幕間 現在の主要登場人物


●岡本優香 『???』(魔導王)


『複製魔法』 『再生魔法』 『転移魔法』

雁光高校生徒会副会長を務める。身長が低いがその持ち前の明るさで皆から慕われている。同じ高校の生徒会会長である神斗と恋人の関係にある。食い意地がすごく、それをいじられると怒る。

持っている力は、あらゆる魔法を操った“魔導王”の力。その力を使い風や炎、雷など様々な属性の攻撃魔法や、白く輝く光でできた槍、転移魔法をはじめとした高難易度の魔法を使うことができる。

十年前の山火事の際に香苗によって救われた。その際に命を救ってくれた香苗に恩返しをすることを決め、不治の病カース・マリーに苦しむ子供達と、記憶を失った優香の友達となってくれた恵美を救うことを約束する。しかし全て香苗の計画であり、自分の持つ力を利用され、結果多くの子供達を失うこととなる。さらに十年前の山火事では、香苗に両親を殺され、記憶までも消されていたことを知り絶望する。しかし再び現れた神斗の助言で記憶を再生することができた。自我を失っていた恵美の自我を復活させることに成功するが、それが返って恵美を苦しめることとなってしまう。最終的に恵美を救うことができず、悲しみに暮れるが、神斗から伝えられた祖母の存在と、神斗がそばにいてくれると言ってくれたおかげで立ち直ることができた。

トールというある神話の神から興味を持たれている。


●王谷神斗 『ホルス』

『天帝』

雁光高校生徒会会長を務める。その容姿、学力、性格の良さから生徒たちの人気を集めるうえ、教員からも信頼を受ける好青年。同じ高校の生徒会副会長である優香と恋人の関係にある。炭酸飲料を炭酸を抜いて飲むといった変な癖がいくつかある。

その正体は、超常の存在であり強大な力を持つ神の力を持った人間、神殺しの王。エジプトの太陽神ホルスの力を持ち、太陽の力を使い炎を生み出して戦う。その炎はあらゆるものを焼き尽くし、大地を抉るほどの威力を持つ。力を解放すると空の雲が晴れる。仲間のことをとても大切にしており、仲間を侮辱されたりした時は激しい怒りと冷酷さ、容赦のなさを見せる。しかしそれは強大な力を持つ神殺しの王として尊敬されるところでもあり、一癖も二癖もある神殺しからも実力を認められている。

十年前の山火事の際に、疫病の魔女である森香苗の討伐をするために空から姿を現した。その時に優香を助けた。


●白神海乃 『ポセイドン』

『海鳴り姫』

天帝の右腕と呼ばれるほどの実力者。ギリシャの海神ポセイドンの力を持ち、水を自在に操り地震を起こすこともできる。操る水は様々で、水の温度や水圧まで変化させることができる。金色の三又の槍“海神の三叉槍”トリアイナを操る。

天帝の右腕として神斗を支えるかたわら、神斗に恋をしており神斗のことになると頭がいっぱいになる。同じ神殺しである空実とは犬猿の仲で会うたびに口喧嘩をする。戦闘馬鹿のように思われているが、意外と計算高いところもありテクニカルな戦いもできる。ただし政治面や知力面にはもっぱら疎い。

過去に子供関係で何かがあった。


●森香苗 『ネルガル』

『疫病の魔女』

孤児院、水鳥院を切り盛りしている老婆。その正体はバビロニアの戦と疫病の神、ネルガルの力を持つ神殺し。疫病の力を使って、様々な病を作り出すことが可能。なかには記憶を消したり、死体を操ったりする特殊な病も作り出せる。力を解放し暴走状態となると、疫病でできた巨大な人型の半身を作り出す。そこから発せられる瘴気は、周辺の自然をも触れるだけで腐らせるほどの危険物。十年前の山火事で記憶を失った優香を助け、水鳥院で引き取ったとされていたが、それは全て香苗の計画だった。強大な力を子供に取り込ませた“暗黒の繭”エンブリオを作り出すのが目的であり、そのために優香を追い、神斗に邪魔をされるが優香の記憶を消すことで手中に収めた。その過程で、優香の両親を殺害した。

海乃の襲撃により痛手を負い、計画を無理やり早めることで“暗黒の繭”エンブリオを完成された。しかし当初の計画よりも早く実行に移した影響で、多くの子供達を死なせることとなった。再び現れた神斗との戦いでは、その圧倒的な力の前に破れた。トドメを刺される寸前で優香と恵美が戻り、恵美の自我の復活で暴走状態となった際に一人逃げようとするが、瓦礫に埋もれていた海乃が復帰し、海乃の一撃によって体を真っ二つにされ大地の大きな亀裂の中に落下していった。

聖母と呼ばれる存在を敬愛している


●姫野恵美 『魔導王のコピー』


『転移魔法』

優香の親友。記憶をなくした優香の元に香苗とともに現れ、記憶をなくした優香の初めての友達になった。不治の病カース・マリーを患っているとされ、水鳥院の外に出られない暮らしをしていた。優香から外の世界について色々な話を聞いて、優香のことを羨ましいと思っていた。しかし全て香苗の計画であり、実験体にされたことで優香の力を取りこまされた。その影響で強い苦しみを与えられた。優香から外の世界について色々な話を聞いて、優香のことを羨ましいと思っていたが、苦しみの影響で優香のことを妬むほどの思いとなってしまう。優香が悪くないことをわかっているが、そのあまりにも強い苦しみから優香に強く当たってしまう。

戦いの後に転移したが、その転移先は不明。

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