「メル、愛してる」

作者 めがわるいあきら

210

73人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

メル・アイヴィー。これは、そんな名前の彼女と、一人の『博士』の記録。

私はこの作品に、彼らに、惚れました。必要な記録は一つ一つ追っていき、最後に謎を残して消えていく。
ずっと見ていたいと願ってしまう。それなのに、とても儚い物語。

この後もなければこの前も無い。

良い作品です。ぜひ、一読して頂きたい。

★★★ Excellent!!!

この分量でこんなにも人は感動出来るものなのか、と驚きました。

読み終えた後、メルと博士とのやり取りが全て繋がった、という感覚と、まだ見ぬ彼、かつて見た彼女への愛、繰り返される物語──それらが一度に襲ってきて、涙せずには居られませんでした。伏線回収なんて言葉で言い表してしまうことすら無粋に感じられる、愛の物語。企画は終了しているますが、企画など関係なしに多くの人に薦めたい、素晴らしい小説です。

あきさん、こんな物語に出会わせてくださってありがとうございました!!

★★★ Excellent!!!

読み終えた時、貴方が思い浮かべたのは誰だろう?

十年。子供が大人に、そして親へと変わるような時間だ。
人は十年間の思い出をどれだけ覚えているだろうか。
時の流れは全てを洗い流す。香りを消し、思い出をモノクロに色褪せさせる。
だが、ふと口ずさむ歌のように、心に残り続けるものもある。

たとえ目の前に居なくても、姿も声も無くても、伝わる想いは確かにそこにある。
文字は、言葉は、そんな力を秘めている。

これは文字にすれば10000字に満たない短いお話。
だが、散りばめられた想いに心が満たされるだろう。

『名前』

人が最初に受け取る贈り物。
そこに込められた願いを感じて欲しい。

そして伝えて欲しい。
この切なく美しく終わらない物語を。

メル、愛してる

★★★ Excellent!!!

メル・アイヴィー。
その名はとある意図を持って付けられています。

博士は、幼い時にメルに救われた。
メルは、博士にすべてを教わった。


この永遠に繰り返される物語は、きっと今もどこかで続いているのでしょう。

しかし、どちらも恩人ではない恩人を救っている。そう考えると、何とも言えず寂しい気持ちにもなってしまいます。

メルたちの今後を夢想せずにはいられない、時間の概念なんか超越した物語がここにありました。

★★★ Excellent!!!

かの文豪は《I love you》の和訳を「愛してる」ではなく「月が綺麗ですね」と読ませたと言います。このようにひとつの言葉に様々な意味を見いだし、多様な表情を持たせて、読者の心に響かせるのが物書きの本領であろうかと、私は考えます。
こちらの短編はまさしく物書きの本領を発揮した《言葉》の物語でございます。《言葉》は人類にだけ授けられた、素晴らしいもの。互いの気持ちを通わせる為の架け橋となり、愛を確かめる誓いともなり、時にすれ違うこともあるけれど、《言葉》があればまた繋がりあうこともできるはず。《言葉》は綴られることで永遠に残り、《歌》となって世界の果てまで羽搏いていく。

メル・アイヴィー

彼女の《歌》は小さな部屋から羽搏き、時さえ越えて、彼女を愛し彼女もまたその魂のかぎりに愛していた「彼」のもとに飛んでいくでしょう。
そうして何度でも、何度でも。
彼女と彼は、愛を《言葉》にするのです。

★★★ Excellent!!!

メル・アイヴィー
メル・アイヴィー
メル・アイヴィー
メル・アイヴィー
メル・アイヴィー
この作品を読めば、メル・アイヴィー、と何度も口にしたくなるでしょう。現に、今の私がそうです。

そして、一読目で感動し、二読目では、やっぱり感動するでしょう。現に、今の私がそうです。

物書きがメル・アイヴィー企画を目にしたとき、どこに着目するか。メルの人柄だったり、出生だったり、そこにはみな目がいくでしょう。しかし、あ、そこ目がいく⁉︎ と同じ書き手として脱帽の着眼点、そして圧倒的な作品に対する熱を持って、この作品に魔法をかけたんだと思います。

メル・アイヴィー、メル・アイヴィー、メル・アイヴィー……

めがわるい、うそですね。めがよいあきらさんの新作、みなさまも是非。

★★★ Excellent!!!

一万字以内、という当企画の制限は物書きにとって中々扱い辛いものがあります。
にも拘らず、この作品の筆者はなんと字数制限に加えて、あえて自ら「舞台」をメルの部屋の中のみに、「形式」をメルと博士の問答という形に限定しています。そして、それによって閉じられた世界にしか現れることのない美しさを、きらめきを掬い上げ、作品世界に愛おしさを閉じ込めることに成功しています。
もう、ひたすらに美しいのです。とんでもないのです。

最後に、この企画で忘れてはいけないのが「メル・アイヴィー」というキャラクターが生きているか否か。その点、本作を通じて「メル」のことを"私"はちゃんと「好き」になれたと思います。
ぜひ、一読をお勧めします。

★★★ Excellent!!!

