【完結準備に伴い、推敲中です】「僕があなたを人間に戻してあげる」 柳なつき
「あなたとまた、会えるなんて。
そして、僕はまた、あなたに会いたい」
高校時代に苛烈な苛めを受けた少年、来栖春(くるすしゅん)は、
苛めの首謀者のひとりであった少女、南美川幸奈(なみかわゆきな)と再会する。
ただし、場所はペットショップ。春の再会した幸奈は「人犬(ひといぬ)」にされた悲惨な姿だった――。
社会人となっていた春は幸奈を購入し、連れ帰る。
そしてかつてのいじめっ子に、こう約束する。
「僕があなたを人間に戻してあげる」
対外上、幸奈をペットの犬として飼っていることにしながら、春は幸奈を人間に戻すべく静かで熾烈な戦いを始める。
哀れにも犬の加工をされ、生活すべてが不自由でもどかしく、心すべてが疲弊して絶望しきった幸奈ととともに生活しながら。ときには介護のように寄り添って、ときには高校時代のトラウマをぶつけて、ときにはふたりでどうしようもない夜を繰り返しながら。
春はなぜ、かつて自身を苛め抜いた幸奈をわざわざ人間に戻そうとするのか――問いかけと、答えの、物語。
★現在、毎週月曜22時更新です。
★完結準備中です。全体的に推敲を進めています。
推敲の状況につきましては、作者の近況ノートをご覧ください。…続きを読む
目次
連載中 全1,071話
更新
- プロローグ 高校の同級生が、ペットショップで売られていました。
- 再会
- 顔を上げた
- 「救済」
- 最高の涙目
- ひとごろし
- 再開
- 第一章 高校の同級生を、自宅に迎え入れました。彼女はいろいろと、傷ついているようです。
- 包み込む
- こいねがう
- 受け入れる
- ホットミルク
- そして、カップラーメン
- 第二章 高校の同級生とはじまる、奇妙な同居。愛おしいけど、憎かったりもして、どうしようもなさが募るなか、それでも僕は――
- 同質な笑み
- 宣誓
- 僕はなにひとつ変われていない
- あのとき、地獄がはじまった
- どうしても、それを
- お互いにね
- やっとのことで帰宅をしてみたら、
- 約束を守ったのは、そして約束を破ったのは
- りんごのすりおろし
- うまくやれ
- もういちどとこんどこその狭間で
- 第三章 高校の同級生を、どうしても元に戻したい。ただひたすらにその一心で、おなじ目にあったというひとのお家にお邪魔して、打開策をさぐります。
- ふたりのドライブ風景
- 丘の上の赤い屋根の家
- 旧時代的なおそろしい家庭
- 夫婦のトラウマ
- あまりにも中途半端な表情
- むかし、むかしのおはなしです
- 乾杯は泣き笑いを隠して
- 法的バックグラウンド
- ましてや彼女は神だった
- 圧倒的強者
- 春のはなし
- 幸奈のはなし
- その赤色の意味
- せめてもの毛づくろい
- 幸奈の結論、春の結論
- 草原は無限に続くように思えた
- 第ゼロ章 こんなことになってわたしははじめて、高校の同級生だったあのひとのことを、なんどとなく、なんどだって、思い出すの。
- きっともうすぐ殺してもらえる
- デザインキッズのしんちゃんとばけちゃん
- ひととイヌの狭間の心で
- 人間未満は良い資源となれ
- 時給百二十円の四足歩行型発電機
- オープンルームの地獄(1)お手に三回おまわりのワン
- オープンルームの地獄(2)わたしはもう、殺人罪さえおかせない
- オープンルームの地獄(3)褒めて、そうでなければ殺して
- オープンルームの地獄(4)人ではなく、かといって犬になりきることもできず
- オープンルームの地獄(5)死にたいんだって?
- オープンルームの地獄(6)天国では
- オープンルームの地獄(7)「ねえ、シュン。人間になりたかった?」
- ひだまりをゆずるかのように
- 第四章 高校の同級生は、すこしずつ、いろんなものを取り戻していきます。けれども、やはりそれではなにかが足りないと思った僕は――
- その住所のやばさ
- 南美川さんの尻尾の動き
- 幸いにも
- 爪がね
- どうしようもなさ
- 欲情についての簡単な答え合わせ
- ずぶずぶの抱擁
- 犬の肉球、人間のネイル
- 南美川さんの後悔
- ごほうび
- 眼鏡型ポインティングデバイス
- 黒ぶち眼鏡の南美川さん
- 人間どうしでそうするみたいに
- 南美川さんの性能
- この期に及んで
- 南美川さん、起きて
- 春のデジャヴ
- 南美川さんの決意
- 耳うち
- 深刻な話を切り出そうとしてみたら、
- 夢の細胞
- その細胞の可能性
- 作戦会議は
- 第五章 高校の同級生を、ちゃんと、もとに戻したい。その一心で、専門家の先生の研究室を、ふたりで訪れます。
- 高柱寧寧々
- 生物学者の研究室で
- ネネさん
- ひとりの無性愛者の苦悩
- 無性者たちの新天地
- 南美川さんの知性と、化粧の必要性
- ごろん
- 社会性向上レクチャー(1) 南美川さんをひっくりかえして
- 社会性向上レクチャー(2) ましてや、いまさら、この期に及んで
- 社会性向上レクチャー(3) 僕も理不尽だったけど、
- 実現条件
- 戦いの前くらい
- 第六章 必要なものを揃えるために、高校の同級生の実家にお邪魔します。彼女の元婚約者や家族にも会うことになって――
- 決戦直前
- 行くしかなかったから
- 峰岸狩理(1)インターホンで応えたのは
- 峰岸狩理(2)コンプレックス
- 南美川真(1)きょう、ゴミの日だっけ?
