第21話 その時からタヌキは呪われた

 せっかく傘を持っているのに使わないなんてどうにかしている。そのことに気づいたのは駅を出て数分後だった。少しずつ強くなった雨足が佳乃の体を濡らし、髪から滴り落ちてきた雫が顔にかかる。


 剣淵も、服や髪が濡れていた。普段アップバングにセットしている髪は雨水を吸い込んでどっぷりと重たく額に張り付いていたのだ。

 もしかすると剣淵も雨の中を走ってきたのだろうか。走るのが趣味だとは知っているが、まさかこんな雨の日に走ることもないだろう。


 剣淵は――どうしてあの場所にきたのだろう。その答えがでなくて、胸の奥がもやもやと曇っていく。



 一度来ただけだが道は覚えていた。走るといっても剣淵ほど運動神経も体力もない佳乃にとってこの距離は地獄である。マンションに着いた頃には息切れし酸欠寸前になっていた。


 連絡先を知っているのだから先に伺いをたてればよかったと気づいたのは、インターホンを鳴らした後だった。家にいるだろうかと不安になりながら待っていると、ドアの向こうから不機嫌な声と共に剣淵が現れた。


「連絡なしにくるんじゃねーって何度言えば――」


 タオルが首からぶらさがり、垂れさがった前髪の隙間から覗くまんまるに見開かれた瞳に佳乃が映りこんでいる。


 信じられないものを見たとばかりにぽかりと口を開けたまま動かない。数秒ほどの間を置いて、聞き逃してしまいそうなほど小さな声が絞りだされる。


「お前、どうしてここに」

「……剣淵が、気になったから」


 佳乃が答えると、固まっていた剣淵の体が動きだす。


「はあ!? 伊達とデートだろ。なんでここにいんだよ」


 剣淵は「めんどくせーな」と言いながらまだかすかに濡れている髪をぐしゃぐしゃと掻く。それから佳乃の姿をもう一度見て、言った。


「傘持ってんのに、なんでずぶ濡れなんだよ」


 剣淵のことが気になって傘をさすことも忘れて走ってきたのだと素直に言うのが恥ずかしく、佳乃は俯いた。

 その仕草から佳乃が答える気はないと察したのだろう。剣淵はため息をついた後、室内を指さした。


「入れよ。風邪ひくぞ」



***


 前回と同じく、男物のシャツとハーフパンツを借りて着替えたものの、やはりサイズが大きい。肩幅はあまるし丈も長い。特にハーフパンツのウエストがゆるくて、気を抜けばずり落ちてしまいそうだ。


「……剣淵って、面倒見いいよね」


 面倒見がいい、と佳乃に言われたからか、テーブルをはさんで向かいに座っていた剣淵が「あ?」と不機嫌な声をあげた。


「なんだかんだ言いながら服とかタオルとか貸してくれるでしょ?」

「お前のためじゃねーよ。んなびしょ濡れのやつが家に入ったらめんどくせーからやっただけだ」

「でも、ありがとう」


 佳乃が告げると、剣淵はむすっとしたままそっぽを向いて「おう」と短く答えた。表情は固いがそこまで不機嫌ではないのだろう。感謝されて照れているだけなのかもしれない。


 そのまま剣淵も黙り込んでしまうものだから、気まずい空気が流れる。それを払拭すべく、佳乃は声をかけた。


「剣淵って一人暮らしなんだよね?」

「おう」

「……お湯、好きなの?」


 佳乃はテーブルに置かれたマグカップを指さした。今回も例にもれず、湯気たつ透明な液体に満ち満ちている。まだ口をつけてはいないがお湯なのだろうと予想がついた。見れば剣淵のカップにも同じくお湯が注がれている。


