタのバイバルスの話もイケると勘違いしていた時期があったのです(笑)

    ……で、月日が経って、結局公募に出していなかったネタを書いてみるかと手を付けた次第です^^;
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    エピローグへの応援コメント

    おもしろかったです!
    個人的には、「第七回十字軍の疫病神」ことロベール君が、それなりに花のある描かれ方をしていた点がGoodです。
    まあ性格面で色々欠点も多い人物ではあったのでしょうが、敗戦の責をすべて押し付けられている感があったので。
    これで彼も浮かばれる、のかな?

    (「なろう」でバイバルス君の伝記エッセイ書いてます。よろしければお越しください。)

    作者からの返信

    ロベール君はやっぱり王弟であって、「早く国王(エジプト王)になりた~い!」という想いが尽きなかったのではないでしょうか。
    何というか、うまく機能すれば、ルイ王の右腕たる猛将として地中海を席巻できたのに、という感じです。
    勇将ではあったのでしょうけど、相手が化け物(バイバルス)だったというのが、彼の運の尽きだったと思います。
    まあしかし、拙作においては、一番斬り合いをする、殺陣の多い役どころでしたので、騎士道精神を多めに盛ってみました^^;
    蛮行も多い彼ですが、ロンドンすら売り飛ばすと放言したリチャード一世よりはマシだと思って(酷い)、いかにも騎士王ですって感じで書かせていただきました。
    ちなみにヨーロッパ側だとジョン王が好きだったりします^^;

    ありがとうございました。


    「なろう」のエッセイの方、拝見しました。
    他のサイトの登録については、ちょっと苦い思い出があるので控えておりますので、こちらにて感想を。
    バイバルスって、やっぱり化け物だなぁ、と(笑)
    いや、当時の十字軍だのモンゴルだのいう状況の方が、遥かにオカシイとしか言いようがありませんが、そんな中でマンスーラでアイン・ジャールートで勝ち、スルタンを殺して自分がスルタンになるとか、どんだけだよと思います^^;
    まあスルタンになったらなったで、奸雄シャルル・ダンジュ―とかと戦う羽目になるんですけどね(笑)
    いずれにしろ、あの時代、あの人物たちを活写している、貴重なエッセイだと思いました。

    面白かったです。


    ではではノシ

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

    ファフルッディーンさん、サーリフの前のスルタン・アル=カーミルに重用されて、神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世との交渉役を務めヤッファ条約の締結に一役買った功臣なんですけどね。
    軍事的な才覚は無かったのか、焼きが回ったのか……晩節を汚すとはまさにこのこと、って感じですね。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ダミエッタ無血開城あたりから、「何やってんだコイツ」感の漂うファフルッディーンさん。
    いやまあこの乱世にそれなりの功績あって重臣の地位にいるんでしょうけど、一体何をやっているのかという印象が否めないところがあります。
    そのため、とりあえずオロオロさせておくかって感じでこんな役どころになりました^^;
    うまく立ち回れば、バイバルスじゃなくてこの人が英雄になれたのに……何とも言えませんね^^;

    ありがとうございました。

  • エピローグへの応援コメント

    素敵なお話でした!心地よい読後感に包まれています。
    個人的に好きな地域・時代の歴史だったこともあり、なんだか読み終えるのが惜しくて…遅読になってしまいましたが、ゆっくり楽しませてもらいました。

    歴史物って淡々と語られるお話が多いという勝手なイメージがありましたが、激しいアクションあり、密やかなロマンスあり…とてもドラマティックに描かれていて非常に読みやすく、面白かったです!登場人物も皆キャラがたっていて魅力的でした。

    今後も、四谷軒様の他の作品も読ませていただきたいと思います!

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    このあたりの地域、時代って、日本人には馴染みのない領域なので、「いまいち」な印象を与えるのかな、と思って書いてました。
    なので、お楽しみいただけたとおっしゃられると、とても嬉しいです。

    あと、馴染みのないものだったら、逆に勝手にやらせてもらおうと思い、バトルやら恋愛やら……いろいろと盛らせてもらいました^^;
    ある意味、砂漠を舞台にしたファンタジー的な世界なんで、こういう冒険やら戦いがあった方がいいかな、と思ったのです。
    そのあたりも「面白かった」とおっしゃられて、ひゃっほうと飛び上がりたい気分です(笑)

    ありがとうございました!

