めちゃくちゃ面白い

この形式は初めて見ました。まさに舞台のような、削ぎ落とした小説とでも言うか、例えば登場人物の見た目は文章で一切触れてないのだけど、自然と目に浮かぶ。目に浮かぶその人物像は、読んだ人によって全然違う見た目のはずで、それが「人物の輪郭のブレ」という(僕が感じている)この作品のテーマを気付かせることに一役買ってる。場面の転換も鮮やかです。会話の軽妙さ加減と言ったら! 素晴らしい。もっと読みたかった!

追伸 あの人は、僕の中で宮迫でした。