概要
願いと、その名の意味。これは終わらない物語。
「やあ、目を覚ましたかい?」
目覚めた時、少女は見知らぬ部屋で見知らぬ人と共にいた。
何一つとして、自分の名前さえ覚えていない少女に、見知らぬ人が言う。
「これからよろしく、メル・アイヴィー」
これは、一人の少女と名を語らぬ博士の7つの記録。
そしてその先の話。
少女の名の意味がわかったらどうか、一度は読み返してみてください。
※小説×音楽×動画 新進気鋭のアーティスト「X→LIST+」新曲ストーリー原作者企画に参加しています。
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054887528655
目覚めた時、少女は見知らぬ部屋で見知らぬ人と共にいた。
何一つとして、自分の名前さえ覚えていない少女に、見知らぬ人が言う。
「これからよろしく、メル・アイヴィー」
これは、一人の少女と名を語らぬ博士の7つの記録。
そしてその先の話。
少女の名の意味がわかったらどうか、一度は読み返してみてください。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歌と想いは時を超え、紡がれる切なき恋物語
読み終えた時、貴方が思い浮かべたのは誰だろう?
十年。子供が大人に、そして親へと変わるような時間だ。
人は十年間の思い出をどれだけ覚えているだろうか。
時の流れは全てを洗い流す。香りを消し、思い出をモノクロに色褪せさせる。
だが、ふと口ずさむ歌のように、心に残り続けるものもある。
たとえ目の前に居なくても、姿も声も無くても、伝わる想いは確かにそこにある。
文字は、言葉は、そんな力を秘めている。
これは文字にすれば10000字に満たない短いお話。
だが、散りばめられた想いに心が満たされるだろう。
『名前』
人が最初に受け取る贈り物。
そこに込められた願いを感じて欲しい。
そして伝え…続きを読む - ★★★ Excellent!!!《愛》→言葉+物語=《歌》
かの文豪は《I love you》の和訳を「愛してる」ではなく「月が綺麗ですね」と読ませたと言います。このようにひとつの言葉に様々な意味を見いだし、多様な表情を持たせて、読者の心に響かせるのが物書きの本領であろうかと、私は考えます。
こちらの短編はまさしく物書きの本領を発揮した《言葉》の物語でございます。《言葉》は人類にだけ授けられた、素晴らしいもの。互いの気持ちを通わせる為の架け橋となり、愛を確かめる誓いともなり、時にすれ違うこともあるけれど、《言葉》があればまた繋がりあうこともできるはず。《言葉》は綴られることで永遠に残り、《歌》となって世界の果てまで羽搏いていく。
メル・アイヴィー
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