  • エピローグへの応援コメント

    勝者も敗者も末路は良いことありませんね。唯一、あの二人が悲願のモンゴル撃破をなし遂げたのが、わずかに救いでした。おごれる者は久しからず。吉田兼好の金言は洋の東西を問いませんね。

    作者からの返信

    素敵なコメント付きレビュー、ありがとうございます!
    十字軍というだけで「名前は知っているけど……」という反応が多いので、こうして紹介していただけると、とても助かりますし、「読みたい!」という気分にさせられると思います。

    さて、この第七回十字軍、かかわった者たちは死ぬか追放されるかしてしまうという、とんでもない戦争でした。
    その追放を雌伏の期間とし、のし上がっていったバイバルスとゼノビアは、やっぱり天に愛されていたのでしょう。
    そういう人って、たまに出てきますけど、やっぱり時代に必要とされたんじゃないか、と思います。

    ありがとうございました。

  • 16 決着への応援コメント

    女性に助けられるというのもなかなかおつなものです。ホラズムというのはよくわかりませんが、男尊女卑のイスラムでもあるのでしょうが、同時に中央アジアの実力本位の騎馬民族であるとするなら、強き女将に助けていただくのも一興です。しかも、イギリスの将軍に、サーで返すとはなかなか洒落も効いてるじゃないですか。命のやりとりではありますが、面白いですね。

    作者からの返信

    拙作を書くきっかけが、「電撃の新文芸」の「師弟もの」への応募だったので、まぁいいかと思って、助太刀してもらいました(笑)
    いちおう伏線というか、結末への布石だったんですけどね^^;
    言われてみると、たしかに「一興」ですね。

    サーで返すのは、イギリスの武将を出すのなら、やってやろうと思ってました(笑)
    フランスの武将だと、私かフランス語ができないから、こういうのやれないし^^;

    ありがとうございました。

  • 15 マンスーラの戦いへの応援コメント

    あちらもこちらも、味方も味方、敵も敵なり。どっちにも勝たせてあげたいくらい、どっちも見事な英雄です。

    作者からの返信

    このあたりになると、どちらも総力戦で、覚悟の決まった人しか出てきませんしね^^;

    ありがとうございました。

  • 01 聖王ルイへの応援コメント

    世界史が好きなので(特にイスラム圏が好きで)、こういう題材で書かれている小説の存在が嬉しいとともに、読んでてわくわくします…!
    これから読ませてもらいますね。

    作者からの返信

    世界史、特にイスラム系だと、思い切り馴染みが無いので、作品が少ないですよね^^;
    私の知る限りでは、定金伸治先生の「ジハード」という、ジャンプノベルに掲載していた作品しかありません。
    お楽しみいただければ幸いです!

    ありがとうございました。

  • エピローグへの応援コメント

    バイバルスの危機を
    すんでのところで助けたゼノビア
    のカッコ良いこと!

    まさにバイバルスが言う通りの
    一生ものですね。

    十字軍というワードしか
    ピンとくるものがなく
    しかも、十字軍がどういうものかさえ知らない(^◇^;)
    そういった状況から読み始めましたが
    魅力的な人間ドラマや
    臨場感溢れる戦闘シーンなど
    知らないながらも充分に楽しめました!

    いつもドラマチックな物語を
    ありがとうございます✨



    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    私の子供のころの読み物は、こういう場合、大体がヒーローがヒロインを救うものでした。
    それを否定するつもりは毛頭ないのですが、逆パターンをやったら面白いかな、と思ってやってみました(笑)
    あとは、このお話を書くキッカケが「師弟もの」の作品募集だったので、「師匠らしさ」を出したかったのです。
    一生、ついて行くしかないくらいの^^;

    十字軍という代物は、ガチで描写すると、結構凄惨な代物です。
    いわゆる騎士物語や、そういう類のものとして描かないと、あまりにも読むのが「キツい」ものになりますので、そこら辺に心を砕きました。
    なので、楽しめたというお言葉をいただけると、大変嬉しゅうございます!

    こちらこそ、いつもお読みいただき、感謝の念に堪えません。
    ありがとうございました!

  • 15 マンスーラの戦いへの応援コメント

    遠い国の歴史物語ですが
    戦闘シーンのリアル感と迫力
    剣を交える男たちの
    思惑や粋なセリフには
    毎度のことながら
    魅せられますね!

    真夜中に読むと興奮して
    目が冴えちゃうんだなぁ〜
    これが(^◇^;)

    作者からの返信

    恐縮です。

    むかし読んだ「平家物語」とか、そんな読み物をイメージしながら書いていたかと思います。
    ……あとは、騎士道物語とか、こんな感じかなぁ、と思いながら^^;

    ありがとうございました!

  • 14 王弟ロベールへの応援コメント

    エジプト軍、十字軍、どちらもなかなかすきのない見事な軍勢のガチンコ!個人的にはどっちも好き。でも、どっちかは負けるんだろうなあ。

    作者からの返信

    世界史の中でも珍しく、拮抗している者同士の戦いです。
    ただまあ、ルイ九世の方がマクロに物を見ているのにも関わらず、情に流されているきらいがあります。
    その点、エジプトは、余裕が無くて容赦がない状態ですが……。

    ありがとうございました。

  • 13 ナイルを越えて、今への応援コメント

    もう王妃ではありませんね。既に女王の風格まで備わっています。どうやら策は既に練られているようですね。となると、勢いに任せて突っ込んできた十字軍の方が今度は危ないということになりますか。結果論としてフランス王の判断の方がこの場合、正しかったということになりますか。

    さて、バイバルスの秘策とはどんなものか次回を楽しみにしてます。

    作者からの返信

    シャジャルさんはホント、よくぞこのタイミングで王妃でいてくれた、と言われるほどの名君です。
    しかも稀代の武人、バイバルスが下にいるという僥倖に恵まれ、かつ、その僥倖を十二分に活用できたというところが凄い。

