第13話 ■指導委員~適性検査後~
適正検査の結果を聞き終わった生徒たちは、動揺を隠せなさそうにざわめきながら教室へと戻っていった。
僕の目の前には、今仲かのん、加藤ゆき、佐々木あゆ の3人が残っていた。
僕は指導委員にのみ残れと言ったが、なぜ奉仕委員の佐々木まで残っているのかが疑問だったが、理由はとても単純で、自分も指導委員に入れてくれということだった。
佐々木はこれまでに無い低姿勢で僕に接してきた。
いわゆる媚びを売るというやつだった。
彼女は床に膝を付き僕を見上げるような形で胸の前で手を合わせて懇願してきた。
今仲と加藤も、佐々木に合わせてか指導委員にいれるように何か言っている。
しかし、僕としては佐々木を指導委員に入れることは反対だった。
彼女は常に今仲達の金魚の糞のような存在で、とても他の女子たちを統括できるようには思えなかった。
そんな僕の気持ちとは真逆に真剣に頼み込む佐々木の姿をまじまじと眺めていると良いアイデアが閃いた。
「お願いしますっ…!先生っ…」
「佐々木、気持ちはよくわかった。でも、こればかりは先生の一存ではどうにもならん、だけど、お前の気持ちも尊重してやりたい。本当はこの後奉仕委員を集めてリーダーを決めようと思ってたんだけど、やってみないか?奉仕委員のリーダーとなれば指導委員達の会議へも参加できる。」
「え?リーダーですか…?」
「そもそも奉仕委員のリーダーも務まらない者が指導する立場にいれるのかという疑問もあるしな。まぁ嫌なら無理にとは言わないが、どうあがいても指導委員にはなれないだろうね。」
「わかりましたっ。いえ、嫌とかでは無いです。嬉しいです。むしろさせてください。」
「わかった。では後で奉仕委員の集まりの時に皆の前で発表してやる。ただ、他のものに決してなめられないようにすること、それが出来なけりゃ指導委員なんてなれないからな」
「はい。心得ております。」
さすがは佐々木だ、この3人の中でも一番賢そうなだけある。
僕がこんな提案をしたのには、もう一つ訳があった。
今仲、加藤、佐々木の3人の関係がどうなっていくのかがとても気になったからだ。
「では、後日招集したときはよろしく。これからは今仲、加藤と話があるから。少し廊下で待っててくれるかな?」
「はい、失礼しましたっ!」
「では、これからが本題なんだが、今仲、加藤。君たちは指導委員という立場になった。これは、実質クラスメイト内で上位の立ち位置に…。これは誰のおかげでなれたと思う?ん?加藤?言えるか?」
「先生です。」
「おー、さすがだな。そうです。なので二人は先生の意向次第では簡単に奉仕委員にもなり下がってしまいますので、くれぐれも間違った行動は起こさないように。いいか?今仲?」
「はい。。」今仲らしくない弱いか細い声で返事をした。相変わらず怯えてるようでもあった。
「そしてくれぐれも他の女子になめられないようにな。例えばこの佐々木とかにもだ。ここは友達ごっこじゃないからな。何を優先すべきかをしっかり考えて行動すること。いいね?」
「はい」二人は声を揃えるように返事をした。
数週間前まではこの二人は僕のことを平気で馬鹿にしてたのに考えられない光景でもあったが、これが当たり前のあるべき姿なんだということを実感しつつもいた。
「では調教委員としての仕事を言い渡す。しっかり覚えるよう。まず調教委員というのは他の生徒の上に立つ者であるのは先ほど説明したが、それはつまり他の生徒の失態などの責任もあなた達にあるということになるので、くれぐれも舐められたりなれ合いにならぬよう注意してください。 朝のHR時間、授業前などは先生が来るまでに全生徒を着席させること。HRでの挨拶は安藤先生に教えていただいたように皆にもさせること。いいな?。そのほかにも今後正すべきことなどが見つかり次第通達する。もうすっかり自覚はしていると思うが、これまでの学校生活は忘れて、これからは良い女性になるために頑張れ。そしたら未来も明るいはずだ。」
「はいっ」二人の揃った返事が聞けるなんて夢のようだった。
「そしてお前たちの友達の佐々木についてなんだが、佐々木が指導委員に志願したい気持ちはよくわかった。ただ、一度決まった委員の仕事を一度も果たさず他の委員に代わるというのも、おかしな話だ、ちょうどいい。今仲、加藤、お前たちに指導委員と奉仕委員の立場の違い教えてあげるな。佐々木!入れ!」
「失礼します。」戻ってきた佐々木に向かって
「今仲!加藤!佐々木のスカートを捲りなさい!」
「えっ…!?」唐突な僕の発言に彼女ら三人は驚いて顔を見合わせていた。
「聞こえなかったのか?あ、それともあれか。聞こえてるけど、奉仕委員になりたいから何もしないのか?ほら、今は指導委員と奉仕委員の仕事の練習をさせてあげてるんだ」
佐々木は自ら股を抑えるように短いスカートの裾をつまみ、ゆっくりとスカートをたくしあげた。
さすがは適性検査で奉仕委員としての素質があっただけの女子だ。
「おい、今仲と加藤に持ち上げてもらえよ。ほら、お前たちも早くしないから佐々木が困っているだろう」
白っぽい下着が少しばかり見えたところで佐々木は手をとめた。
二人を佐々木の左右に移動させて、膝を小刻みに震えさせる佐々木のスカートの裾を摘まませた。
「たかが下着でいつまでやってるんだ!これからはこれが日常茶飯事になるんだ。奉仕委員は奉仕できなければ調教委員に助けてもらわなければならないし、調教委員もそういう皆を手伝って助けてあげなきゃだめだろ?はやくしろ!」
以前の僕からは想像のできないようなセリフが口から出ていた。
彼女たちは僕の声に反応して、強く目をつぶり佐々木のスカートをまくりあげた。
「お前らはやればできるんだから…ほぉ。綺麗な下着だなぁ…」
僕は今晒されたばかりの佐々木の下着をまじまじと眺めた。純白の下着は光沢を放ち所々に生意気にも金色の刺繍で装飾されていた。おもわず佐々木の股に顔を近づけると、女性特有の匂いがほのかにして、それが僕をさらに興奮させてしまった。
2に続く
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