LINEノベル
第2話 LINEノベルについて
では、まず始めに「LINEノベル」について言及していきましょう。
私のエッセイを以前からご存知の方は毎度の如くですが、そこら中からサイトを引用して参りますので、興味のあるサイトには直接目を通してもらえればと思います。
まずはこちら。
「LINEノベル公式HP」
https://novel.line.me/
2019年4月16日に発表と同時にHPも公開。
現在は会員登録と先行投稿を受け付けているのみで、投稿作品の閲覧は不可。
作品の閲覧は2019年夏頃配信予定のアプリによって可能。
会員登録等の入力はPCのみで受け付けており、スマホでの入力は現状出来ない。
ただし、公式Twitterよりスマホでの操作を今後可能にしていくとの回答あり。なお、募集を開始している「令和小説大賞」の締め切りである2019年9月30日までに対応する予定はない。(https://twitter.com/novel_LINE_jp/with_replies)
以下、LINEノベル公式HPより、その特徴を抜粋
《LINEノベルとは?》
〇LINE が作る新しいWEB小説投稿サービス
“つながる、つなげる”をテーマに小説を書きたい人、読みたい人、あなたの楽しいを LINEがつなぎます。
〇幅広いジャンルの作品が読める
豪華作家陣がお届けする作品(レーベル作品)や皆さんに投稿していただいた作品が読書専用アプリで読むことができます。
※読書専用アプリは2019年夏公開予定
〇誰でもカンタンに小説が書ける
LINEノベルは、LINE IDとメールアドレスの2種類の方法で 会員登録(無料)が可能です。登録後すぐに書き始められます。
※他人からはどちらで会員登録したかわかりません。
〇WEB小説作品の表紙を自由にカスタマイズ
作成した作品を魅力的に演出するために、表示画像を設定することができます。運営側が用意した画像か、あなた自身でこだわりの画像をアップロードして設定することもできます。
《公式作家の作品を随時公開・LINE文庫創刊(2019年夏予定)》
LINEノベル グランドオープン後、ライトノベルから文芸まで幅広い公式作家陣の作品がアプリ上で読むことができます。
もちろん無料で読むことが可能です! また新レーベル「LINE文庫」「LINE文庫エッジ」の書籍展開がスタート。公式作家の作品はもちろん、LINEノベル会員の投稿作品も書籍化のチャンス!
――以上。
予定されている公式作家は以下の通り(五十音順、敬称略)。
(LINEノベル「「LINE文庫」「LINE文庫エッジ」創刊!単行本の発売も決定」(http://novel-blog.line.me/archives/16303544.html)より)
〇LINE文庫
相沢沙呼 / 蒼空チョコ / 日日日 / 天乃聖樹 / 筏田かつら / 石田空 / 和泉桂 / いぬじゅん / 井上悠宇 / 岩城裕明 / 内田裕基 / 遠藤遼 / 鳳乃一真 / おかざき登 / 小椋正雪
神野オキナ / 木緒なち / 切符 / 喜友名トト / ごとうしのぶ / 後藤リウ / shachi / 篠原まこと / しめさば / 十文字青 / 瀬川コウ / 蝉川夏哉 / 田尾典丈 / 高野小鹿 / 喬林知 / 竹井10日 / 月夜涙 / 辻堂ゆめ / つるみ犬丸 / 手島史詞 / 豊田巧 / 永川成基 / 中山茂大 / 七烏未奏 / 仁木英之 / 西村悠 / 氷川一歩 / 二宮敦人 / ニリツ / 原田まりる / наяч / 半田畔 / 堀内公太郎 / 堀川アサコ / 真楠ヨウ / 真鍋卓 / みうらまき(三浦マキ) / 三國青葉 / 三雲岳斗 / 水沢あきと / みなづき未来 / ゆうきりん / ゆずはらとしゆき
〇LINE文庫エッジ
逢空万太 / アサウラ / 天酒之瓢 / 阿羅本景 / 大泉貴 / 春日みかげ / 鎌池和馬 / 空伏空人 / 九曜 / K.バッジョ / サイトウケンジ / 榊一郎 / 更伊俊介 / 秋堂カオル / 白沢戌亥 / 涼暮皐 / 瀬尾順 / 蝉丸P / SOW / 高橋徹 / たきもとまさし / 丈月城 / 橘ぱん / 棚花尋平 / 田中ロミオ / 津田彷徨 / 寺田とものり / 都乃河勇人 / 虎虎 / 波摘 / 望公太 / 翅田大介 / 春原ロビンソン / 氷純 / 舞 / 三門鉄狼 / みかみてれん / 三河ごーすと / 箕崎准 / 三嶋与夢 / 実弥島巧 / 森田季節 / 錬金王