    さて、そのバイバルス。
    勢いに乗るフランス、というかロベール軍をどこまでやれるのか。
    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。

  • 12 その街の名への応援コメント

    ユースフ将軍の見事な無能ぶり!まあ、実際の歴史もそうでしょうから、弁護の余地もないお気の毒な方なんでしょうね。

    姫様をホラズムに返して、さあ、いよいよ十字軍に反撃開始でしょうか。

    作者からの返信

    ユースフさん、ここでボロ負けしてしまうから、ダミエッタ撤退も「逃げた」と解釈されてしまうんですよね^^;
    まあ、この時点で、エジプトのエース級の王子とマムルークの隊長(バイバルスは副隊長)が外征中というのも響いたんでしょう。

    さて、後顧の憂い(?)を無くして、いざ決戦です。

    ありがとうございました。

  • 手に汗握る戦闘シーンが
    毎回の事ながら素晴らしいです!

    そして闘いを終えたあとに
    きちんと敵方に敬意を払う姿は
    カッコイイなと思いました。
    最高の賛辞ですね。

    面白かったです✨

    作者からの返信

    日本人には馴染みのないエジプトのお話なので、バトルとそれをめぐるやり取りは、なるべく入れようと心がけておりました^^;

    それと、やっぱり「騎士」との戦いですので、その辺は「らしい」感じになるように、と。

    お楽しみいただけたようで、何よりです。

    ありがとうございました。

  • 11 十字軍、迫るへの応援コメント

    こんな好色で馬鹿な将軍はどこにでもいますね。そして、仮にも元ホラズムの王家に連なる女性に対する無礼にバイバルスがとった反応は、読者の等しく爽と感じるところです。

    バイバルスひきいる軍勢と、ルイ九世ひきいる軍勢の対決が楽しみです。ユースフ将軍はさっさと無様に引っ込んでもらいましょう。

    作者からの返信

    ファフルッディーン将軍、撤退したり出撃したり、わけのわからない動きをしたばっかりに、後世の物書きの端くれに、こんな人物として描かれてしまうとは^^;
    まあ正直、お荷物みたいな扱いだったんじゃないかな、と思います。

    さて、フランス軍の侵攻は進み、マムルークのバイバルスはどう動くか……。

    ありがとうございました。

  • 手に汗握る展開、まるで映画を見ているように情景が浮かぶ緊張感でした。

    そして、西欧らしい騎士の名乗り、殺伐とした戦場に、一服の清涼感。人の殺し合いの欺瞞とはいえ、やはり、殺し合いにも正々堂々としたルールを求めたがる男のエゴですが、彼女にはつまらんもののようです。そんな機微までもが丁寧に描かれています。

    最初は慣れないカタカナ名前が次から次に出てきましたが、読むほどに引き込まれてしまいます。

    作者からの返信

    十字軍、というかフランス軍が徐々にエジプト領内へ、カイロへ向けて進軍し、圧力をかけてくるというイメージで書きました。
    でもやっぱり「聖王」ルイなので、部下たちもそういう気品ある行いをしていたのでは、という想像で、この辺りは描いております^^;
    まあゼノビアからすると「いーから早く忘れろ、ずらかろうぜ」みたいな気持ちだったのでは。

    カタカナ名、世界史を習うとまずこれが苦手という方が多いので恐縮です^^;
    私の弟がこれで、日本史を選択していました。
    それでも引き込まれるとおっしゃられて、何よりです。

    ありがとうございました。

  • 09 十字軍、動くへの応援コメント

    いやいや、そう簡単には終わらないでしょ。なにせ、本人は知らなくとも、囮ですから。よっぽど敵が間抜けか、ファッフルディーンさんがヤン・ウェンリー並の知将でもない限りは、まだまだ。

    作者からの返信

    ファフルッディーンさん、史実でも何でこんな動きをしていたのか謎です。
    だからもう仕方ないんで、こちらで適当に解釈して動かしたらこんな感じに(笑)
    バイバルスがいたから何とかなったけど、いなかったらどうするつもりだったのやら……^^;

    ありがとうございました。

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

    なるほど!なかなかにしたたかな女王様ですね。バイバルスと打ち合わせ済のシナリオにしても、堂に入った自然の流れ。

    これじゃ、受けずにはおられませんね。

    作者からの返信

    ホントに、時代の必要に応じて現れてくれた女王様です。
    こんな賢い女性が現れたということを、エジプトの人々は感謝して伝えているみたいです。

    ありがとうございました。

  • 07 フランス王と兄弟たちへの応援コメント

    停滞から出撃、戦はやはり人を勇躍させるものですね。

    王の死を喝破したのは流石です。女王の力量まで見極めるとは。

    双方ともになかなかの人材がそろっていますね。このあとの展開が楽しみです。

    作者からの返信

    この時、フランスはホントにイケイケドンドンな感じだったと思います。
    エジプト王が死んだという絶好の機会を得て、もう神様の恩寵も来ている、と信じちゃったのでは。

