概要
竜騎手ロールやゼンデンの少女エリサ、妖精女王マドリガル、ナイム・ヴィク兄弟など次世代キャラもぞくぞく活躍。リアナの「千年の春」は、果たしてどちらの男のものなのか。
第一部→【リアナ1 王冠の竜騎手と心臓のない英雄】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307
【イラスト集】「STARS&DRAGONS」【リアナシリーズ】(※ノベルデイズの作品です)
https://novel.daysneo.com/works/47ccbbacdd6d514ba2905
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋も政争も駆け引きも。てんこ盛りに楽しめる竜の国の恋愛大河ロマン。
リアナシリーズ最終章。とうとうリアナとデイ、そしてフィルの三角関係に決着が。それぞれがたどり着いた答えは、これまでの紆余曲折があってこそのものだと思います。
少女だったリアナが、男前なデイとフィルに挟まれる形で女王になり大人になり、そして、成熟した女性になり母になる。
三人の恋物語を主軸としながら、昨今のありがちなベタベタ甘々一辺倒な話ではなく、政争あり、陰謀あり、そしてそこで生きる人の思いがあり、どっしりと物語の世界の骨格が伝わる話です。
脇を固める登場人物も多種多様で、これらをすべて書き分け、かつそれぞれにそれぞれの物語があります。こうした人たちの話と思いが複雑に絡まり合い、主…続きを読む - ★★★ Excellent!!!女王の物語、ついに完結。
気が付けば大長編となった本作も、ついに完結。
デイミオンではなくフィルを伴侶として子どもが出来てようやく一つのところに落ち着くかと思いきや、中々そうはいかないのが人の業と欲。
盗難事件に天災、そして元夫の未練と執着。
夫との関係はきわめて良好なれども、状況により、二人の男の間を行ったり来たり、中々にせわしない。
「頼むからもうちょっと大人しくしていて欲しい」というのが正直なところで、やきもきさせられてしまう。
この昼ドラばりに愛憎入り混じった展開がドロドロせずに楽しめるのは構成の妙というもので、そこに互いのすれ違いや勘違い、大人げない諍いなどにより喜劇(ラブコメ)的に肩の力を抜いて楽しむ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!リアナシリーズ堂々の完結!!
西フロイデ作「リアナ1 王冠の竜騎手と心臓のない英雄」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307)から始まった壮大な物語もこの「リアナ7 千年の春」でついに完結です。
1から追いかけてきた身としては大変喜ばしく、そして大変寂しい!!
それだけ思い入れのあるシリーズ作品です。
リアナ1のレビュー一番乗りだったこの伊乙式、完結には絶対レビュー書こうと決めていましたので書きます!
なんなら1~7まで含めて書きます!
リアナ1~3は王権にまつわる政治劇や人間ドラマや戦争や背景にある大きな謎を解明していく大スペクタクルで、手に汗握る展開が山盛りです。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ついに完結!
リアナシリーズへのレビューは幾つか書いてきたので、ことさら付け加えることはないけれど、やはりこれだけの長大なシリーズが終わるとなると自分でも思ってなかった、疼痛のような欠落感があります。
普通に寂しいのだと思う。キャラたちが血肉ある存在としか見えなくなってしまうほど、この小説の温度に馴染んでしまっていた。
終わる終わる詐欺と作者が述べていたように、この小説は終わらないとタカをくくっていたかも。でもやっぱり終わるものは終わるんだね。
メインの三人の歩んだ軌跡は、長く遠く、険しく入り組んでおり、そんでもって滅法美しくもあります。改めて言うまでもないけれど、キャラ造形も構成も会話も描写も…続きを読む