概要
星崎雅、フィギュアスケーター。登録競技は女子シングル。
同じリンクで練習する2人のスケーターは、2015年世界ジュニアで特別な経験をし、世界を舞台に戦うスケーターへと成長していく。
シーズン1が、エブリスタ様の集英社ナツイチ小説大賞の最終候補に選出されました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!演技シーンの圧倒的な描写!
最新の「16.モスクワの茶話会 ⑤」まで拝読しました!
とにかく、競技のシーンの描写が圧倒的にいいです!
私はアルベールビル五輪あたりからフィギュアを見始めて、『世界大会だけでなく、各国のナショナルとかB級大会をライストで見る』『ジャンプがある程度見分けられる』程度のフィギュアファンです。
途中、実在の選手やコーチをモデルにしているのかな、と思った箇所があり、勝手にニヤリとしていました(笑)。
ジャンプだけでなく間に挟む技まで徹底的に描写されていて、滑っているところが頭に浮かぶようでした。
そこに、主人公の雅と哲也を中心とした登場人物の、十代特有の心の動きが合わさり、素晴らしい青春スポーツ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!一人挑む舞台を通して成長する、少年少女を描いた青春小説
「演技シーンを本格的に描きすぎた」というキャッチに偽りなく、演技とプログラムの描写が素晴らしい。動きにしても、選曲にしても、実際にフィギュアスケートを見ている気分になるし、挑んでいる気分にもなる。
この物語には二人の主人公がいる。一人は、自分より若く才能あふれる選手に追われる男子選手。もう一人は、両親がかつて優れた選手でありサラブレッドとしての注目を集めてしまっている女子選手。
二人はそれぞれの状況に苦しんでいる。それを抱えて、世界選手権という大きな舞台に望む。
そこで見た景色を、皆さんにも見てほしい。
(シーズン1までを読んでのレビューです) - ★★★ Excellent!!!フィギュアスケート。ひととして地上に墜とされた氷の精達。
フィギュアスケート
スポーツカテゴリーにあること自体に違和感を感じる者達も少なくはないだろう。
「選手(アスリート)」も確かに多い。大部分がそれだ。
しかし、
その大半も、自分はフィギュアアーティストになろうとして、フィギュアスケートをやってる、と思う。
動画で見てさえも、われわれ一般の「ひと」が見たって、彼ら彼女達が氷の精なのではないか?と少しはわかるくらいだ。
演技。一度きりの、その時のそれだけ。二度と同じものはない。
クラシックの演奏と同じ。
神に捧げるものが音楽だった。
では、彼女達・彼らアーティスト達の演技は、、
フィギュアの元妖精達は、彼ら彼女らの故郷に帰りたいがため、そ…続きを読む