概要
【戯曲】男の人の涙って、ショウガみたいな味がするのね。
「女たちは語りたがっている。しかし、語るためには、対象が必要だ。例えば、彼女たちにとって都合のいい、手の届かない男に、恋をしたりすることで」
彼を愛する七人の女。彼女たちは牽制し合う。本当に彼女たちは男を愛しているのか。自分でもわかってはいない。ただ、誰かのことを愛している状態こそが、誰よりも彼のことを愛していると思うことだけが、彼女たちにとって、生きる原動力となっている。いつのまにか、対象である男はおいてけぼりだ。というより、こんなに愛されていることに気づきもしやしない。
【人物】
月曜日の女
火曜日の女
水曜日の女
木曜日の女
金曜日の女
土曜日の女
日曜日の女
あの男
マルゼンジュンクロー
【季節】
春
彼を愛する七人の女。彼女たちは牽制し合う。本当に彼女たちは男を愛しているのか。自分でもわかってはいない。ただ、誰かのことを愛している状態こそが、誰よりも彼のことを愛していると思うことだけが、彼女たちにとって、生きる原動力となっている。いつのまにか、対象である男はおいてけぼりだ。というより、こんなに愛されていることに気づきもしやしない。
【人物】
月曜日の女
火曜日の女
水曜日の女
木曜日の女
金曜日の女
土曜日の女
日曜日の女
あの男
マルゼンジュンクロー
【季節】
春
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- ★★★ Excellent!!!求めているもの
女が男に求めているものは、女の欲望が反映されているのだろう。
ここには7人の、それぞれ年齢も職業も異なる女がいる。
この女たちはみんな、シマヒロマを求めているが、同時に自分の欲望を投影している。
端的に言ってしまえば、シマヒロムでなければならない必要性はないのかもしれない。
それでも彼のところに欲望の異なる7人の女が集まったのは、彼にはどんな人でも受け入れる親和性があるのかもしれない。
そしてその、「誰でもいい」ということと、「親和性」という部分が、彼の輪郭をぼやかしているのかもしれない。
しかし彼について一つ言えることは、いい顔をしすぎる、ということ。誰でも受け入れるのが決していいことと…続きを読む