フィギュアスケート。ひととして地上に墜とされた氷の精達。

フィギュアスケート
スポーツカテゴリーにあること自体に違和感を感じる者達も少なくはないだろう。

「選手(アスリート)」も確かに多い。大部分がそれだ。
しかし、
その大半も、自分はフィギュアアーティストになろうとして、フィギュアスケートをやってる、と思う。

動画で見てさえも、われわれ一般の「ひと」が見たって、彼ら彼女達が氷の精なのではないか?と少しはわかるくらいだ。

演技。一度きりの、その時のそれだけ。二度と同じものはない。
クラシックの演奏と同じ。
神に捧げるものが音楽だった。
では、彼女達・彼らアーティスト達の演技は、、

フィギュアの元妖精達は、彼ら彼女らの故郷に帰りたいがため、その失った氷の羽を取り戻す。
そのためのスケート。

反面、

そして、人としての生活、も彼ら彼女らに負わされた「ひと」としての命題。

自らを人と認識し容認し、しかし、心は知らずに氷の世界への郷愁に溢れる。

2つの世界を持つ者達の、物語。

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