- 南美川真(2)お名前なんていうの?
- 南美川化(1)ご近所迷惑は、よくない
- 南美川化(2)そんなに、信じられませんか?
- 長丁場の同窓会
- アルコール
- 近況報告のごとく
- 峰岸くんの本音
- 宴のはじまりは服従を要求されて
- ウェキャップ、ネコ
- その映像(1)ミソギ
- その映像(2)犯罪者の息子
- その映像(3)私刑
- その映像(4)南美川夫妻
- その映像(5)誓うんだ
- その映像(6)決死のプロポーズ
- その映像(7)証拠
- 一触即発
- 蝶々を相手にした者どうし
- ハッタリでも
- 噛みつき
- チャンス到来
- プリーズ、ネコ
- プログラミング(1)セットアップ
- プログラミング(2)コンフィ・コード
- プログラミング(3)ジーニン・コマンド
- プログラミング(4)ワン、トゥー、スリー!
- プログラミング(5)パーソナリィ、
- 喉元過ぎれば、
- 帰ろうとしたんだけど、
- ワンス・アポン・ア・タイム(1)「はみ出てしまったふたごがいました」
- ワンス・アポン・ア・タイム(2)「理解者が、互いしかいなくて」
- ワンス・アポン・ア・タイム(3)「狂うからだよね、ひとりだったら」
- ワンス・アポン・ア・タイム(4)「世界はむかで人間でしかない」
- ワンス・アポン・ア・タイム(5)「あたしの弟は、あたしの神さまなんだ」
- ワンス・アポン・ア・タイム(6)「姉さん、自由だね」
- ワンス・アポン・ア・タイム(7)「だから、飼おう」
- 南美川夫妻との対面
- 親なのに
- かわいくなったね
- つがい
- シャットダウン、
- 第七章(上)わたしのせいで、こんなことになってしまった。高校の同級生のあなたがすこしでもつらくないように、わたしはがんばるの。
- 十七歳のシュン
- シュンの悪夢
- どうして
- なすすべない
- きたないものが、きたないなあ
- だって、そうでしょう
- 舐め取り続ける
- わたしは柴犬
- 視線
- 襲われる
- ごめん、ごめんね、
- トイレの管理(1)妹なのに
- トイレの管理(2)本能のまま
- トイレの管理(3)見ないで、
- わたしのこころは、
- 思いやり
- 撫でて
- だいすき
- 「きれいで、すばらしい朝」
- 笑って
- よかった
- 元気ですね
- なでなで(1)おかえり
- なでなで(2)同レベル
- なでなで(3)学習
- なでなで(4)もふもふ
- なでなで(5)なめなめ
- なでなで(6)平等
- なでなで(7)家族になれたね
- せめて、いまだけは
- におい
- エサの時間(1)都合のいい副作用
- エサの時間(2)ねえ、どんな気持ち?
- エサの時間(3)進まなくちゃ、
- エサの時間(4)おさら
- エサの時間(5)その味
- エサの時間(6)与えよう
- エサの時間(7)のみこんで
- エサの時間(8)いいこ
- ぽんぽん
- おはなししましょ(1)あなたの家族は?
- おはなししましょ(2)ぴりぴりするけど、
- おはなししましょ(3)ひとり勝手な反省会
- おはなししましょ(4)ふたりの、はじめて
- おはなししましょ(5)名前の尊厳
- おはなししましょ(6)親のこと
- おはなししましょ(7)知りたい
- おはなししましょ(8)シュンの家族のこと
- おはなししましょ(9)姉のこと
- おはなししましょ(10)妹のこと
- こころをひらいて
- 第七章(下)高校の同級生を、かならずまもる。わたしが、いじめられることになっても。高校のころにはわたしがいじめた、あなたを、わたしはかならずまもるんだから。
- おやすみ
- いちごをあなたにあげたのに
- 姉として
- 似ている
- シュンの異変
- 十七歳のくせに
- その質問
- その物質
- 帰りたい
- 狩理くん(1)煙草の時間
- 狩理くん(2)愛していたと言ってもいい
- 狩理くん(3)たまらない
- 真ちゃん(1)愉しそうに笑いながら
- 真ちゃん(2)なんども
- 真ちゃん(3)言いたいけれど、もう言えないこと
- 化ちゃん(1)近づいてくる足音
- 化ちゃん(2)高見
- 化ちゃん(3)見た!
- 弱さの強み
- 流れる宝石
- ヘルパス
- 帰って、いいですよね?