    一方のエジプトも「もう後が無い」雰囲気で、それゆえの必死さというか、窮鼠猫を噛むみたいな覚悟があったのではないか、と思います。

    ……その辺りを描ければなぁと思って書きました^^;

    ありがとうございました。

  • 日本で学ぶ世界史は、知らず識らずキリスト教的な価値観を根底に考えてしまうものなのですね。

    この中で語られるイスラム対キリスト、イスラム対モンゴル、その見方がとても新鮮です。

    異教徒や異民族からイスラム社会を守る、当たり前なその構図が、無意識の内に思考から除外されているのに気付きました。

    作者からの返信

    やはり開国がアメリカで、それまでオランダ、さかのぼってポルトガルと来たら、まあキリスト教的な感じを抱いてしまうのも、無理は無いと思います。

    そういう意味では、ユーラシア大陸で混淆する文化、宗教、民族、そしてその対立というのは、本邦の人たちには「?」な感じかと思います。

    でも「?」をじっと見つめると、豊穣な歴史や物語が見えてくるのでは、と感じます^^;

    ありがとうございました。

  • 絵に書いたような悲惨な危機的状況ですね。戦闘で英雄的に戦った末に戦死して味方の士気を鼓舞し敵愾心を煽るならともかく、いつのまにか死んでましたというのでは。

    相談された方もたまったもんじゃありませんが、死セル孔明、生きる仲韃を走らすみたいなことはそうそう出来んでしょう。バイバルスはどうするんでしょう。

    ユースフと言うのはアラブ系の名前だったんですね。銀河英雄伝説のユースフ・パパロールをすぐ思い出しました。

    作者からの返信

    おっしゃるとおり、信じられないくらい酷い状況です。
    フランスとしては、これまでにないくらい好条件がそろったということになります。
    条件だけは。

    しかしここから、シャジャルという君主、バイバルスという将軍を得て、エジプトはまさかの展開に入ります。
    バイバルスは、後にモンゴルへの防衛戦の指揮も執っている、一人で十字軍とモンゴルを相手にしているという、恐るべき将軍です。

    ユースフ、つまりヨセフで、転訛したのでは、と思います。
    ですので、アラブ系か、あるいはそこから伝わった周辺の地域由来かもしれません^^;

    ありがとうございました。

  • 04 王の死への応援コメント

    国王の急死……武田信玄は自分の命令を残せただけ、幸せでした。近代以前、それこそ、ナポレオンや西郷隆盛まで、個人のカリスマ性が軍を強くしていましたからね。

    上杉謙信だって、軍団はそっくり残っているのに……そういうものです。

    学生の時にグリーをしてましたが、指揮者が変わるだけで発声が違います。オーケストラもゲスト指揮者だとみちがえります。似たようなものかな?

    作者からの返信

    織田信長なんて、叛乱を起こされて落命ですからね……。
    大混乱しない方がおかしいといったところですね。
    そんな中で天下をもぎ取った羽柴秀吉は異常としか言いようがありません^^;

    現代においても、選挙で政権とか大統領が変わるといろいろと変わってきます。
    おっしゃられるように、音楽と言う分野でも、チームを率いる者によって、チームの色が変わって来るものでしょうね^^;

    バイバルスらの場合、いやおうなく「上」が変わるという状況に、どう対応していくのか、あるいは自分から変えていくのか、という「動き」が、今後の命運を左右することでしょう……。

    ありがとうございました。

  • 03 マムルークへの応援コメント

    ナイルの氾濫、これが歴史の動きに大きな影響を及ぼすとは、さすが文明の源を形作った母なる大河です。

    実際の十字軍の成り行きは知りませんが、そのようなこともあり得たと言うことでしょうね。

    作者からの返信

    エジプトの歴史を舞台にするなら、やっぱりナイルを書きたいなぁという密かな野望がありまして……それをかなえた瞬間であります(笑)

    ちなみに、第五回十字軍は、ナイルを前にして撤退を余儀なくされております。
    エルサレムをキープするためにはエジプトを、という考えは良かったんですけど、それがさらに難易度を高めるものになるとは……^^;

    ありがとうございました。

  • 02 ダミエッタへの応援コメント

    一体、このふたりは何者でしょう?目的は?掛け合いもなかなかおもしろいですよ。

    作者からの返信

    当時、「電撃の新文芸」というコンテストで、そのうちのお題のひとつに「師弟」というのがあって、何だかこんなコンビを考えてしまいました。
    一方で、エジプトの歴史について描きたいという野望(?)もあって、この「コンビ」に色んな味を与えてしまったなぁという思い出があります。
    おもしろいと言っていただけて、とても嬉しいです。

    ありがとうございました。

  • 01 聖王ルイへの応援コメント

    権謀術数が渦巻くヨーロッパ、いかにもですね。フランスはナポレオンがエジプト遠征をしたと知っていますが、昔からエジプトに食指を伸ばしていたんですね。

    作者からの返信

    十字軍の時代ですからね、どうしてもヨーロッパの目はオリエントに向かっていたのです。
    宗教的な野心と領土欲と……何より交易を制したかったんでしょう。
    で、フランスとしては王弟ロベールをエジプト王にしたかった、という説があります。

