詠井晴佳

彼女たちの向かう先はこれ程までに正反対なのに、その想いは融合したゲノム同様、果てしなく透明で美しい同位体。

感服仕りました。ぜひご一読を。

相手を、その関係性を大切に想えば想うほど、素手で触れることに臆病になって、曖昧なまま仕舞い込む。 肝心なことは言葉にせずに、気の利いたユーモアで溶かして、柔い部分はそのままに。 …続きを読む

読了後の第一声はウィスパーボイスで「うんッ……めぇなぁー」でした。気色悪くてすみません。 本作は、時代と世界線を超えた救済と恩返しのお話。戦争、魔法、超科学、そして現代……と連作…続きを読む

一万字以内、という当企画の制限は物書きにとって中々扱い辛いものがあります。 にも拘らず、この作品の筆者はなんと字数制限に加えて、あえて自ら「舞台」をメルの部屋の中のみに、「形式」を…続きを読む

存在しない本作の絵本を、その美しく装丁された表紙を両手に抱きしめながら、愛おしさ全開でレビューを書いています。 さて、短編で感情体験を作り出す際に最も効果的な手法の一つとして、い…続きを読む