一気に読んでください。立ち止まらないで! そして感じてください。

そうすれば、あなたにも見えてきます。
物語の息吹が。

これ以上は、私の口からは言えません。とにかく感じてくださいとだけ、申し上げます。
この素敵な物語りに巧みに織り込まれた、数々の煌めきをあなたに。

★★★ Excellent!!!

約一万字というとっつきやすい文量で描かれる、SF純愛モノです。

「無駄を排除する」というよりは「必要な文章を必要なだけ描写する」を重ねた文体によって、細やかな伏線が散りばめられ、ラストに回収される、という演出をこの短い物語の中に纏めた力量は見事でした。

本当は誰だってこういう物語〈ボーイミーツガール〉を求めていたんじゃないか──と思える、おすすめの作品です。

★★★ Excellent!!!

5分程度で読み終えられる文量でありながら、質の良い感動を与えてくれる作品です。
読んだあなたはきっと
「メル」に魅せられ、
「メル、愛してる」に魅せられ、
「めがわるいあきら」さんに魅せられることでしょう。
通学中、通勤中、待ち時間...。ぜひ、読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

書いてみると分かるんですが、10000文字って思ったよりも短いんですよ。
少しでも無駄なことを書くとすぐに超えてしまうんですよ。
その10000文字で起承転結と感情移入できるストーリーを作って、
なおかつ他人(企画者)が考えた設定を利用した伏線を仕込むってどれだけ難しいことをやっているのかと思うと驚きが止まりません!

これ以上はネタバレになるので書けませんが、使えるものは全て使って、最後に全てを綺麗に繋げるその技量に悔しいですが嫉妬してしまいました。
ストーリーはもちろんですが、作品の「作り方」も凄く勉強になるので、
ぜひ一読することをおすすめします!

★★★ Excellent!!!

通学中に読んで、感動で涙が出ました。
1万字、この文字の中にどれだけの感情と思いが込められているのだろう、と素直にすごいと言わざるを得ません。

そして、「メル・アイヴィー」
この名前の意味に気づいた時、全身の鳥肌が立ち、感嘆の声をもらさずにはいられませんでした。

まずは1話読んでください。間違いなく最終話まで読み進めることでしょう。

その後、こう思うと約束します。

『いい作品に出会えた』

と。

★★★ Excellent!!!

この企画、始まったばかりの頃に見かけて、どういう小説が集まるんだろうなぁと気になってました。

そして今日、記念すべき1作目を読んだわけですが……

素晴らしい……!

美しく完成された物語構造。
それを1万字に纏め上げた技量。
まさに見事。

短い時間の読書で、とても豊かな気分になれました。

彼女の名前の意味を、生きる意味を知った時、きっと鮮烈な感情を感じます。

★★★ Excellent!!!

 いいところは何を言ってもネタバレになります笑
 なのでまず第一話を読んでください。ほんわかした物語に隠された意味を探して読み進めると、ところどころに隠された伏線に気がつくと思います。
 じゃあ、思い切って最後まで読んでみましょう。大丈夫、一万字ほどの短編ですから、すぐに終わってしまいます。読後に気づく寂寥感と、伏線の意味を考えると、また第一話から読み進めたくなります。

 いつまでもこの物語が続くのだ、と思えるようになれば、あなたは十分この物語の虜になっています。

 最後に、この企画でいくつか読ませていただきましたが、この物語はどれも秀逸で読んでいて楽しいです。他の物語も是非探してみましょう。
 

★★★ Excellent!!!

未読の方の為にネタバレは避けますが、短いながらに惹き込まれる作品だと思います。

暖かく、それでいてどこか不思議な儚さと優しさを感じさせる空気感でしたので……作品全体を通して、透き通った穏やかな声音で唄われる、子守唄のような印象を受けました。

素敵な作品が読めて嬉しいです、ありがとうございました

★★★ Excellent!!!

私のとても好きな雰囲気の作品でした。小説家に例えるなら、吉本ばななさんの作品でしょうか。
優しくて、柔らかい世界が文章から溢れ出て、心を優しく包み込んでくれる。そんな作品でした。そんな優しい世界を言葉で綴る事の出来る作者さんは、良い書き手になると思います。
これからも応援をしています!

★★★ Excellent!!!

ストーリーやキャラクター性、展開など、何を取っても引け目ない作品。
長編並みのストーリーがこの一作品で全部読めます!!
様々な伏線回収。
完璧なまでのラスト。
急展開かと思わせるはずの展開も、すらっと入ってきます!!
ああ、もう御託は!! いいから!! 読んで!!