七月に融ける(2014.6.22)
年を経るごとに、どんどん透明になっていくんだ。今なら、もしかして私の手のひらだって透けて見えるかもしれない。からだはどんどん軽くなっていって、でも、もう少し生きることができたら、私はなにもなくなって、でも私は生きていたから、私が生きた意味はあるんだって、言えるような気がするんだ。
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