〇単行本
中村航 / 原田マハ
――以上。
かなり多くの有名作家さんが参加されるのが分かります。
正直、これだけ著名な方がいるのであれば、「名もなきアマチュア作家の作品など見向きもされないのでは?」と思いますが、これに対しても一応対策が講じられていました。
これに関しては後述しますので、とりあえずここでは他の特徴について言及していきましょう。
さて。
ここまでだと「他の投稿サイトとそれほど変わらない?」と感じるかもしれません。
まあ、公式作家が多いという点は違うかもしれませんが、それはアマチュア作者であるユーザーにとって、そこまでプラスに働く事はないでしょう。
勿論、読者(ユーザー数)が増えるという事は前提条件として大事ですが。
では、この時期になって何故新たにサイトを立ち上げる事になったのか。
その一つの解答として、「あたらしい出版のカタチ」というものをテーマとして挙げられていました。
ねとらぼ「小説投稿サービス「LINEノベル」がスタート 書籍化する出版社を選べる“スタ誕”的システムを導入」
(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1904/17/news121.html)
上記の記事にて語られているように、「LINEノベル」では参画されている出版社が投稿者に書籍化のオファーを出す際、その情報が参画しているすべての出版社へ共有され、他の出版社もオファーを出すか選択できるのです。
これにより、投稿者は各社の条件を踏まえて出版社を選ぶことができるようになりました。
参画出版社(レーベル)はKADOKAWA(電撃文庫)、講談社(講談社タイガ)、新潮社(新潮文庫nex)、集英社(jBOOKS)、実業之日本社、スターツ出版、宝島社、東京創元社、文藝春秋の9社。
結構な大手の参入が公表されていますね。
ちなみに、現在は9社のみですが、今後も賛同してくれる企業を増やしていくようです。
これら出版社の編集が投稿作品に目を通す事で、企業の垣根を越えて隠れた才能を見つけよう、というのが趣旨のようでした。
また、この他にもいくつかの特徴があります。
それについてはLIENレーベルの統括編集長、三木一馬氏がnote「滅びが近い出版業界を復活させる、たったひとつの冴えたやり方」で語っていました。
(https://note.mu/straightedge/n/nc2731c20ab60)
――以下抜粋。
常に『ユーザーファースト』であり続けたLINEだからできること。
常に『作家ファースト』であり続けたストレートエッジだからできること。
そのハイブリッドが『LINEノベル』です。
『LINEノベル』の基本となるのは、誰もが読者になり、誰もが作家にもなれる、次世代の小説投稿サービスです。あたらしい出版のカタチがここにあります。
こう書くと、「あれ、似たような投稿サイトはいっぱいあるけど」と思われるでしょう。既存の投稿サイトとの違いは、もちろんあります。主な違いは、以下です。
①LINEという日本国内7000万DLのインフラメディアで展開するサービスであること
②『LINEマンガ』と同様に、いろんな出版社の人気小説作品が『読めば無料』で読めること
③書き手への還元サービスとして、『有料チケット』制度や『広告レベニューシェア』制度があること
④LINEノベルから生まれた作品を書籍化する場合は、既存の大手出版社と同等の印税率を保証すること
⑤『あたらしい出版のカタチ』で、作家が出版社や編集者を選ぶシステムがあること
――以上。
⑤に関しては先述しました。①については「そりゃそうだ」という感じです。
また、④に関しても書籍化を目指しているWEB作家の方々であれば、何となくは察していたと思います。
わざわざ「大手出版社と同等の印税率を保証する」と明言している、という事はこれまでは……お察しの通りですね。
そのため、ここでは②と③について細かく見ていきましょう。
少し長くなりそうなので、次話につなぎます。
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