概要
自営業の親父の背中を見て育つが、赤字続きで、幼い頃から皿洗いをする様になる。27歳の時ある啓発セミナーに参加して、躁状態になり精神病院に強制的に入院させられる。統合失調症と診断され絶望的な状況に追い込まれて行く。
登場人物や団体名は架空のモノですが、一部許可を得て使用しています。
描かれているエピソードは全て実話です。手軽に読める様に1話、800文字くらいにしました。
健常者の方が、普段接する事のない、障害者の事が少しでも伝われば幸せです。
作者である僕の半生記です。今は亡き親父と実母に捧げます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!壮絶。それでも気高く生き抜いた作者様の姿に、思わず自分を省みました
これぞ「ノンフィクション」ですよ。
作者様の実話の、大変シビアなお話です。
端的で読みやすい文章がページを次々送らせますが、内容はサクサクと読んでいいものではないという……。でもサクサク読んでます……。笑
こんな苦境にあり、なぜ作者様は誠実でひたむきな性格を保ち続けられたのでしょうか。
尊敬すると同時に、自分自身の生き様を振り返らずにはいられませんでした。
作者様のこれまでの人生に労いの拍手を送り、私の糧とさせて頂く御礼をするという意味で、拙いながらレビューをお送り致します。
最新で更新を続けている続編?もあるようなので、ちまちまと今後も読んでいこうと思います。 - ★★★ Excellent!!!人様の人生を追体験する、その喜びと重みについて考えさせられる作品
読書の醍醐味のひとつに、活字を通して自分とは違う人生を疑似体験できるというのがあると思います。主人公の生きてきた日々に寄り添うことで、今まで見えてなかったものが見えてきたり、知らなかったことを知る機会を得たりするのです。
この作品は自伝ですので、主人公は作者の龍神さん御自身。
正直に書きますね。紹介文を読んで龍神さんの置かれた過酷な状況を知り、また、作品の最初の方に出てきた「親父に殴られながら育てられた」などの記述を目にしたことで、私は勝手にかわいそうで悲しい物語をイメージしていたような気がします。
ごめんなさい。読み始めてすぐに私は私のなかの偏見に気づかされました。龍神さんはたくさ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人生とは何か。『人』として『生』きるとは何か。
凄まじいまでの量の情報が、軽々と、実に読みやすく展開されていきます。
そこに描かれている物事は、一言で語ることはできません。
これは日記形式のエッセイではなく、著者様の人生をありのままに描いた、長期間にわたる人生記録です。
その点で、文章というものが、実体験を語る上でいかに有用な手段であるかを思い知らされます。
読みやすいのに重いという、一見矛盾したように見えるのが、読了して思うことの一つでもあります。
この作品は、何らかの評論の対象としてではなく、より真摯に、心に余裕をもって臨むべき文学であると思います。何故なら、上述の通り『人生のありのまま』が描かれているからです。
残念ながら、僕…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人としてまた障害者として生きてきた壮絶な作品です。
私はカクヨムを知りませんでした。たまたま何故見つけたのかも覚えていません。ただ私も子供の頃から酷い生活を送り龍神さんと同じように努力に努力をして私も経営者という立場だった事、精神病の発症、でも私は働きに働いた。精神病に甘えはしなかった。1番どん底の時に見たこの作品は衝撃的であり、初めて私と同じレベルの人に出会えた嬉しさでいっぱいでした。こんな思いをしてまだがんばっている人がいる。偏見かもしれませんが障害者と言うことに甘えている人が多い中で希望でした。今も違う作品を書いていらっしゃいます。私は1日仕事に追われて自分の時間が無い状態ですががんばっている日々に励まされ生きています。障害者の人も健常…続きを読む