    ……ナポレオンはそういう「伝統」に則った遠征をしたのかもしれませんね^^;

    ありがとうございました。

  • プロローグへの応援コメント

    次はなんと、中世ヨーロッパですか。全然予備知識がないだけに、見るもの聞くもの初めてのばかりで、楽しみにシテいます。 

    たしか、前に覗き見だけはしていたんですが、西洋ジャンルで一回離れていました。今度は心して楽しみたいと思います。

    作者からの返信

    ちょっと異世界っぽいタイトルにして、異世界好きの人に見てもらおうかなという、酷い作戦の下に書いた作品です^^;

    あと、こういう、いかにもファンタジーというか、エキゾチックな世界も書いてみたいと思い、書いてみました。

    お楽しみいただければ幸いです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    エピローグへの応援コメント

     どうも。完結、ご苦労さまです。
     ゼノビアさん。いいですね。稀代の英雄バイバルスが尻に敷かれる未来が見えるようです。

     モンゴルの侵攻を打ち破ったのは3国。このバイバルスのマムルーク朝とベトナムと日本ですね。各国とも、相応の軍事力+人口+自然の障壁(砂漠、暑熱、海)があったゆえと想います。まあ、カンの一族はいざ知らず、あんな馬がまともに育たんような国々は、いらんよ、というのがモンゴル将兵の正直なところだったとも想いますが。

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    ゼノビアさん、執筆当時「電撃の新文芸」で師弟ものというお題があったので、とりあえず師匠という設定にしてみたら、何だかこんな感じになっちゃいました(笑)

    モンゴルもよくそこまで征旅を繰り広げたなぁという三国(日本、エジプト、ベトナム)。
    おっしゃるとおり、モンゴルの大多数は「そんな遠くまで要らないんですけど……」という気持ちだったんでしょうね。
    いわゆる「距離の暴虐」というか「距離の防壁」がこれほどまでに機能した事例も珍しいかなぁ、と思います^^;

    ありがとうございました。

  • 02 ダミエッタへの応援コメント

     投稿、ご苦労様です。
     この時は、フレグ(フラグ)の西征前なので、文中にある通り、アサシン(イスマーイル派いわゆる暗殺教団)もまだ残ってますね。前話カルピニの件など、色色、調べられてますね。大変だったのではないでしょうか。
     ただ、チャドルが何か分かるのは私ぐらいかも、などと想いつつ、続きを楽しく読ませていただきたく想います。

    作者からの返信

    フラグさんが来ちゃうと、バイバルスさんも国王にジョブチェンジして、決戦に挑むフラグ(笑)が立ってしまいますからね。
    そうすると、アサシンたちもまだ滅ぼされていない頃になります^^;

    カルピニ……少しでも世界史の教科書に絡む名前を出したかったという裏事情があります。
    歴史ものだと、教科書に出てくる人物を出すと、多少は「受け」が良くなる傾向にある(と私は思っている)ので^^;
    ちなみに、調べるのはみんなwikipediaでやっておりまして、何となくリンク先の記事を踏んでいたら分かった、という次第です。
    こういう渉猟の中で、ネタを探していくやり方なのです^^;

    で、チャドル。これは……web小説の強みは、分からなかったら検索できることだから、これは説明しなくていいかな、とすっ飛ばしていたような(おい
    服飾関係は、実は苦手なもので……^^;

    ありがとうございました。

  • エピローグへの応援コメント

    ああ、終わってしまいました!
    シャジャルさまは波乱の人生を送ったようですが、バイバルスさんとゼノビアさんは(こちらも波乱の人生だったとは思いますが)ともに歩んでいけたみたいで良かったです!

    エジプト側を贔屓に読んでいたけど、終わって見るとフランク側の兄弟愛も素敵でした。
    どうしたらこんな風に公平な戦記が書けるのだろう、と思いました。
    神のごとき俯瞰。私にはまだまだ難しい💦

    とにかく面白かったです!
    歴史を知らぬ私でも、この時代の息吹を感じることが出来ました。
    良い作品を読ませて頂き、ありがとうございました。

    自主企画に参加してくれた作品に一通り目を通したら、また他の作品も読ませて頂きたいと思います。(おすすめがあったら教えてくれると嬉しいです!)

