第11話疲れた
その後やることは満載だけど
いったい何から手をつけたらいいのか
頭の中でやるべきことが
渦巻いていて整理ができない
ネットで色々調べてみるが
なにもかもベストというのは
難しそう
離婚して親権が私でも
子どもの戸籍は家裁に申し立てを
してから改めて
わたしの戸籍に入れるとか
たとえ婚姻時の姓を使いつづけても
子どもとは別の名字とみなされ
私の戸籍に子どもを
入れようとすると
やっぱり家裁で手続きが必要とか
読むだけで疲れる情報
とりあえず別居がしたいけど
行く先がない
だけど働いてないと
部屋なんか借りられないよね
まず仕事を探すのが先と思うけど
今の私の疲れきった顔を見て
雇ってくれるところはないだろう
鏡を見て自分でもぞっとした
何からやればいいのかわからず
そのくせ何かしなくちゃという焦り
まともに考えることができなかった
兄からも色々な情報がくるが
情報を整理しきれず
心身ともに疲れ果てていた
なのに夜は眠れなかった
役所で不動産屋さんも
紹介してくれるらしいので
まずそこに相談に行った方がいい
と思うが彼がいないときじゃないと
ホッと気を抜くことができないので
思い切って一休みすることにした
なぜなら絶対倒れられないから
ただでさえ不安をかかえている娘に
これ以上の負担は考えられなかった
それなのに血のつながった父親の彼は
東京のはずれの空き家にでも
行けばいいとほざいてる
人生終わってるお前が行け!!
自分が出て行くという選択は
これっぽっちもないのか?
現時点では年金をもらい
パートをしてるあんたの方が
断然有利だろう!!
娘さえ可愛くないのか?
責任感という言葉さえ知らんのか!
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