拝読致しました。
フランス軍の騎士道的な雰囲気、バイバルスの野武士めいた振る舞い、そしてゼノビアさんのしなやかで野生溢れる魅力。
実際にはほんの数瞬のできごとでしょうが、この僅な攻防を活写されていて、楽しかったです(^^)
しかし、フランス三兄弟が独立して動けるのに、エジプト側で軍を動かせる勇者はバイバルスさんだけですよね。あ、ファフル某さんは平時の将軍のようなので除く。
行方をハラハラしながら見守ります。
作者からの返信
実際、フランス軍がどこまで「まとも」だったかはわからないんですが(笑)、拙作においてはヨーロッパ「らしさ」重視で、「ザ・騎士!」という空気で描きました^^;
対するや、エジプト・サイドはそれこそおっしゃるとおり、ワイルドな感じで(笑)
でも実際、ナイルを越えられると、エジプトはもう後が無いのは事実だから、アイユーブ朝としては必死です。
フランス軍はおっしゃるとおり、有能な王弟たちが特盛でやって来るし(笑)
バイバルスさんは、たぶん毛利元就あたりから「わかるわかる」と同情されるぐらい酷い状況ですが(笑)、果たして。
ありがとうございました!
こんにちは、御作を読みました。
ゼノビアさんが、アクションヒロインしていて良かったです(*´∀`*)
中東なのに忍者っぽい、と思ったけど、向こうはその手の諜報組織が強い土地柄だからなあ。政権さえ安定していれば……。
バイバルスさんも格好良く、ロベールも見事な騎士ぶりで面白かったです。
作者からの返信
ゼノビアさんは、まあいちおうホラズムの末裔という設定なので……「あの」モンゴル相手にガチバトルしたヤベー奴らの技と伝統を引き継いだってコトで^^;
バイバルスさんは主役というか史実補正が入っておりまして、そしてロベールさんは十字軍側の(事実上)主役なので、やっぱり騎士道キャラにしといた方が映えるよなぁ、と思いまして(笑)
ありがとうございました。
手に汗握る展開、まるで映画を見ているように情景が浮かぶ緊張感でした。
そして、西欧らしい騎士の名乗り、殺伐とした戦場に、一服の清涼感。人の殺し合いの欺瞞とはいえ、やはり、殺し合いにも正々堂々としたルールを求めたがる男のエゴですが、彼女にはつまらんもののようです。そんな機微までもが丁寧に描かれています。
最初は慣れないカタカナ名前が次から次に出てきましたが、読むほどに引き込まれてしまいます。
作者からの返信
十字軍、というかフランス軍が徐々にエジプト領内へ、カイロへ向けて進軍し、圧力をかけてくるというイメージで書きました。
でもやっぱり「聖王」ルイなので、部下たちもそういう気品ある行いをしていたのでは、という想像で、この辺りは描いております^^;
まあゼノビアからすると「いーから早く忘れろ、ずらかろうぜ」みたいな気持ちだったのでは。
カタカナ名、世界史を習うとまずこれが苦手という方が多いので恐縮です^^;
私の弟がこれで、日本史を選択していました。
それでも引き込まれるとおっしゃられて、何よりです。
ありがとうございました。
ゼノビア師匠、間一髪! でしたね。緊迫感がもうたまりません。
その後のロベール対バイバルスも、最後の名乗り合いまで含めてゾクゾクニヤニヤしっぱなしでした。
……さて、報連相は大事ですが、ファフなんとかさん(笑)はどう対応するか。楽しみです。
作者からの返信
……何というか、戦いの前に、相対する両雄、みたいなのがやりたかったのです^^;
お互い、異文化であり異教であり、異国。
そんなふたつの勢力が邂逅する、そのとば口みたいなのを。
そんなわけでまず師匠から突っ込んでいってしまいました(笑)
弟子が心配してやって来る……うーん、フツーの逆を行ってますね、この師弟。
さて、ファフさん。
この人、史実でも何やってんだか意味不明なんですよね(笑)
ダミエッタからトンズラしたのも、まあ戦略だと言われればそうなんですけど……^^;
ありがとうございました。