    作者からの返信

    お星さま、ありがとうございます。

    シャジャルさんは、エジプトを守るというその役割を果たすと、まるで天命のように、そのあと死んでしまいます。
    この時代、この国において、女王という存在はまだ早すぎたようで……。
    ちなみにバイバルスさんとゼノビアさんは、このあと、世界帝国・モンゴルからエジプトを守るという運命が待ち受けていて、むしろこっちで歴史に名を残しています。

    敗退したフランスですけど、こちらもwikipediaとかで王や兄弟たちの記事を見ると、結構、魅力的なんですよ!
    そのあたりが、フランス側の扱いに反映したのかもしれません^^;

    ヨーロッパやイスラムの歴史を書きたいなと思っていて、その両方を書けるこの題材は、凄く魅力的で、そこを「面白い」とおっしゃっていただいて、まことにありがたい限りです。

    また、他の作品もということで、非常に嬉しいお言葉です。
    「12時発、1時着。」という中編が、架空歴史ものなので、もしかしたら、貴作への助けになるのではないかと思います(すごい偉そうなこと言っているような感じですが、あくまで参考というか、他山の石というか、そんなレベルでお願いします!)。

    ありがとうございました。

  • 面白いです! これからどうなるのかワクワクします。
    十字軍側もいいですが、やはりエジプト側贔屓の目で読んでしまいます。
    バイバルスさんとゼノビアさんの活躍が楽しみです!

    作者からの返信

    ありがとうございます!

    十字軍はいろいろと侵略者だの何だの言われていますが、ルイ9世は比較的「まとも」な指導者だったので、わりと整然と攻撃を重ねて行っております。
    対するや、エジプト側は、シャジャルさんという稀有な指導者を得たものの、だからといって、どこまで対抗できるか……やはりバイバルスらの活躍が肝ですね^^;

    ありがとうございました。

  • 04 王の死への応援コメント

    自主企画からお邪魔させていただきました。
    この時代の知識はほとんど無いのですが、とても興味深いです。
    シャジャル様は冷静ですね。なんかかっこいいです!
    バイバルスを呼んでこれからどうなるのか、楽しみです。

    作者からの返信

    お越しいただきありがとうございます。
    私もwikipedia以上の知識が無い時代ですので、wikipediaの該当記事とにらめっこして、書いておりました。
    シャジャル様、寵姫として、国王に甘えているだけの女性でなかったというのが、当時のエジプトにとって、かなりの幸運だったらしいです。
    しかし「女王」というのは前例が無いらしく(イスラム世界では)、これからが苦難の道です。
    バイバルスの智勇が、彼女の道行きをどう支えるのか……お楽しみいただけたら幸いです。

    ありがとうございました。

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

    一つ前のコメントへのお返事で「裏事情」を明かしておられましたが、この会議での駆け引きの描写、素晴らしいです。実際の経過もこうだったのではないか、と十分思えるリアリティがを感じました。

    作者からの返信

    そうなんです。その「裏事情」のとおり、wikipediaなどで見ると、ファフルッディーン将軍の一連の行動がどうしても謎だったのです。
    逃げに徹するならそれはそれで有りだと思うのですが、この段階でフランスへの反撃(?)に出るというのが。
    しかも、さあカウンターして下さいとばかりに(笑)

    ……なので、シャジャルさんかバイバルスさんに、一杯食わされたのではないか、と考えたのです。
    そのあたりをこう、うまく描写出来たらなぁと苦心した思い出があります。

    そのため、maruさんにそうおっしゃられると、たいへん嬉しいです。

    ありがとうございました。

  • プロローグへの応援コメント

    題材に惹かれて、こちらを読み始めました。導入部から物語の世界に引き込まれます。

    作者からの返信

    「聖王」なのに侵略、とか、ファンタジーっぽいタイトルにしたいなぁという、筆者の悪戯心が働いたタイトルの一作です。
    そして十字軍で、しかもメジャーなリチャード1世やサラディンではなく、ルイ9世とバイバルスという、この国ではあまり知られていない人たちが主役のお話です。
    なので、結構、導入には、なるべく読む方のソフトランディングを狙い、気を遣った思い出があります。
    そこを引き込まれるとおっしゃっていただき、まことに嬉しい限りです。

    ありがとうございました。

  • 手に汗握る追跡劇。
    バイパルスの名乗りは映画のワンシーンのようでした。

    作者からの返信

    恐縮です。
    やっぱり時代劇なんで、こういうところもあった方がいいかな、と思いまして。
    言語のちがいを乗り越える細工が必要でしたが^^;

    ありがとうございました。

  • 16 決着への応援コメント

    ゼノビア、絶妙なタイミングで登場しましたね!
    容赦なく首を打ち落とすシーンに、女性っていざとなると非情だよなあ……と思わされました!

    作者からの返信

    ふつうはヒロインの危機にヒーローが来るという展開なのに、どうしてこうなった(笑)
    まあ師匠キャラだからしょうがないよね、ということで^^;

    シャジャルさん、どっちかというと、女性云々というか、信長のような君主として覚醒し始めているイメージです。
    実際、そういう女王になりますので……。

    ありがとうございました。

  • 15 マンスーラの戦いへの応援コメント

    おお!ここは映像で見たいですね。
    西洋と東洋の武器のぶつかり合い!すごくワクワクします。

    作者からの返信

    お星さまとレビュー、ありがとうございます。
    この国の人たちからすると「誰?」となるバイバルスに目をつけたところに言及していただいて、感謝です。
    学生時代、イスラム史の歴史小説を出している雑誌に公募しようと思って、渉猟している頃に「発見」したのが彼でした。
    あと、歴史ゲーム(「信長の野望」の仲間です)で「チンギスハーン」というのがあって、そこに出てきていたので、これは凄い、と思ったのも、きっかけのひとつです。

    そんでもって、チャンバラ!
    騎士とマムルークの激突は描きたかったので、私もワクワクもんでした(笑)
    現実の斬り合いは勘弁ですが、フィクションのチャンバラは大好きなので(スターウォーズのライトセーバーとか)、やりたいようにやらせてもらいました(笑)

    で、ラストの方なんですが、ここから陰惨な暗殺劇が繰り広げられますので(史実)、ああいう感じにしました。
    チャンバラの爽快感を殺したくなかったので……。

    それでは、長きにわたりお読みいただき、レビューまでしていただいて、ありがとうございました!