「なんだよ、文句あんのか」

「前に聞いた時、牛乳があるって言ってたでしょ? なんでお湯なんだろうって思って」


 確かこの家にあるのは肉と卵と牛乳だったか。ならば牛乳を温めて出せばいいのに、と思うのだが。そんな佳乃の考えは通じていないらしく、剣淵は首を傾げた。


「冷たいだろ」

「えっ」

「牛乳はあるけど、温かい飲み物じゃねーだろ、あれ」


 剣淵の言葉を理解するのに時間がかかった。鍋に牛乳を入れて温めればいいと思っていたのだが、どうやら剣淵にその発想はないらしい。


 もしかするとこの男は――おそるおそる、聞いてみる。


「あのさ、普段、何食べてるの?」

「バカにしてんのか。米と肉と卵食ってる」

「それ、料理してる?」


 呆れ気味に佳乃が聞くと、剣淵は答えづらそうに「あー……」と唸った。


「知り合いが茹でた肉を持ってきてくれっから、それ食ってる」

「お米は?」

「知り合いが持ってきた冷凍したご飯を食ってる」

「……卵は?」

「飲んでる」


 佳乃は頭を抱えた。ここまで料理のできない男が存在するとは思っていなかった。さらにそれが目の前にいるなんて。

 運動神経もよく成績だっていいのに。天は二物を与えないというがいまならよくわかる。


「……で。偉そうに俺に聞いてるお前はどうなんだよ」

「わ、私? 上手じゃないけど剣淵よりはマシだよ。インスタントラーメン作れるもん」

「インスタントラーメンかよ……」


 剣淵よりはマシだと思っているのだが、呆れかえった反応を見るに似たレベルなのかもしれない。佳乃が生卵を飲むことはしないが。


「そんなんでよく一人暮らしの許可でたね。奇跡だ」

「うるせー。学校に行けば購買でパンとか売ってるだろ、それ食ってるから困らねーんだよ」


 確かに剣淵は購買組である。昼休みになればすぐに購買部へ向かい、パンやらジュースやらを買いこんで自席に戻ってくる。いま思えば、剣淵にとって昼がご馳走だったのではないか。朝や夜はここで茹でた肉と生卵と解凍したご飯を食べていたのだから。


「剣淵はご飯作ってくれる彼女を探した方がいいね」

「は、はあ!?」

「うん。その方がいい。じゃないと剣淵、どんどん痩せてく」


 何気ない一言だったのだが、剣淵は狼狽えているようだった。はあ、と深く息をはいて肩を落とし、手で顔を覆いながらぶつぶつと呟く。


「これだから女は……すぐそういう話に結び付けようとすんだよな」

「あと! 彼女ができた時にお湯なんか出さないように、コーヒーとか紅茶とか買っておいた方がいいんじゃない?」

「いらねーよ、んなもん」

「そう言いながらモテるでしょ。体育祭でファンも増えたし、剣淵がその気になればいつだって――」


 そこまで言って気づく。向かいに座っている剣淵が、真剣な顔をしてこちらを見つめていた。浅い会話では許されないとばかりに、まなざしに緊張が含まれている。


「お前は……伊達のことが好きなんだろ。なんでここにきたんだ」


 ここにきてから自ずと本題を避けていた。それに触れてしまえば、剣淵の部屋にいることができなくなってしまいそうで、もう少し指先が温まるまでと思っていたのだ。しかし指先どころか体まで、雨の冷たさを忘れている。

 本題を求めるように送られる視線に対し、佳乃は逃げずに向き合った。


「私は、伊達くんのことが好き、だけど」

「なんであいつが好きなんだよ」

「それは……」


 言うまいか迷ったが、ここまでたくさん協力してくれた剣淵なのだ。話してもいい頃だろう。



「……小さい頃、伊達くんに助けてもらったことがあるの」


 菜乃花と蘭香にしか話したことのない、夏の記憶。伊達とはじめて出会った大切な思い出と同時に、それは佳乃の人生を狂わせた日でもある。


「結構、うろ覚えなところも多いんだけど……私が小学一年生の時にね、弟が生まれることになったの」


 それは十一年前の夏休みだった。

 弟を身ごもり臨月に入ろうかという頃、佳乃の母が倒れた。容体によってはこのまま出産になるかもしれないと入院することが決まったのだが、父は仕事を休むことができず、佳乃一人が家に残されることになってしまったのだ。


「近くに親戚がいなかったから困ったらしいんだけど。隣町に住むお母さんの知り合いが、私の面倒を見てくれることになったんだ」


 知り合いといっても母よりも随分と年上の、佳乃からすれば祖母を思わせる人だった。幼い頃に祖父母を亡くしているため、懐かしさを感じ、親しみをこめておばあちゃんと呼んでいた。


「隣町って……あけぼの町、か?」

「そうだよ。剣淵、転校生の癖に詳しいね」

「あ、ああ……」


 あけぼの町は隣町ながら、古くからの町並みが残っている。佳乃たちが住んでいる地域は再開発されたため綺麗なマンションやビルが多いが、少し移動してあけぼの町に入れば畑や地主の平屋が並ぶ田舎の景色に変わる。最近ではあけぼの駅周辺の再開発も進んでいるようだが、駅から離れた地域、特に近隣住民にあけぼの山と呼ばれているあたりはまだまだ古びた空気を残していた。


 そのあけぼの山の近くに、おばあちゃんの家があった。平屋には佳乃だけでなく、おばあちゃんの娘やその子供たちも住んでいた。いま思いだせばあれは住んでいたのではなく、夏休みを利用して帰省してきたのだろう。


