19、【イチダイ】

『……劣化してる』

 数日振りに再会した【ハム】は、唖然とした様子で言った。

 そりゃそうだろう。

 フィールドで。剣士は剣をグルングルンと回して踊るように横っ飛びを繰り返し。

 僧侶は穴を掘って獲物を落とし、そこからひたすら殴り続ける。

 ……見た目、どうだろうかとは思う。

『メグちゃん……杖が……』

 俺はチャットで【ハム】にメッセージを送った。『好きなようにさせてあげてください』

『モンスター愛護団体にマークされるぞ』

『あるんですか、そんなの』

『ある。モンスターを愛し、虐待的殺戮から守るギルド【レッサーパンダ友の会】というのが』

 この世界、ロクなギルドがないなと思った。

『ところでそちらは?』

 俺は尋ねた。今日は【ハム】には連れがいた。

 名前は【イチダイ】。

『俺の友達だ』

『職場の同僚です』

 職業は……何だろう? 見た目からはよくわからない。青い長髪の男性だった。

 俺の考えを呼んだのか、【イチダイ】は言った。

『盗賊をやっています』

 その言葉に敏感に反応した人がいた。

『【リホナー】!!!』

『メグさん、ここはPK解禁エリアじゃないからっ』

 俺は慌てて言ったが、メグさんはモンスターそっちのけで突然【イチダイ】目掛けて呪文を掛け捲った。

 だがここはPK解禁エリアではない。よって【イチダイ】は落ちない。

『???』

 【イチダイ】氏は不思議そうに、平然と立っていた。

 ……メグさん……強くなった。本当に強くなったね……元々強い人だったけど。

 弓の技術の他に穴掘りの技術まで手に入れてしまったメグさんは……ある意味、違った意味でPK解禁エリアに近づかせない方がいいような気がした。





『改めて自己紹介します。【イチダイ】です。【よい子の騎士団】副団長をやっています』

 この人が【よい子の騎士団】副団長……! というか、【ハム】以外に団員がいたのか! そこに驚いた。

 ギルドに所属すると、頭の上に書いてある名前の隣にギルドマークが表示される。俺とメグさんの上にも青い四角に流れ星という、ギルド趣旨とはまったく異なったマークが表示されていた。

 そして未だかつてこのマークを持っている人物を、俺は【ハム】以外に見た事がなかった。

 きっと団長が勝手に一人で立ち上げて喜んでたんだろう……そしてある日寂しくなったから俺たちは巻き込まれたんだと推測していたんだけれども。

 いたのか、仲間が。この人に賛同するような人が。

『噂はかねがね。いつも【ハム】と遊んであげてくれてありがとう』

『【イチダイ】、この場では俺の事は団長と呼んでもらおう』

『はいはい、団長さん。今日はどうしますか?』

 ……関係が、透けて見える気がした。

『今日ここに【よい子の騎士団】4人が集まった事はとても喜ばしい事だ』

 3人、黙り込む。

『では早速本題に。瞬平、メグちゃん、【カサム・エンブレム】へ行こう』

 俺は瞬平って名前じゃないけども。

『第二都市・【砂漠都市カサム・エンブレム】だ』

 俺はドキっとした。

 確かにそろそろ、進めなければいけない気はしてた。【聖域】へ向かうならば【テネシーブルー】へ。しかしワープ屋が使いにくい状況である以上、陸路で歩いて行かなければならない。