- さて、帰ろう
- 人生の課題は
- 灰皿代わりの
- いまなら、わかるけど
- 店員さん
- とある先輩の言葉
- 盃
- 走る
- やるの
- 説明(1)優秀者からの視線
- 説明(2)全責任クローズドネット開示要求
- 説明(3)シュンのお守り
- 説明(4)慣れるわけないの
- 説明(5)ネネさんのところへ
- 説明(6)メッセージは
- 説明のあとには、本音を
- 風がうたう
- 第八章(上)高校の同級生をもとに戻すのに、必要なもの。
- 青天の霹靂
- 壮大な夜明け
- 単なる、希望の朝
- いまのうちに、その記憶を
- 橘さんの来訪
- 心臓が、鳴る
- 橘さんの説明(1)無断欠勤、選択有給休暇、契約書
- 橘さんの説明(2)選択有給休暇の使い道
- 橘さんの説明(3)みなし休日
- 橘さんの説明(4)状況確認、猫語録からの引用、そして冗談
- 橘さんの説明(5)杉田先輩、業務の割り振り、チームのいいところ
- 橘さんの説明(6)チームのふたりには、眩しく見える
- 橘さんの説明(7)それは、ハッキング
- 橘さんの説明(8)「もう、たくさんだよ」
- 橘さんの説明(9)春の説明
- 橘さんの説明(10)選択有給休暇の長期規定、対Necoプロセスアクセス社のエース
- 橘さんの説明から、亜音斗、そしてネネさんの説明へ
- 「季節外れの、アジテーター」(上)
- 「季節外れの、アジテーター」(下)
- ネネさんの説明(1)約束してくれ、無理はしないと
- ネネさんの説明(2)彼らは不可逆性をもつ
- ネネさんの説明(3)"Olivita"
- ネネさんの説明(4)政治家は大量の社会評価ポイントを付与できる
- ネネさんの説明(5)高いから
- ネネさんの説明(6)人間は、身体の痛みでも心を壊す
- ネネさんの説明(7)怒り
- ネネさんの説明(8)政治がかかわる
- ネネさんの説明(9)贖罪会見と、その裏
- ネネさんの説明(10)僕は弱者と猫は言った
- まるで修道女のように、
- 実感
- オリビタを飲めば
- 覚悟
- 寒いんだよ
- 顔
- こっそりと向かう先は、
- Necoとのやりとり(1)Before the turns
- Necoとのやりとり(2)Opening:How justified it is
- Necoとのやりとり(3)Closed game:What you may understand
- Necoとのやりとり(4)Slav Defense:Why I must know you
- Necoとのやりとり(5)Meran variation:Which need to be between
- Necoとのやりとり(6)Midlle game:When we talk each other first nearly
- Necoとのやりとり(7)End game:Where we dreamed,and where I am dreaming
- Necoとのやりとり(8)Mate!:How much difference between we are?
- Necoとのやりとり(9)Endgame Study:Hou many hopes do you had?
- Necoとのやりとり(10)After the service
- ゆっくりしようか
- 第八章(下)高校の同級生をもとに戻すのに、必要なこと。
- アラームの前に目覚めなかった朝
- 薄暗い部屋での朝の習慣
- 朝の歯磨き(1)ごめんなさい、南美川さん
- 朝の歯磨き(2)罪滅ぼしには、まだ足りない
- 朝の歯磨き(3)歯磨きの順番
- 朝の歯磨き(4)その尻尾
- 朝の歯磨き(5)人権不充分
- 朝のお風呂(1)重たいものは、
- 朝のお風呂(2)黒Tシャツから滴る雫
- 朝のお風呂(3)地獄のごとく
- 朝のお風呂(4)キツい
- 朝のお風呂(5)身体の価値
- 朝のお風呂(6)いつまでも、このままではいられない
- かわいいね、
- 硬度を変えてゆく犬の耳
- それでも散歩に行かなければならない
- 崩して、崩れて
- 怠惰
- 見下ろす
- 苛立ち
- ぼんやり
- わたしのおうち
- プロフェッサー
- それはいいんだけどね、
- できないこと
- 受け止める
- 直線と曲線
- 死んでもいいわ
- 失われた夢
- 動画を見せて
- モニターのなかの花嫁
- まるで宝石のような、
- 認めたくなかったことを、
- コンプレックス・イズ・ワースト
- 自問自答を繰り返したこと
- いちばん、嫌なことは
- ひとつずつ、自分を嫌いになっていく
- お洋服、着てみる?
- 停滞のなかに、スマホが鳴る
- だれ?
- なんの用?
- 虚しさ
- 衣服と、尊厳
- 洋服が、届く
- チャイムが、鳴らされる
- お手のように励まされて、
- 自宅への来訪
- 空姉ちゃん
- 待って、姉ちゃん
- アンタ、と呼びかける
- 姉に撫でられる南美川さん
- 詰問
- 飛び込んでくる
- 南美川さん、いましゃべった?
- あなた、どちらさま?