  • 14 王弟ロベールへの応援コメント

    史実をよく知らない(忘れた)のでどんな結末を迎えるかハラハラします。敵味方双方の視点から描かれているので、どちらも応援したくなります。
    諜報合戦、凄いですね!私も作品で取り上げたくて、参考資料をいろいろ読んでいる所です。

    作者からの返信

    少なくとも、この国の人たちからするとマイナーなところから取り上げているという認識はあります。というか、マイナーなのが大好物なので、よく知らないと言われると、実は嬉しかったりします(笑)
    フランスは、この時のヨーロッパで最強と言っても過言ではない国なので、書いている私も熱が入っています^^;
    一方でエジプトはどうかと言うと、女王に加えて、後世に国王となる逸材がごろごろ出てくると言うサービス状態(笑)
    諜報……どちらかというと、地元であるエジプトの方が有利です。フランスも、シャルル・ダンジュ―という傑物がいますが……。
    ちなみに私は参考資料はほぼWikipediaです^^;
    自慢するわけではなくて、時間と資金があまり無いので、手軽に通勤中に見られるから、重宝しています。

    ありがとうございました。

  • 13 ナイルを越えて、今への応援コメント

    シャジャルさん凄いですね。全然知らなかったんですが、世界史上にはこんな女傑もいたのか……!と改めて思いました。

    作者からの返信

    シャジャルさんは、この時代、この場所で、よくぞ出てきてくれたという女性です。
    夫の王の死、十字軍という国難、敗退する部下の将軍……その状況を十二分に理解し、自分が女王になることで、抑えることができると踏んで、敢えて女王になった節があるので、そこが凄いと思います(女性が王になるというのが、この時代、この場所では、想定外だったので)。

    ありがとうございました。

  • 12 その街の名への応援コメント

    ファフルッディーンはかなり間抜けな人物みたいでちょっと笑ってしまいました。でも日本の政治家にもこういうタイプ多そうで頭が痛いです。

    作者からの返信

    (少なくともこの国では)あまり史料が無いので、伝えられる行動を基に類推したファフルッディーン将軍は、こんな感じです。
    もうちょっとこう……うまくやれないのかと思うのですが^^;

    ありがとうございました。

  • ダイナミックで格好いいシーンですね!
    平家物語のような合戦ものののワンシーンを思い浮かべました。

    作者からの返信

    ナイルという大河を舞台に……という野望(笑)が叶えられた瞬間です^^;
    平家物語……軍記物の基本ですよね。ああいう叙事詩を書ければと思っているので、嬉しい限りです!

    ありがとうございました。

  • 07 フランス王と兄弟たちへの応援コメント

    シャルルは若く未熟かと思いきや諜報力にも優れていたなんて、なかなか老獪ですね!
    この時代、あまり女性が活躍したイメージは無かったのですが、いろんな女傑がいたんだなあ、と改めて思いました。

    作者からの返信

    シャルル・ダンジュ―って、「シチリアの晩鐘」という事件がなければ、シチリア王から地中海を制覇できたかもしれない男なのです。でもシチリア支配が貴作の「帝国」のような感じだったらしくて、やっぱ無理か……というところもあります。
    いずれにしろ、油断ならない末っ子なんです^^;

    イスラム世界では、この時代でも女性はあんまり……です。シャジャルが特例なんです。ゼノビアは想像上の人物だから、そこはご容赦というところで。
    でもヨーロッパとなると、この聖王ルイ9世のかーちゃんとか、意外といろいろいます。
    それにしても、このかーちゃん、事実上フランスを治めているという恐ろしさ(笑)。

    ありがとうございました。

  • 02 ダミエッタへの応援コメント

    無花果、うちの地元でもよく栽培され食べられてますが、エジプトの方が原産なんですかね……?

    作者からの返信

    地中海らしく、本当は葡萄を出したかったのですが、シーズンではないので断念しました^^;
    無花果は、アラビアの方が原産らしいです。こっちも、地中海で食べられているので、「らしさ」重視で出してみました。

    ありがとうございました!

