マンモグラフィ2021年 めんどうくさいアメリカの病院事情


毎年2月にマンモグラフィー検査をしています。


今年2021年の2月はコロナによる感染者がまだまだ多かった月だったので4月に予約を入れていましたけど、コロナワクチン2回目の接種が4月だったので病院側から延期の要請がありました。


「ワクチンの後にリンパが腫れることが多いの。だからせめて1か月経ってから予約して」と言われてびっくり。なので5月半ばになってしまいました。


夫は空軍勤務でしたけど引退しました。それでも基本の検査は基地内の病院へ行っています。アメリカのすごく高い医療費は軍勤務の時は免除でした。今は民間の保険に入っています。


久しぶりの基地の病院。5月半ば頃はまだ皆マスクをしていました(今書いているのは7月でお店の中などほぼマスクなしになっています)ただ私を含め2回目接種してしばらくたっている人が多いので、パンデミック中のような緊張感はなかったです。


久しぶりのマンモグラフィー。


「機械新しくなったのよ」本当だ!でもやっぱりはついてた!


そこで気が付いたのは以前乳首の位置に銀色の小さな鉄球(仁丹じんたんそっくりなやつ)貼っていたのですが、それがない。


「あの、あれ、貼らなくていいんですか? 乳首の小さい鉄のやつ」


「ああ~あれね!!もう貼らなくていいのよ」とぎゃははと笑っている技師さん。


やっぱり皆「変なの」と思ってたんだな。


検査が痛いという人が多いのですが私はあまり痛みを感じなくて(にぶいのか?)かなりペタンコになるまでつぶして撮影です。


翌日に電話がかかってこなければOKだと。かかってこなかった!!良かったです。


その後に封書で「異常なし」と書かれた書類が来るのですが、これが本当にうれしい。18年たって、すごく不安ということはなくなりましたけど、これをもらうとホッとします。


ほぼ一年半自粛していました。世間ではワクチン接種が進んで私も2回終わって数週間経ったときにマンモグラフィーの予約と歯医者のインプラント用の手術、それからホームドクターというかかりつけの医者の予約をして、そちらも行ってきました。


これが面倒くさいんです。いくつか心配なことがあって調べてもらいたいことがある時に、まずはファミリードクターというかホームドクターというのか自分の係りの医者に会って説明します。その先生から各セクションへ連絡が行き、やっと気になる部分の専門医へいけるのです。


この時は血液中の糖検査や睡眠時の呼吸の検査をしたい理由を先生に話し、話を聞いて必要か必要でないかを、ここで判断され、必要な場合のみ検査できます。


乳がん発覚が遅れたのも、これが理由です。ずっと前に、気になるしこりがあるために病院に行きました。でもその時にはガンは大きくなりすぎていたため

「触診では癌ではないと思う」と言われました。でも念のためにマンモをしようと思ったら基地内のマンモの機械が壊れていたというトホホな理由。


当時はまだ日本に住んでいて(基地内ですが)日本の保険があったので日本の病院へ行くべきでした。「まあだいじょうぶかな」と数か月も後になって検査をして発覚したのです。


そこから急にハワイの陸軍病院へいって治療をした経過を「乳がんサバイバー」のエッセイにまとめています。


医者を信じるのは大切なことですが、自分の直感も大事にした方がいいですよね。


「なにかがおかしい」と思ったら検査をすることをお勧めします。「変だな、変だな」と思い数か月もたってしまったことが今だに悔やまれます。


こうやって、自粛があけた後に遊びに行くよりもまずは医者通いはじめました。歯も抜けたままロックダウンに入り、歯抜け自粛1年半。コントで黒く塗るところ!笑 


「誰にも会わないし、外に出るにしてもマスクだからいいや」とそのままに。


ロックダウン後に予約した時にPCR検査の要請が歯医者側からありました。歯医者の治療と言うよりもインプラント用の骨を造形する口内手術でした。


スタッフ側も検査を受けている。それから防護服(なんかSFにでてくる、あれ)も着て手術すると。ETとか?アウトブレイクとかブレーキングバッドとかにでてくる、あれ。


PCR検査の陰性証明をもらってきましたけど、患者側としても一時間以上口開けっぱなしと言うのも不安だったので、これも5月になってから行ってきました。


病院でさえ、こんな調子だったので買い物もほとんど宅配でした。本当に引きこもり生活。


少しづつ早く元の世界に戻ることを願っています。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る