- はじめて聞くこと
- 幼い弟
- 姉の、意外な面
- いじめないで
- 僕たちの父さんはアンドロイドを愛している
- 誤解
- 理解
- けっきょくのところ、似ている姉弟
- 合図
- 勇気
- 猶予
- 来栖海
- 妹、元いじめっ子を撫でる
- ずっと手本にしてきたひとの本棚
- 家族
- 家族が、帰って
- アラームが鳴ったら起こされる朝
- 明るい部屋での朝の無理
- 朝の歯磨きのほんとうのところ
- 朝のお風呂のほんとうのところ
- 宣告
- それはあくまで一方的で
- 第九章(上)異変と、ひとに頼ること。
- 一日目
- 公立公園にて
- さらに、必要なこと
- 勝手な意思
- 僕たちは歩き続けなければならない
- 気遣い
- 苦難のときと、きれいな夕暮れ
- お姫さま抱っこ
- 敵ではないのに、味方なのに
- マッサージと、思考
- ケーキショップでの割り切れないできごと
- 二日目
- ひとりの人権制限者
- 社会人のかた
- お昼休憩、だけど
- 食べる
- むかしを知る者との出会い
- ネコさんは、アイドル
- むかしばなし(1)あのころ、私たちは、理不尽だった。
- むかしばなし(2)サブカル少女と、その番組。
- むかしばなし(3)若くて、かわいい、女の子だから。
- むかしばなし(4)歌って踊って、笑顔がきらめいた。
- むかしばなし(5)みんなが、そう思った。
- むかしばなし(6)私たちが、そんな社会をつくった。
- むかしばなし(7)当時の法律では、うまくいかなかったの。
- むかしばなし(8)人間じゃないんだって、言われた気がしたんだそうよ。
- むかしばなし(9)理不尽、理不尽だって、叫んだのはいいけれど。
- むかしばなし、そして。
- ちょっとだけ勉強の遅れている女の子
- どうして、それだけのことで
- 社会は発展していったから
- やっぱり、犬
- 一生、おとなになれないだけ
- さずかりものではなく、つくりもの
- 人間未満になりたくないわ
- その渡されたアナログ貨幣
- だから、ケーキを食べよう
- 地獄のノルマ
- 昨日の延長線上のような店員さん
- 今日も、地獄の入り口に立ち
- 三日目
- 今日も、人権制限者とその管理者の群れと出会い
- 今日は、厳しい寒さで
- 今日も、雑木林を進んで
- 雑木林
- 歩いてくる三人の若い女性
- しゃべることさえ人間の特権
- 黒髪の目立つ女性
- 葉隠雪乃
- 黒鋼里子と守那美鈴
- 三人組
- そして、ふたたびミサキさん
- 自分勝手に
- 思い出す、やりとり
- やっぱり、僕は変われていない
- ノルマもこなして報告にも行く、けれど
- その歩数計の特質は
- 空想しがち
- なにも、わかっていないくせに
- 閉ざされた夜
- 四日目
- いつも通りを、歩いてみる(1)ケーキショップの店員、人権制限者施設の職員
- いつも通りを、歩いてみる(2)ミサキさん、三人組
- いつも通りを、歩いてみる(3)三人組の、爆笑
- どうしようもない僕なのだと
- 反応しないNeco
- 南美川化、再来
- 従者のように来たるは真
- あいつは、沈黙している
- 世界の、変質
- 芝生広場の、ミサキさん
- 責められていると感じている
- 人権制限者の管理者の青年は迎えにくる
- 木の生えた道を進んでいく
- カルくんと、上司さま
- 優れてるんだから話してほしい
- しゃべりたくない
- インタープリター
- カンちゃんと、だいすき
- 社会評価ポイントの性質
- ノートパソコンを触りながら
- Necoゼミの教授の言葉を思い出しながら
- なにしてるんだよ、Neco
- ただそこに、晴天だけがあったのだ
- 拒否権は、なく
- 地獄に近いと気づいてしまった
- エデンというなら
- 見られる、呼吸
- 視線は怪物
- なすべきことを、なすしかなく
- 試すことはまだある、けれど
- できなかったんだ
- 人間樹木
- そして、混乱の公園は
- わたしのせいだわ
- 春の、価値観
- そして、また現れるのは
- いずこの舞台から、飛び降りるかのようにして
- Necoの尻尾、発見
- そして、彼の取った行動は
- 迷いながらも、託した
- Necoへ
- 第ゼロ章 わたしは、優秀者。
- 劣ったひとは、かわいそう
- くだらない時間
- 優秀ならば、なんでもよい
- 優秀者というのはね
- 優秀者には、犯罪という二文字は存在しない
- 最初は、たしかに四人組だった
- ミックス
- 古都から、出稼ぎに来ていた
- 深海の目線で、見られていることも気づかずに
- 貧困エリアの出身
- 福祉の光も、届かなかった場所から
- ゴミ置き場のねぐらに、優秀者たちが来た
- 子どもたちの叫びは絶えて
- 黒鋼博士はロマンチストで
- そんななかで、淡々と
- 優勝しますから、そうしたら
- いまどきデザインキッズがいるのだし
- 百一倍までいけたから
- そのときの南美川家の長女にとても優しい食卓