  • 01 聖王ルイへの応援コメント

    面白そうなテーマを扱っておられるのでこちらも読みに来ました。受験の時は世界史選択でしたが、アイユーブ朝は遥か記憶の彼方に……。
    十字軍が自国の異端の鎮圧に用いられたのは意外でした。でも軍の銃口は往々にして自国民に対して向けられる事は今のミャンマー情勢を見ても分かりますし、昔からそういう物だったのかもしれませんね。

    作者からの返信

    割とマイナーな出来事が好きで……wikipediaとかであまり行数の少ない記事とか見ると「それなら……」と書きたくなってしまう、へそ曲がりな私です(笑)
    バイバルスはwikipediaで行数豊富な記事の人ですが(笑)、この国ではあまり知られていないのがツボでした。
    アイユーブ朝とか、ホント、受験がないと誰も触れない事物だと思います。私のような物好きでもない限り、敢えて触れようと思わないでしょう……^^;

    十字軍は、統治者からすると格好の口実を与えてくれるものだったりします。
    侵略の口実になっていた、という説もあるくらいです(出資者の商人の都合で、全然関係ないところを攻めたりしたこともあるみたいです)。
    ……たしかに昔からそういう物だったのかもしれませんね^^;

    ありがとうございました。

  • エピローグへの応援コメント

    結果は知っていても途中経過の詳細は分からない戦記はハラハラできてやっぱりいいですね。

    城門を使っての各個撃破お見事でした。
    後知恵ですけど、戦力分散しなければ十字軍側にも勝機はあったと思うんですけどね。
    まあ、仲が良くても戦功争いのようなものはあったんでしょう。

    この時代最強のウォードクトリンを有するモンゴルをどう破るのか、続編を期待しています。

    作者からの返信

    お星さま、感謝です!

    ……で、その「途中経過」ですが、これがほぼ私の想像だという……まあ、これを言ったら身も蓋もありませんが。
    wikipediaを見る限りでは、マンスーラに誘い込む→ゲートクローズ→「“待”ってたぜェ!! この“瞬間(とき)”をよォ!! 」と、一条武丸よろしくエジプト軍が突っ込んでいったらしいのです。
    そのため、無い知恵絞ってこんな感じにしました。
    シャルルをもうちょっと活躍させたられたらというのが、作者として無念というところです。

    たしかに戦力分散さえしなければなぁ……ルイ兄ちゃんの「もうやめとけ」は戦略的には合ってたんだろうけど、攻めるんなら攻めるで全力傾注しておかなかったところが、ケチの付け始めですね。このあとのルイのキツい人生を考えると、本当に……。

    モンゴル編は、かなり陰惨なエジプト史を書かないとならないので、覚悟が必要です。皆殺しの田中先生だったら、嬉々として書くのでしょうが(笑)
    だからこの「聖王の侵略」のラストも打ち切り風にしたんですよね……シャジャルさんの末路がもう……。
    いや、でも、構想自体はありますので、時間と機会があれば、というところです。恐縮です。

    それでは、長い物語にお付き合いいただきありがとうございました。

  • 12 その街の名への応援コメント

    ファフルッディーン将軍あっさり退場。

    まあ、社会人やってると平時の手法で出世した人材は乱世には向かないだろうなと思うことは良くあります。
    前例にとらわれ、判断が遅い。
    戦場には戦場の作法があります。

    さて、バイバルスのターン。期待してます。

    作者からの返信

    曹操みたいに、乱世の雄OR治世の能吏みたいな事例が稀有ということでしょうね。
    今思えばフリードリヒ二世の十字軍という直近の事例が、話し合いによる解決という古今まれに見る解決で終わってしまったのも、ファフルッディーン将軍の右往左往の原因かもしれません。ルイ九世もフリードリヒ二世くらいの知性と開明性を持っているので、あるいはという期待感もあったかも。

    そしてついにバイバルスが指揮権を執ります。
    紅茶好きの提督のように、危機が迫らないと指揮権をもらえないところが、この人の前半生です。提督とちがって「埒が明かない」とスルタンになってしまう人ですが。

    ありがとうございました。

  • 08 揺れるエジプトの中でへの応援コメント

    見事に嵌められてますね。

    ファフルッディーン将軍も詰めが甘い。

    作者からの返信

    実際、このファフルッディーン将軍って何がやりたかったのか意味不明だったりします。wikipediaの記事を見る限りは。
    ダミエッタで迎え撃てば良いのに、あっさり退いて……そうかと思いきや、カイロを目指す十字軍と当たったり……単に無能なのか、何かの思惑があったのか不明です。
    ……仕方ないので、こんな描き方をしてしまったという裏事情なのです。
    あまり資料が乏しいと、どうしても……。

    ありがとうございました。

  • 07 フランス王と兄弟たちへの応援コメント

    ルイ9世が女性相手でも侮ることはない、とか巧いですね。
    ママンがヤベー女傑というところを上手に生かして人物造形の彫を深くしてます。

    作者からの返信

    このあたりのフランス王家の一族ってホントやべー人しかいなくて……。何でこの十字軍の結果はあんなだったのかと言いたくなるぐらい、綺羅星のような一族です。
    ……もっとも、ママンはルイに「十字軍だけはやめとけ」と口を酸っぱくして言っていたらしいんですけどね。ロベールやシャルルはノリノリだから話にならないし……。

    ありがとうございました。