タイトルが古くなってしまった。17年目のサバイバー

2020年はコロナのパンデミックがあり、あっという間に半分すぎてしまいました。

(書いている間になんと10月に!!笑)ふと考えたらサバイバー17年目になってしました。2003年3月にわかったので17年たちました。


そしてこちらカクヨムでもたくさん「乳がんサバイバー」読んでいただけましたが、もっと届いて欲しいなとnoteというブログのように情報発信できるサイトに登録して再掲しています。


少し書き足すために読み直すと当時を思い出して苦しくなります。あと誤字の多さにもびっくり。笑


当時の闘病日記を読みなおして、たくさん書き足そうと思ったのですがエネルギーが足りませんでした。読みだすと辛くなります。あの頃の絶望の気持ちや痛さがよみがえってきます。


あの頃に比べたら今は本当に幸せだと思えます。手術や脱毛や火傷のあれこれも辛かったですが、何より体が動かせないのが辛かったと思います。


家のことは何もできず、エッセイの元になった日記を書くのが精一杯でした。当時何でもいいから何かを書いていました。薬の名前や言われたことや思ったこと。それをもとにしてエッセイが書けたので、書き残すのは大事だと思います。当時の日記には走り書きのイラストとか食べたものが多く残されています。恨み節も。笑


「○○さんにこんなことを言われた」とか。心無いことをいう人が結構いました。良かれと思って言ってくれたことも心に刺さったりしました。


大病をして大切なものが見えたことはすごく良かったと思っています。嫌々で(お付き合い)をして、わざわざ傷つくことなんかないなと。そんな時間があったら好きな人と好きなことをするほうがいい。


それから体は健康じゃなくても動かせたらそれでいいなと。


いま自粛でどこにもいけず家に閉じこもっている状態で文句を言ったり凹んだりしていましたけど、日記を読み直すことで


「どこも痛くなくて、普通にベッドから出て家のことができる。こんな幸せなことない」と思えるのでした。


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