「そのおばあちゃんの家でね――伊達くんと出会ったの」

「……伊達と?」


 佳乃は頷く。


 佳乃がおばあちゃんの家に預けられ、そこで出会ったのがおばあちゃんの孫である伊達享だった。


 母や父と離れて預けられた佳乃は、ときおり両親を思い出しては寂しさに泣いていたのだが、この時に声をかけたのが伊達である。佳乃の涙を止めるべく話しかけ、遊びに誘い、悲し気持ちになればいつも伊達に助けられていた。まだ小学一年生である二人は男女の性差を知らず、意気投合するのに時間はかからなかった。


「ここからは……記憶もあやふやなんだけど、」


 ある時。佳乃は伊達に誘われて、あけぼの山に探検に出かけた。山といってもそこまで高さはなく、階段や坂道をのぼりきれば町がよく見渡せる程度のこじんまりとしたもので、子供たちの遊び場でもあった。

 その探検の帰り道で佳乃は転倒してしまったのだ。道を外れて斜面を転げ、怪我はなかったものの、子供一人では登れないところまで落ちてしまった。


 そこで――はっきりとは覚えていないのだが、何かを見てしまったのだ。眩しい光、頭の奥に響く重たいもの。それは佳乃に手を伸ばし、それから鎖のように体を締めつける嫌な言葉を与えた。


『カワイソウに。お前は何も見ていないよ。何も見ていないんだから』

『カワイソウに。お前は嘘をついてはいけないよ。何も見ていないんだから』


 何を見てしまったのかはわからない。だが、おそろしいものだと感じたことは覚えている。


 このことを菜乃花や蘭香に話したことがある。だが嘘だと認識されて呪いが発動することはなかったため、やはり佳乃は何かを見てしまったのだろう。


 この時から佳乃の呪いがはじまっていた。嘘をつけばキスをされてしまう日々が幕を開けたのだ。うっすらと覚えている何者かわからない声は、この呪いに関連しているのではないかと佳乃は考えている。


 剣淵に話すべきか迷ったが、話してしまえば呪いを明かすことになってしまう。三度のキスがあるため呪いを明かす気になれず、この部分は語らなかった。


「探検して……ちょっと転んじゃって。動けなくて困って泣いていたら、伊達くんが助けにきてくれたの」

「あいつが? お前を助けにきたのか?」

「うん。『泣かないで』って言ってくれて……」


 そこからも記憶があやふやである。伊達と会ったことは覚えているのだが、その後どうやって家に帰ったのかまではっきりと覚えていない。気がついた時には、高熱を出して寝込んでいた。


 伊達と佳乃の関係についてだが、十一年前の夏はもう少し続く。

 おばあちゃんから連絡が入ったのか、父が迎えにきて、それからは自宅で過ごすことになった。まもなく母も弟と共に家に帰ってきて、おばあちゃんの家に行くことはなかったのだが――


「……でもその夏の終わりに、おばあちゃんが亡くなっちゃったの」


 急な報せだった。大きくなってから知ったことだが、娘や孫たちが帰った後におばあちゃんは脳卒中によって倒れてしまった。もう少し時期が早ければ家族に見つけてもらえただろうに、一人になった後だったこともあり発見が遅れて、おばあちゃんは助からなかった。


 夏休みが終わる前日、おばあちゃんの葬儀が行われた。世話になったこともあり、佳乃も父と共に向かった。おばあちゃんが亡くなったことはとても悲しかったが、夏休みを共に過ごした伊達に再び会えるかもしれないと楽しみな面もあった。