- それが劣等出身ゆえなら
- うっとうしい危惧
- ユカとハチ
- 封筒
- 御役に立ちます
- そして、黒鋼里子はいまでも養っている
- 私の事情も話したいと、そんなにアピールしておいて
- 守那美鈴の事情
- 家族奴隷
- 妹奴隷の、はじまり
- お嫁に行けない
- 必要な薬
- 手塩をかけるために
- 今日まで至る
- 優秀者の効率性のツールとして
- 甘ったれた妹ちゃんタイプ
- 自覚しているけれど自覚しきれていない悲劇のヒロインタイプ
- 古都出身者
- ただ完璧に微笑んでいたい
- 攻防戦
- そして、コーヒーショップでの思い出はフェードアウトして
- 優秀者街道をゆく
- そのために、がんばっているだけなのに
- がんばるからね
- ご愁傷さま
- 茶色の意思はわたしを審判する
- 国立学府の研究室の実態は
- いちばんめ、にばんめ、さんばんめ
- 葉隠雪乃の役目
- 黑鋼里子の役目
- 守那美鈴の役目
- 研究室の新しい日常風景は
- もう、いまは笑えない
- 帰り道に、出会ったのは
- どうかしちゃってる
- どうしてそんな子の手を取るのよ
- いっしょにしないで
- わかってない
- やっぱり変に歪んでしまう
- 狩理の、質問
- 前の幸奈のほうが
- 変化
- 雪乃と里子のされたこと
- そして美鈴のされたこと
- おひさまがずっとわたしを照らしてくれる
- 第九章(中)さらなる異変と、混乱と、疲労と、ひとびとの不信と。
- デッドライン
- お願いします
- 地獄への配慮
- 痛々しい
- 取り返しのつかないこと
- この世界は
- 哲学技術
- 背中の荷物
- さまざまな人工知能
- 人格欠損させられている
- Necoの心がいじられたというよりは
- エラーブルーの西門
- あの青年は
- モデルとしての高柱猫
- 神に、なろうとしてるの
- それでも進む必要がある
- 当然あきらかに優先すべきでだいじなこと
- 十日間を、達成する
- そして、広場で
- 人数
- Neco憲章にもとづいて
- どうにかしなければとはわかるけど
- 苦しんでよ、大好きだから
- 子ども
- 行くわ
- ミサキさんの、正体
- そしてふたりの青年は
- クローン
- 影
- 千体観音体人間
- ほんとうはまだ
- ヒーロー
- 喧嘩をしてればからすは鳴いて
- そしてふたたび広場に戻って
- 日は暮れきって、広場は
- 広場の隅でのふたりのやりとり
- 凍えて
- いけず
- 夜は無駄に更けていき
- 夜は長い
- 五日目
- 朝は寒く
- 多くのひとびとは早起きで
- 第三公立公園(1)形、立地、条件
- 第三公立公園(2)三つの池
- 第三公立公園(3)見所、機能
- 公園が好きだったのか?
- 明け方
- 朝から騒動
- 四つん這いで、立ち上がれる
- 光景
- 嘔吐
- こんなときにも自己嫌悪
- 漏れ出た笑みと、その感情と
- 慣れているからという言い分
- 空気を切り裂く
- 打破しようとしている
- そうしてぐるぐる思考しているうちに
- 獣の襲来
- 手遅れ
- 天に吠える
- モストリィ
- 連れていくさいに
- 人権制限者たちを逃がしてゆく
- 想定される行動パターンと合致しない
- 素朴な考察に思えたけれど
- 鯨のような
- すきっぷ、すきっぷ、らんらんらん
- 止める
- 化けものの言うこと
- 社会の、子どもをめぐる事情
- 末路
- たぶんヒロインなんだろう
- 社会は分業制だから
- 犯人はこのなかに
- だれのせい
- 問答に、問答
- 明るい広場の暗中模索
- コミュニケーション
- 進化に、神が微笑んだのだと
- ミサキさんの語る、楽園のおはなし(1)
- ミサキさんの語る、楽園のおはなし(2)
- ミサキさんの語る、楽園のおはなし(3)
- ミサキさんは、背を向けて
- 無理を通してでも
- 状況を、振り返り、整理する(前半)
- 状況を、振り返り、整理する(後半)
- 彼らの意図は悪意は
- どうして名指しにしてこない
- 風への気づき
- コミュニケーションができないと
- どこまで、思い通り
- ふたつの怯え
- 白馬の王子さまなんでしょう
- 壊されたもの
- 人間なんて
- あとにした
- すがるかのように
- この世で、しゃべれる相手は
- 嫌な予感
- 光の中心
- かみさま
- 司祭
- サクリィ
- 影が、司祭をやる理由
- お誘い
- 轟音
- 南美川化にかんする事情
- 化と真の進んだ高校は
- なにかは、起こっている
- 広場の惨状
- サクリィゲーム
- 氷漬け
- ルール
- いやしのフェーズ
- 岸の旅館
- 橋の両側
- 総意の声は
- 共鳴
- チャンスすらない
- 疲労
- 風は、吹かない
- みどり髪のおかたは
- 助けると
- 得体の知れない善意
- 雪乃のサイン
- だれか
- 命にかかわる地獄
- わかっては、いる
- がっかりだよ
- ふたりきりで、いる
- 岸にあがって
- けっきょくのところ
