編集済
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
今回、シャジャルの目線で国王の死、不安定な自分の地位、下克上の危機と追い込まれた状況がすごく分かりやすく説明されていて、膝を打ちました。
これは、上手い描き方だなあと感嘆しました。
あれ、バイバルスさん、この惨状を押しつけられるの?▽? どないせいっちゅーねん。この窮地をいかに乗り切るか楽しみです。どうするんだろ…(^◇^;)
作者からの返信
実際、この辺の経緯って、知らない方からすると「?」だと思うんですよ^^;
秀吉死んで淀君大変だね、という一行で済ませられない(笑)
なので、いろいろと気を遣って書いた記憶があります。
シャジャルさんは政略謀略に長けた、稀有な美女ですが、いかんせん軍事には疎く……重臣のファッフルッディーンさんは使えないし、「せや! あのバイバルスって若いのがおった!」という状況なんでしょうね(笑)
無名ならなおのこと、自分の言うことを聞くと思われているでしょうし……バイバルスくんの明日はどっちだ?^^;
ありがとうございました。
絵に書いたような悲惨な危機的状況ですね。戦闘で英雄的に戦った末に戦死して味方の士気を鼓舞し敵愾心を煽るならともかく、いつのまにか死んでましたというのでは。
相談された方もたまったもんじゃありませんが、死セル孔明、生きる仲韃を走らすみたいなことはそうそう出来んでしょう。バイバルスはどうするんでしょう。
ユースフと言うのはアラブ系の名前だったんですね。銀河英雄伝説のユースフ・パパロールをすぐ思い出しました。
作者からの返信
おっしゃるとおり、信じられないくらい酷い状況です。
フランスとしては、これまでにないくらい好条件がそろったということになります。
条件だけは。
しかしここから、シャジャルという君主、バイバルスという将軍を得て、エジプトはまさかの展開に入ります。
バイバルスは、後にモンゴルへの防衛戦の指揮も執っている、一人で十字軍とモンゴルを相手にしているという、恐るべき将軍です。
ユースフ、つまりヨセフで、転訛したのでは、と思います。
ですので、アラブ系か、あるいはそこから伝わった周辺の地域由来かもしれません^^;
ありがとうございました。
バイバルスさん。苦労人の匂いが出てますね。
非常のときに余計なことを言わずに対応できるところは機略に富んだ感じがします。
専守防衛するにしても、敵は強大。
さて、どうするのか?
作者からの返信
マムルークという、いわば奴隷の身分からのし上がってきた男なんで、現実を見据えて行動できると思うのです。
悲劇の王妃のために起つ、という感じではなかったと思うのです。
それにしても、このルイ九世の十字軍は、歴代十字軍の中でも、主将の統率力といい、幕僚の将帥といい、一番恵まれている十字軍だと思われます(獅子心王はまあ……壮麗王とかに邪魔されたりしたので)。
いわゆる無理ゲー状態のエジプト。
ホント、よく抵抗できたなって感じです。
ありがとうございました。
かっこいい王妃ですね。
イスラムにこういう女性がいたとは、あの時代も興味深いです。
作者からの返信
なかなか情が濃い王妃だったようで、この後、夫にするアイバク(拙作では名前しか出ません)を離婚させてから結婚して、しかも他の女に目を向けないようにしていたみたいです^^;
同じエジプトの女王の先輩であるクレオパトラを気取って、ルイ九世に取り入る展開も考えたんですが、こういう人なんで、やめておきました(笑)
ありがとうございました。
拝読致しました。
おお、ブラック職場まっしぐら、ですね。
こういう時は、実行する人々がどの程度、当事者意識を持てるか、だと思いますが、なんかバイバルスさんは何だかんだでやる男な気がします。王妃も引きが強い(^-^)
ありがとうございました。
作者からの返信
「もうこれ王のこと隠すしかないだろ、隠して戦うしかないだろ」という風に考え、実行に移せるだけ、シャジャルさんは賢いし、度胸もあると思います。
バイバルスがいたことも大きい、とも思います。
何だかんだ言って、衣装係からのし上がった男だし、「何かやる」雰囲気を持っていたのでは^^;
ありがとうございました。