こんにちは、御作を読みました。
バイバルスさんの演技力と主導力も凄いけど、女王様がすごく強かですね。
一歩選択をミスったら、ファフルッディーンのクーデター不可避だったのに、こう〝つぶれ役〟を押し付けるか。
会議だからこそ描ける緊張感が素晴らしく、面白かったです。
作者からの返信
実際、このタイミングでシャジャルさんを下ろしたとしても、「じゃあファフルッディーンさんが王様になって『十字軍を退治』するの?」というクエスチョンがつきまとうという……(笑)
……そういう思惑もあって、史実のファフルッディーンさんら諸侯重臣は、シャジャルさん緊急政権を認めたんじゃないかな、と思います。
会議シーンや軍議シーンって難しいなぁと思って書いていたので、お褒めいただけて嬉しかったです^^;
ありがとうございました。
ファフルッディーンさん、サーリフの前のスルタン・アル=カーミルに重用されて、神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世との交渉役を務めヤッファ条約の締結に一役買った功臣なんですけどね。
軍事的な才覚は無かったのか、焼きが回ったのか……晩節を汚すとはまさにこのこと、って感じですね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
ダミエッタ無血開城あたりから、「何やってんだコイツ」感の漂うファフルッディーンさん。
いやまあこの乱世にそれなりの功績あって重臣の地位にいるんでしょうけど、一体何をやっているのかという印象が否めないところがあります。
そのため、とりあえずオロオロさせておくかって感じでこんな役どころになりました^^;
うまく立ち回れば、バイバルスじゃなくてこの人が英雄になれたのに……何とも言えませんね^^;
ありがとうございました。
一つ前のコメントへのお返事で「裏事情」を明かしておられましたが、この会議での駆け引きの描写、素晴らしいです。実際の経過もこうだったのではないか、と十分思えるリアリティがを感じました。
作者からの返信
そうなんです。その「裏事情」のとおり、wikipediaなどで見ると、ファフルッディーン将軍の一連の行動がどうしても謎だったのです。
逃げに徹するならそれはそれで有りだと思うのですが、この段階でフランスへの反撃(?)に出るというのが。
しかも、さあカウンターして下さいとばかりに(笑)
……なので、シャジャルさんかバイバルスさんに、一杯食わされたのではないか、と考えたのです。
そのあたりをこう、うまく描写出来たらなぁと苦心した思い出があります。
そのため、maruさんにそうおっしゃられると、たいへん嬉しいです。
ありがとうございました。
拝読致しました。
会議での一幕、素晴らしい筋書きです。
バイバルスが喧嘩ふっかけて『うるさい国軍司令官とやらを亡きものにしてやってもよい』とかモノローグしているあたりで『いけいけー、やれやれー』とか考えていたら自分が浅はかでした。
ありがとうございました。
作者からの返信
ファフルッディーンさんって、ホント何を考えているか分からない行動を示している(ダミエッタからあっさり撤退とか)ので、拙作ではこういう扱いにしちゃいました^^;
もしかしたら史実の彼は、まともに戦おうとしていたのかもしれませんが(イラクにいる、先王の王子を待つつもりだったとか)……。
でも、こういう悪者キャラにしてしまった方が、話がわかりやすくなると思って、悪人にしちゃいました^^;
ありがとうございました。