第11話 読みたいユーザーを快適に
まず始めに。
「ユーザーが快適に読める」とは、”読まれる作品の作り方”ではありません。
本エッセイは創作論ではなく、「小説」というコンテンツに対する評論です。
改めて明言させて頂きます。
ここまでは「小説」というよりも「WEB小説投稿サイト」に関してですがね。
しかし、現在の「小説」を語る上で「WEB小説」は切っても切り離せないものなので。
さて。
小説投稿サイトにアクセスし、登録し、面白そうな作品を見つけました。
次に必要なのは作品の読みやすさです。
〇作品管理
カクヨムであれば「フォロー」。なろうであれば「ブックマーク」。
いわゆる、お気に入りの作品を保存する機能があります。
作品数が少ない内は良いですが、好きな作品をたくさん見つけると、どんどん管理が煩雑になっていては読書の妨げになりますね。
・登録している作品についてと、登録数はすぐに分かるか
・各作品をどこまで読んでいるか一目で分かるか
・続きからすぐに読めるか
・並び替えをできるか
・ジャンルごと、タグごと、作者ごと、テーマごとなど、読者の好きにフォルダ分けできるか
・上記操作は複数選択で実行できるか。一作品ずつやる必要はないか
これらは主に「なろう」にて実装されている機能です。
フォルダ分けなどは自作品を管理する際にも便利でしょう。
ただ、ここで長々と語っても我々作者にとっては「どうしようもない」。
運営が動いてくれなきゃ「変わらない」。
気が滅入るだけですね。
あまり否定的な意見ばかりしていても仕方ないので、ここで一区切りしたいと思います。
そして、次話からは「小説」に関して。
日本の出版産業が傾いているのは、インターネット、スマホの普及によって本を購入するという動きが減った事もそうですが、もう一つ忘れてはいけない事があります。
「小説」は言語で書かれています。
つまり、その言語を読める人しか「小説」を楽しめないのです。
では、日本の「小説」を読めるのは?
日本人だけです。
少子化が問題視されている、人口が今後減っていくと考えられている、日本人しか、日本語で書かれている「小説」を読めません。
加えて、漫画や映画と言った視覚的補助がありません。
内容を把握するためには、書かれている文字を理解しなければならないのです。
現在、海外でも出版している作家は限られた著名な方々だけです。
しかし、この状況を打破する力を「小説」は持っているはずです。
「小説に期待できる事」とは何か。
次から具体的に考えていきます。
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