第13話もうたくさん
前日の支援員の人との会話で
怒り狂いながらも
心は折れそうになっていた
あの調子でまわりから
わいわいと勝手に騒がれ
元の鞘に無理やりにでも
おさめられてしまうのだろうか
オットが
あのドンチャンドンチャン
やった時のこと と言いだした時
いったいなんの話しをしてるのか
わからなかったが
それは自分が暴力をふるった時の
ことだった、、
ドンチャン? 何それ?
お前は楽しかったのか?
そして大したことじゃないと
アピールをする気か?
怖かった
離婚が誰かに
握りつぶされるのではないかと、、
きっと私も病んでいるのだろう
そしてそんな時に
また弟さんから電話がきたのだ
話しあいたいから
都合をきかせてくれと言われたが
冗談じゃない!
もうバトルはたくさん!
私はもう話すこともありませんから
お兄さんから話しを聞いてください
といったのだが
「兄貴ひとりで言ってること
わかるんですか?」
だって?!
少なくとも盆暮れの挨拶で
年に二回はしゃべってるのに!
わからないんですか?
と言ったら黙った
「、、生活の様子が分からないし
風呂とか一人で入れるんですか?」
だそうだ
倒れてから13年目だけど
初めて聞かれた
今までは興味もなかったから
なんにも知らないよね
入れますけどあと何が
分からないんですか?と聞いたけど
明確な返事はない
聞くことも分からないなら
何のために会うのか分からない
きっと元の鞘にもどれ派でしょ
私は疑心暗鬼になっていた
不安と自分をなんとか静めようと
縁切りで有名な所をぐぐって
その中から一番近い所に
お参りに行った
そこは小さなお社で
男女で熱心に拝む先客がいた
あれ?男女で?
すれ違った時に見たら
おそらくは母と息子の二人連れ
クズはどこにもいるらしい
がんばれと心の中で
声をかけた
私も絶対に縁を切ると
絵馬にも書いて
神様に宣言してきた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます