第17話義弟たちの言い分
後日、二人の義弟夫婦合わせて4人と
彼が話し合いの場についた
もちろん私は同席を拒否
今後の話をするつもりはなさそうだし
離婚を止め、なじられるだけに
決まってるから
帰ってきてから聞いてもいないのに
彼が自分から話し出した
(別居はともかく子供のために
離婚はするな
家はアニキが残った方がいい)
という事情も知らない勝手な
言い分をみんなで展開したそうだ
母親に暴力をふるう父親の姿を
見せ続けるのが子どものため?
ちゃんちゃらおかしい
それであなたのために何か
してくれるんだって?と聞いたら
彼の担当のケアマネに電話して
よく面倒みてくれるように
頼んでくれるそうだ
つまり自分たちは手は出さないのね?
そのアドバイスにのっかった彼が
離婚しないわけにはいかないのかと
言い出した うんざりする
こぶしを振り上げ続けるあんたが
まだそれを言うか
今のまま続けたら確実に私が
先に倒れるけどそうなった時に
あなたは私の面倒を見てくれるの?
ときいたら黙った
やってもらうことしか考えてない
一族みんなそれだよね
兄の言う通りに義弟に
離婚届の証人を頼まなくて良かった
書類を送ったら最後
にぎりつぶされていただろう
とにかくもう先に進むから
あなたは住むとこ探して
まず週末に不動産屋に行くこと
その前に自分で譲れない条件を書き出して
細かくやることさえリストアップして
優先順位さえつけてあげれば
そこに集中して少しは動いてくれるかも
離婚協議書はまだ少しあとでいい
そんなもの義弟に送っても
見向きもしないだろうし
無駄に騒がれるだけ
この先を決めるのは総て自分
そう腹をくくった
じゃないとまた後悔することになるから
良くないとかうまくいくのか
怪しいと思ったら誰のアドバイスでも
迷わずスルー
そしてとにかく早く済ませる!
あと一月という目標にしよう
それまでに引っ越し、離婚
娘の戸籍の変更、アパートの名義変更
そして名前変更のお知らせハガキを作成
その他大量の名前変更の手続き
若干気が遠くなりそう、、
夫婦別姓にしてよねもう!!
名前なんか絆となんにも関係ない
でもやる気はまだ減ってない
だって自由への
平和への
そして本来の自分に戻るために
必要な作業なんだから
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