- 人間として当たり前
- ずるくても
- 落ち葉のじゅうたん
- 正しさどうし
- 正しさの表情
- どうして
- 教えられない
- 心の極度の疲労によって
- 目が覚めたら
- 水晶の広場
- ゆるしのフェーズ
- 手と手を、握りあわせようとして
- 嵌まった
- 客観(1)岸辺のこと
- 客観(2)黒鋼さん、守那さん、ミサキさん
- 客観(3)司祭、そして拍手
- 裁きの対象
- 資格
- 火の燃えるような拍手
- 水晶の檻
- 真冬の夜の檻での会話
- 春にとっての当たり前のこと
- 第ゼロ章 僕は、劣等者。
- 悪夢だろう
- 人間やめてんじゃん
- ゆるさない
- 学年トップは
- 偏差値二十九
- なにより、その数字が
- マユ
- どうするの
- 雲
- 呼び出し
- 和歌山の部屋
- 研究室というものは
- おまえ
- レベル
- 常識
- 無能教師
- いつも通りの
- 家を出るとき
- 返される
- アナログペーパー
- 偏差値、ゼロの可能性
- 気持ち悪い、うっとうしい、うるさい
- なんでもする
- 事実
- 誠意、見せろよ
- ハイヒールのかかと
- 謝るよ
- 女の子座り
- ハイヒールが、飛ぶ
- 震えて
- 正しい
- 抵抗する権利のない僕
- 呼びかたと敬語
- 内心と、行動
- 僕の感情よ
- まっしぐら
- 泣きながら
- 僕が、僕自身ではなくなるような
- コントラスト
- 流し、蛇口、オートマ化、オールディ
- 夜の思考の地獄
- 翌朝
- 正当な格差
- 権利がない
- 社会では、当たり前のこと
- クラスを、観察
- 勉強が、難しくて
- 帰らせない
- 管理
- 剥ぐ
- ウェキャップ
- ネコの当たり前の判断
- 身ぐるみを剥がされる
- クラスの団結のきっかけ
- 地獄に堕ちて、よかったな
- 泣く
- 変だ、おかしい
- 自分が、自分でなくなっていく
- 杭のように釘のように
- シュンのごめんなさい
- どうしよう
- 二日目の朝
- 連絡先、交換
- いやだ
- その目
- パニック
- 逃げられない
- いじめ
- 区切り線
- 引き回し
- プール
- 授業中の正座
- グループメッセンジャー
- 掃除用具
- クラスの奴隷
- すべて
- 高二の調教
- 高三のすがすがしい朝
- そして、卒業式の断片
- 卒業式から帰ると
- 世界で、いちばん最低な存在
- 心は
- すべて、すべてのことを思う
- 猫よ(1) 人間しか、いてはいけない社会
- 猫よ(2) ぴっかりとして、クリーンで、きれいな世界
- 猫よ(3) 明けない夜はないというけど
- 猫よ(4) 猫は、青春したかった
- 猫よ(5) ぐっちゃぐちゃのねっちゃねちゃの笑い話のバラバラの分断の混然一体
- 猫よ(6) まるで親友どうしのように
- 猫よ(7) 島へ
- 猫よ(8) その夜
- 猫よ(9) やめて!
- 猫よ(10) 阿形教授
- 猫よ(11) アイドル、ネコ誕生
- 猫よ(12) 「人間の再定義の提案」
- 猫よ(13) 愛すれば報われるアイドルは
- 猫よ(14) 「人間の再定義の必要」
- 猫よ(15) 人間基準関数
- 猫よ(16) 人間であるかどうか判定する舞台
- 猫よ(17) 公開処刑
- 猫よ(18) 人間未満第一号
- 猫よ(19) 猫の十三人の子どもたち
- 猫よ(20) そして人工知能のNecoへ
- 暗闇に、手を伸ばす
- 第九章(下)
- 六日目
- 異世界での、朝
- 手は、打っておく
- どうにかするから
- 頼みごと
- 具体的なことを
- 南美川さんを、起こして
- まるで懺悔でもするかのように
- このままで
- 約束は、できない
- 風穴
- ゆるしのフェーズのはじまり
- ゆるされるのを待つ
- ゆるしのフェーズの説明
- ゆるしのフェーズのチュートリアル(1) 罪と、どうする
- ゆるしのフェーズのチュートリアル(2) 気づき
- ゆるしのフェーズをどんどん進めて、そして
- 昨日の続きを
- 六日目、某研究室
- 深夜のメッセージ
- コネクト
- 事態が、動き出す
- 寧寧々がやってくる
- 対策本部
- 呼びたいひとたち
- 奏屋可那利亜
- ジェシカ・アンジェリカ
- ポジション国王、依城寿仁亜
- ポジション魔王、木枯木太
- ポジション帝王、金出佐見槻
- ポジション女王、ジェシカ・アンジェリカ
- 来栖春のプログラミングは
- とある日々
- 必修科目、Necoプログラミング入門
- 僕といっしょにアフタヌーンティーを
- 寿仁亜のサポートと、見槻の年度
- お先です
- 他人、全員、破滅させたい
- 遊び行こ
- 脱落者たち
- 本気で
- 試験、開始
- チープな醤油ラーメン
- 試験、終了
- 春の勉強方法
- 靴を舐めろ
- 合宿義務でもあったかのような
- ひきこもりや無職をめぐる社会のこと
- Necoは助けてくれなかった
- 単位ください
- チェック、開始
- 素子の優秀性
