【歴史・時代・伝奇】『恵民署の蝶と花(三、蝶の縄張りまで)』読了しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889113087/episodes/1177354054889113823

※複数のエピソードがあります。

著作:あドぽ様


 冒頭に緊張感や切迫感があり、手に汗を握りました。過不足のない文章で状況を伝えつつ、登場人物の心理まで克明に脳内に浮かび上がらせてくれます。こういった描写ができる作者様に力量を感じます。

 その後は蝴蝶の物語となっています。全体的にほのぼのした雰囲気ですが、人間模様や医療に関する事柄など、しっかりとした考察が基盤にあるのだなぁと思いました。

 蝴蝶と花精のやり取りも、それぞれの考え方が浮き彫りになり、読んでいて楽しいです。

 物語の山場がどうなるのか、恋愛に寄るのか医療ファンタジーのままでいくのか想像がつかず、ツボにはまる人にはとことんツボにはまると思います。


 個人的には、蝴蝶の自信家っぷりがちょっと鼻につきましたが、医療に関する考え方がしっかりしているので好感が持てます。知識不足と思われる花精に対する説教に一切の間違いがないと思います。

 秤娘も今後活躍しそうに感じます。


 的はずれな事を申し上げたかもしれません。参考になれば幸いです。

 これからも執筆を頑張ってください!

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