概要
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883421293
こちらの改訂版になります。海戦、それもマイナーな商船護衛を題材にした作品ですが、興味が湧きましたら是非とも御一読ください。
改訂前の旧版にて、2018年WEBアマチュア小説大賞の一次選考を通過。
現時点における参考資料一覧
①小説
ハヤカワ文庫NV
セシル・スコット・フォレスター、『駆逐艦キーリング』『巡洋艦アルテミス』
アリステア・マクリーン、『女王陛下のユリシーズ号』
徳間文庫および中央公論社新書
佐
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!調べ上げられ丁寧に描かれたIFの世界。彼女たちの行く先は───?
【物語は】
ある一隻の『帝国』海軍所属の潜水艦が、撃沈されるまでの経緯から始まっていく。前日譚では、王国海軍側の視点で物語は進んでいくようだ。バスで首都に降り立った二人。どうやら彼らに出頭命令があったらしく、その理由について憶測している。何故ならば、”いち士官の人事手続きに際して、首都まで来るように命じるのは珍しい”ことだったから。ここで、首都の様子について語られている。会話の内容などから、戦時中であることが伺える。
(””内は引用である)
【補足:個人的に分からなくて調べた用語】
哨戒(しょうかい)
敵襲に対して見張りをして警戒すること。
緒戦(しょせん)
戦争が始まったばかりのころの戦…続きを読む - ★★★ Excellent!!!もっと読みたい
C・Sフォレスター「ホーンブロワーシリーズ」、アリステアマクリーン「HMSユリシーズ」、雑誌「丸」を幼少の頃から読んできた私がカクヨムで出会ったベスト3に入る作品かも。(1位はエッチなやつです。)
本作は表紙カバーがボロボロになるまで読んだ「駆逐艦キーリング」を彷彿する濃い内容でした。
潮書房「丸 」 季刊Graphic quarterlyの軽巡特集で見た、軽巡「矢矧」の断末魔の画像は軍艦マニアを自称していた私でもショックを受けました。轟沈や爆沈じゃなくてボロボロに叩きのめされて沈んでいくその姿は、地獄かと思いました。
話逸れて申し訳ないです。
平和ボケした今の令和に生きる私達があの海で何…続きを読む - ★★★ Excellent!!!史実でも有り得たかもしれない”彼女達”の戦い
本作のジャンルはいわゆる”仮想戦記”に分類されると思われますが、荒唐無稽な歴史改変モノではなく、異世界の海上護衛戦(”王国(イギリス似)”の輸送船40隻を”帝国(ドイツ似)”の潜水艦から守る戦い)を描くという…なんとも燻し銀な物語です。
しかも苦境にある”王国”側の護衛戦隊(駆逐艦・コルベット 計7隻)に乗り込んでいるのは、みな女性の軍人達(史実の英国婦人補助空軍がモチーフでしょうか?)。そこに”狂言回し役”である男性軍人リチャード・アーサー少佐が赴任し、物語は始まります。
ハッキリ言います、この物語に色恋沙汰やお色気シーンは一切ありません!!淡々と男性であるアーサー少佐とホレイシア…続きを読む