- まるで奴隷
- 針の穴ほど
- 彼はどうしてそこまでのことを
- そして七日目、某研究室
- 対策本部は、動き出す
- 六日目、某大学の食堂
- できないことなんて、なにもない
- 六日目、某所
- 問題なんて、なにもないから
- 七日目、早朝から夕方、公園
- 賭けの、はじまり
- ブラックボックスみたいなイメージのゴミ箱
- それなりに、慣れているから
- さばきの暴力
- 痛み
- 笑ってるのは、いつも、そっちだ
- 七日目、早朝、研究室
- 途切れるプログラミングに対して
- 警察という機能は
- Necoの電源は落とせるのか
- 社会評価ポイントの評価式
- O=Objective (assessment):客観的評価
- 社会評価ポイントのそれぞれの人工知能圏における差異について
- 人工知能会議と、世界のおもな人工知能
- GrimとLovers
- 人工知能会議の実際
- 各人工知能圏の人間未満の扱いは
- TS=Total Subjective (evaluation) :総主観的評価
- SS=Special Subjective (appreciation):特別な主観的評価
- C=Critical (result):致命的(批判的)な結果
- GPP=Gross Personal Product:個人総生産
- SAP=Social Assessment Point:社会評価ポイント
- それでは、なぜNecoの電源を落とせるのか
- 可那利亜の反応、そして寧寧々の反応
- 夕方まで、なにもできないのか
- お友達ちゃん
- そんな化け物相手になにが
- 七日目、早朝、某所
- 団らんの朝
- トゥデイズアニマルの後半戦
- こんなに楽しいのに
- 今日も、世界の秩序はおおむね保たれている
- わっかちゃんがわっかちゃんである理由
- わっかちゃんにいっぱいわっかをつけてみたいです
- わかったこと
- 情報を、ひろいあつめて
- 無限大の可能性と、旧態依然な国立学府の図書館
- 世界は早く動物園になってしまえばいい
- 接続
- 七日目、昼間、対策本部
- 木太の違和感
- やられた
- 銀次郎の影
- タイピングとプログラムのハーモニー
- 判断系アルゴリズム
- パステルカラーのセンス
- アンフェア
- 犯人像を突き止めたい
- 七日目、昼間、某所
- 果ての見えない虚無の道のりのように
- 今日も、ケーキショップの店員が
- ショートケーキ
- 七日目、夕方、対策本部
- 寿仁亜の報告(1)
- 寿仁亜の報告(2)
- 寿仁亜の報告(3)
- 七日目、夕方から夜、公園
- 普段の仕事と異なること
- 新たなプログラムの始まり
- 七日目、夜、対策本部
- ソロ・プログラマー
- 通報システム
- その可能性
- 異なる物理法則の世界
- フェイント
- 理系、全滅の日は近く
- 内部監視プログラム
- 七日目、深夜、某所
- ひとのこころ
- 八日目そして九日目、公園
- さばきを受けて、モノローグ
- 九日目、対策本部
- ポスト・シンギュラリティ
- 座標軸特定演算システム
- 小さな赤い円
- パーフェクト・デザインキッズ
- こんにちは
- 役割分担
- 南美川家の家族情報
- ピース
- 痛みで
- 具里夢と叉里奈
- NecoとGrimの関係
- Grimによるテロの可能性
- 巻き込まれかけて
- カフェオレ
- ほんとうの犯人は
- 九日目、某所
- 中東の砂漠で
- 機械として
- Grim本部へつづく扉
- 叉里奈のために
- 九日目、対策本部
- 停滞、そして
- 十日目、対策本部
- 公園内部の映像化
- 非デジタル情報の功績
- 馬鹿にしている
- みんな、生きてるんだよ
- 尊いレガシィを通して
- 十日目、公園
- みそぎの世界
- 落ち着きましょう
- 望んで
- 十日目、対策本部
- 深い疲労感と諦念
- 各人の反応
- 春の意図
- 希望など、つねに無いわけはなく
- 特別緊急通報プログラム
- 春の期待することは
- 春の目的、寿仁亜たちの目的
- 十日目、公園
- 心の麻酔があればよかった
- 縮んだところで
- 謝らせてください
- 十日目、某所
- 見返りなく
- イチゴひとつ
- 消化しきれない
- 口にする
- 十日目、公園
- 惨めさは、笑える
- 人権蹂躙と諦め
- 憧憬と現実
- 素晴らしき文化
- 最強の世界平和
- 死ねない標本
- リサイクル
- とっさのつぶやき
- 過ぎたこと
- 十日目、対策本部
- ひとそれぞれ
- 寿仁亜の怒り
- 来栖瑠璃
- 来栖空
- 超優秀者の倫理
- シュフ
- 来栖咲良
- 来栖瑠璃、そのデータ
- 来栖空、そのデータ
- 来栖海、そのデータ
- 社会適応指導教室
- 来栖家の大変な時期
- 爆発
- 高柱猫のように
- 二年
- ラッカーズ
- 来栖春、そのデータのはじまり
- 競争原理
- 自己責任
- 美徳さえあれば
- 担任教師の言葉