「どうしてかは……よくわからないんだけど。何か悲しいことがあったの。すごく悲しくて、寂しくて、涙が止まらなくなるようなこと」


 庭に出て、一人、泣いていた。そこで佳乃は出会うのだ。近づいてくる人影、当時の佳乃と同じ年齢の男の子。泣きじゃうる佳乃に近づいて肩を叩く。


『だれなの?』

『伊達……享だよ。だから泣かないで』


 たぶんその時、好きになったのだ。

 この寂しい気持ちを埋めてくれる、温かな存在。伊達享のことが好きになったのだ。


「――って理由なんだけど……なんだか恥ずかしいね、こんな話!」


 話し終えたところで佳乃は笑う。惚気話かと呆れてくれればまだいいものを、剣淵は度々あいづちを打ちながらも真剣な表情をしていて、どうにも照れくさかった。


「三笠……それは、」

「なに? 惚気とか言わないでね」


 笑ってこの空気を誤魔化そうとしていたのだがそれは佳乃だけで、もう話は終わったというのに剣淵は変わらず何かを考えているようだった。


「……本当の話、なんだよな?」


 嘘ではない。佳乃は記憶のままに語っている。それにこれが嘘ならばいまごろ呪いが発動しているはずだ。佳乃は自信たっぷりに「そうだよ」と答えた。


 だから、伊達が好きなのだ。だがその夏以来、なかなか再会することができず――同じ高校に入った時は天にものぼりそうなほど幸せで、泣きそうになった。


「夏のことを伊達くんが覚えているかわからないけど……でも、それでもいいの」



 佳乃でさえ記憶があやふやになっているぐらいだ。伊達が佳乃のことを覚えているかはわからない。

 伊達が夏のことを覚えていたとしたら佳乃は喜ぶだろう。もし伊達が覚えていなかったとしても、それでも構わない。佳乃が覚えているのだから、それでいいのだ。

 うっとりとしながら語る佳乃に、剣淵は顔をあげた。


「じゃあ俺なんか放っておいて、伊達と遊んでくりゃよかっただろ」

「それはできないよ!」

「殴られたヤツを置いて、殴ったヤツのとこにくるなんておかしな話だろ。まだ間に合う、伊達に連絡して戻れよ」


 そう言いながらも、剣淵の顔は険しく、精彩を感じない。強面の外見はいつもと変わらないのに、この時ばかりは触れてしまえば崩れてしまうもろいガラスに似ていると思ったのだ。


 佳乃は首を横に振る。もし間に合うとしても伊達に連絡をする気はなかった。いまは剣淵の方が心配で、気になってしまうから。


「確かに剣淵は伊達くんを殴ったのかもしれないけど。でも私には……剣淵の方が傷ついているように見えたの」

「……俺が?」

「うん。あんたは乱暴なやつだし、人のことは無視するし、制服を崩して着ているし、嫌なこともたくさんあったけど、」


 言いだせばきりがないほど剣淵に関する思い出が頭を巡る。それらの思い出を繋ぎ合わせて答えに導いていく。深く息を吸い込んだ後、噛みしめるようにその答えを口にした。


「剣淵は、理由もなく人を殴る人じゃないと思う」


 相当な理由があったから、剣淵は伊達を殴ったのではないだろうか。例え乱暴なやつだと言っても、椅子を蹴ったり机に足をのせたり、佳乃を壁に追いつめる程度で手を出したことはなかった。


 それに合宿で話した時、確かめたいものがあると語っていた剣淵はまっすぐ前を見つめていた。自分を信じて、貫いていく強さ。それを持っている人が簡単に殴ったりするだろうか。


「勝手なことばかり言ってごめんね。でも、私は剣淵のことも信じているから」

「お前……」

「乱暴な人にみえるけど実は面倒見がよくて、何度も助けてくれた。なんだかんだいいヤツなのかもって、思っているんだ」


 剣淵は目を丸くして、石のように固まっていた。表情のわずかな変化も感じられない。それが気まずくて、佳乃は次々と思い浮かぶままにしゃべり続ける。


「ほ、ほら! 剣淵と話してる時って、友達感覚っていうか……気が抜ける、って感じ? 伊達くんと一緒の時は緊張しちゃうけど剣淵の時は楽なの。だからいい友達に――」


 いい友達になれると思っている。そう紡ごうとした言葉はインターホンの音によってかき消された。



 瞬間、弾かれるような速さで剣淵が立ち上がる。


「三笠!」


 反応できず呆気にとられている佳乃の手を引いて無理やり立ち上がらせると、クローゼットの扉を開けた。

 そこはウォークインクローゼットとなっていて、上着やシャツがかかっている。その服をかきわけてスペースを作ると、中に佳乃を押し込んだ。


「は!? えっ、な、なんで――」

「ここに隠れてろ。俺がいいと言うまで出てくんじゃねーぞ」


 服といっても枚数は少ないのだが、人間が隠れるほどのスペースとしては物足りなく、居心地が悪い。奥行きがあるため、かろうじて座ることはできそうだ。

 戸惑っている間に、クローゼット内に暗闇が満ちていく。剣淵が扉を閉めようとしていた。


「ま、待って――!」


 佳乃の言葉を遮るように、ぱたり、と扉が完全に閉まる。


 周囲は暗く、ルーバータイプの扉のために隙間から差し込む室内の明かりだけが頼りだ。その隙間を凝視していると、剣淵の姿が見える。

 こんな居心地の悪い狭い場所に閉じ込められるなんて。理由がわからず、このまま扉を開いて問いただそうしたが、既に剣淵は玄関へ向かったようだった。玄関扉を開く音が聞こえて、それから――


「連絡してから来いって、何度言えばわかるんだよ……」


 剣淵が誰かと話している。隠れる理由はこれだったのかと納得した佳乃だったが、次に聞こえてきたのは剣淵の声ではなかった。


「うるさいわねー、好きな時に会いにきちゃダメなの? 可愛いカナトちゃん」


 それは暗いクローゼットに突き刺さりそうなほど甲高い。知らない女性の声だった。

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