- 夢を見た利子
- みんなが望んでいたはずの世界
- 幸福な社会
- サブジェクティブ評価の是非
- 加害者たちの未来
- すべての人間が能力によって決まる理想的な社会
- 来栖瑠璃と空との対面
- 名刺
- 彼女たちの目的
- 春なんじゃないか
- どうもこうも
- ピピピポポポ
- 不可視性領域調整師の意見
- Rasa
- 開示請求
- 7分37秒の映像
- キメラ
- 記録の最後
- 現代の情報戦
- 成長期
- クローズドネットへの情報漏洩
- ブラック・エアポケット
- 信用
- 循環的な話
- あっちもこっちも騒がしい
- 更なる、不測の事態
- 状況は可変的
- 不在を示す存在
- カットアンドペーストの跡
- 空間の上書き
- 技術
- 最悪の可能性の悪用
- レコード
- 空間転移
- すべてが滅びる可能性
- 足りない
- 古くて新しい問い
- 虚無の取引、虚無の管理
- 国立学府は国立ではない
- 虚無が高価な理由
- 空間の最小限のひとまとまり
- 暗算チャンピオン
- 記録に必要な範囲
- 未来に託す
- ブラック・アンサイト
- トラディショナリィコード概論
- 人工知能プログラミングのすべて
- 優秀者たちに倫理は要らない
- 説得
- 役目を果たすために
- 骨が折れたよ
- 完成
- 確かめるために
- 台車
- 設置
- 共有衛星カメラ
- 本来であれば、無理なこと
- 俯瞰の映像
- あるまじき暴力そして辱め
- 情報の構成要件
- 二十年後はわからんが
- 瑠璃の行動
- 目にした
- 跳躍
- 座らせて、座って
- 奇襲
- 二次被害
- 人権侵害の免責
- 空の決断
- 不思議
- 海の結論
- 仕事を早退して
- 壁紙のような
- 香り
- 咲良の印象
- もくもくと
- 咲良の言葉
- 瑠璃と咲良
- 深淵、そして愛のシステム
- 会話の行き詰まり、そして
- 知ってるかもしれない、けれど
- 瑠璃に対する突破口
- よく知っているわけではなくとも
- 演技を進める
- 社会のおもちゃ
- 寿仁亜の揺らぎ
- 合意形成にかける時間
- 信仰のような家族愛
- 咲良にとっては
- 春の映像の公開へ
- 十一日目
- 風だけが
- 世界は、消えるの
- 真の焦り
- 許してやっても
- ゆるす回数
- ぐらつく
- 優しい部下
- 高層ビルと人工知能
- 灰色の世界で
- 御伽噺のような
- 人間でした
- 深夜の問い合わせ
- 重要な情報
- だれよりもこの世で正しい家族
- あの峰岸
- 倫理の御役に立つために
- 感謝、美しい響き
- 我々の社会は素晴らしい社会ですので
- 社会に害をなしうる者
- 伝統的人権論
- 疑似的ヒューマン・アニマル
- 甘く
- 徳の道
- 大取調室
- わからなくて良いよ
- 同じだよ
おすすめレビュー
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★★★ Excellent!!!
人間の闇が深い @nikoru0430
傑作SFだと思います。
読むのが辛くなるほどのリアリティーがあります。
ラノベとか漫画とかではなく映画を観ているかのような感覚に陥る
★★★ Excellent!!!
色モノだと思って読みはじめたのですが… @moto_ki
作者の方に謝らねばなりません!
これはもはや、『正統派SF』だと思います。
何度も繰り返し過去の話が蒸し返されてる点や、連載が進んだ今でも、主人公の真意が隠されている点などが、物語に深みを増している要素ではないでしょうか。
★★★ Excellent!!!
君はペット。それならぼくは世界の中心で愛を叫ぶ獣になろう 濱野乱
来栖春がペットショップで出会ったのは、高校時代のクラスメート、南美川幸奈だった。
ただし、幸奈は店の商品として、春は客として再会したのだ。
社会評価点が人生を左右し、そこから落第すればヒューマンアニマルという人間の形を中途半端に保ったケモノに加工されてしまう。幸奈も犬のような耳と尻尾を持った人間未満の存在になっていた。
幸奈は春をイジメた主謀者の一人だ。にもかかわらず、春は幸奈を引き…
続きを読む
★★★ Excellent!!!
引き込まれる プラチナ床ペロ魔王
キャラ一人一人が2Dじゃなく3Dで生きていて、フィクションではなくノンフィクションを読んでいる気になる。好き。
★★★ Excellent!!!
これは魂の巡礼の物語。償う為の、取り戻す為の、そして・・・救われる為の つきの
何度も読むのをやめたくなりました。色々な事が哀しくて。・・・辛すぎて。
けれども、また読みに来てしまうのです。
この魂たちの巡礼が往きつく果てを見届けたくて。祈るように・・・。
小説情報
アゲイン 高校の同級生が、ペットショップで売られていました。
柳なつき @natsuki0710
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