 【テネシーブルー】に一番近いのが【炭鉱都市ゴッド・エンブレム】。その前にあるのが【カサム・エンブレム】だ。

『陸路で向かう』

 やはりか、と思った。

 【テネシー】には陸路で行くつもりでいるが、そうなると問題は周りにはびこるモンスターだ。

 【カサム】、【ゴッド】、【テネシーブルー】……レベルを上げる意味でも敵の強さを見る意味でも、陸から地道に進めて行くのがいいんだろう。

 まずは、【カサム・エンブレム】から。

『今日【イチダイ】に来てもらったのは他でもない。この初心者2人のフォローを頼みたい』

 そこそこに装備を整えたけど、まだまだ団長からすれば初心者なんだな。

『とりあえずまずは【カサム】まで行ってみよう。途中の散策は後で』

『直線で、って事だね』

『ああ。寄り道はしない。まずは2人に、大体どんな敵が出るのか、どんなレベルなのかを掴んでもらう』

 ……2人のやり取りを聞いて、初めて俺は、実は俺たちは恵まれてるのだろうか……? と思った。

『了解』

 町を移動するために、こんな、サポートしてくれる人と知り合えるなんて。中々ないんじゃなかろうか。

 メグさんもそう思ったのか、チャットチャンネル……ではなく、携帯のメールが飛んできた。

「いい人たちね」

 本当に。

 メグさん、盗賊は泥棒じゃないんだよ。こういういい人もいるんだ。

 この世界は二次元だ。ゲームの世界。でも人の価値観を変えるだけの可能性は充分に秘められている。





 住み慣れた【グリッド・エンブレム】を後にする。

 西側から出た俺たちは、そのまままっすぐ西を目指した。

『しかし、半年間【グリッド】から進まないなんて……』

 途中で【ハム】が何事か嘆くように書いたが、スルーした。

 平原の空は美しかった。

 雲が穏やかに流れて行く。

 最近俺たち、モンスターを倒す事ばかり意識して。景色をきちんと見てなかった気がする。

 兄貴が描いた空。

 ゲームの中でも、晴れた晴天の下を歩くのはすがすがしい気持ちになる。

 太陽がめぐる。空から光が差し込む。木も草原も鳥達も、その光に輝くように今日も揺れてる。

 ゲームとは思えない光景。でも現実には見えないほどの輝きの世界。

 ……兄貴が見ていた世界はいつもこんなだったのか? 世界は眩しく、美しく、愛しいと。そう思って生きていたのか。

 だとしたらもう……やはり、敵わない。

 俺は今までどれだけ空を見ただろう? 記憶に焼きつくほどの空を、見た事はない。

 メグさんはどう思って、この世界を眺めているのだろうか……。

 ――だけど、ぼんやりと景色を堪能しているような余裕もなかった。前を行く【ハム】と【イチダイ】は

草原をつききるように抜けて行った。

 西へ。

 あるようなないようなの道をすり抜け、次のページへと落ちて行く。俺とメグさんも続いた。

 暗転後に開いた新しい光景は。

 森。

「うわ……」

 森だ。どう見ても。

 木々が鬱蒼。道がやっとで見えるような状態。

 しかもその木々の描写がまた、細かい。

 むしろ何だか……今にも動き出しそうなくらいの形をしてる。複雑な枝の描写など、こんなの、日本では見えないかもしれない。

『迷うなよ。しっかりついてこい』

 団長が言った。俺はリアルで頷いた。

 ……そして、すぐに団長が言わんとしていた事がわかった。

 ここは、団長たちについていくのが非常に大変なフィールドだった。

 俺にとって目の前の視界は悪すぎる。何だかわけがわからない。だが【ハム】と【イチダイ】は空気が流れるかように走っていくのだ。

 地の利という奴だろう。2人はきっとここを、何度も行き来している。だから、どこにどういう物があって、道がどう続いているかもわかっているんだ。

 でもそんなのについていくのは至極大変な事で。

 しかもここは、モンスターが動き回るフィールド内だ。

「!」

 木の間からおかしな物が飛び出してきた。クマだ!

 でかい。俺のアバターより一回りくらいでかいのが、両腕を振り上げて野太い声を上げた。

 俺は剣を構える。行くか、回転斬り。

 しかしそれより早く、メグさんの詠唱が決まった。

『【キズ・ナオール】』

 キラン、と、クマは光った。

 一瞬クマはとても穏やかな顔をした……ように、俺には見えた。

『あ、間違えた』

 俺がガックリする間に、【イチダイ】が引き返してきてくれた。

 【イチダイ】は短剣を持っている。それをシュッシュと2回ほど振る。

 それだけで、クマは煙になった。

『ありがとうございます』

 俺はそう打って、頭を下げようとしたが。

『囲まれたな』

 【イチダイ】の言葉が打たれた直後、またクマが襲ってきた。

 今度は俺の横から、そしてメグさんの後ろから。

 間一髪、クマの体当たりは避けられたけれども、そのせいでメグさんとの距離が開いてしまった。

 メグさんと俺の間には、クマが一匹入り込んでいる。

 向こうでメグさんが、クマの強烈なビンタをあびて吹っ飛んだ。

「ちくしょ」

 俺は【細身の長剣】を構えクマに向かって斬りかかった。

 入った一撃目は、体力メーターの3分の1ほどしか削れない。

 二撃目は、その腕に阻まれ入らず。逆に、クマは俺の頭からかぶりついてきた。

『待ってろ』

 かぶりついたまま持ち上げて、フルフルと振り回そうとしたクマを、【イチダイ】は横薙ぎに一閃。

『【天道・切開】』

 そんな言葉が画面に浮かんだかと思ったら。

 画面が暗転。

 ただ光るのは切っ先のみ。

 【イチダイ】の持つ短剣と、その構えた視線の先に。

 敵に向かって線を描く、一瞬にして【イチダイ】は俺のクマを斬り倒し、そのままメグさんのクマを飛び上がって剣を叩き付けた。

『おー、久しぶりに見るわー』

 俺の体力は残り10。

 メグさんはすでに、自分に向かって回復魔法を打ちまくっている。

『【イチダイ】の必殺技、【天道・切開】』

『団長も手伝ってくださいよ』

『いや、お前がやるからいいかなと思って』

 青髪の美貌の戦士と、高そうなゴールドな鎧をまとう戦士。

 誰がどこからどう見ても、熟練冒険者だ。

 ……この世界では、こういうのがカッコいいとされる。

 そして他を圧倒するような力が求められる。

 そこまで超越したものはいらないけれども、せめて、メグさんをスカっと守れるようにはなりたいな……。



  ◇



 歩きにくい森のフィールドを抜けると、少し開けた場所に出た。鬱蒼とした木々が追い払われた岩場だ。

 ここは休憩スペースのようだ。水がわいてる。飲めないけれども、見ただけでも少しホッとした。

 崖になっててその下におぼろに町が描かれてる。あれは【グリッド・エンブレム】なんだろうか?

 実に見晴らしがいい。

『後どれくらいで着くんですか?』

 メグさんが尋ねた。

『フィールドとしては、この先に岩場があって砂漠に出る。森ではクマやウサギが出たけれども、この先危険なのは砂漠かな。サソリが結構厄介だよ』

『サソリ!!? サソリですか!!?』

『【砂漠都市】だからね。サソリとゴーレム、後ヤバイ所ではバジリスクってのもいる。知ってる? 目が合うと死んでしまう魔物』

 メグさんが絶句したのがすぐにわかった。

 今まで俺たちが見てきたモンスターは、せいぜい、スライムやヒヨコ、イノシシ。ちょっとゴツ系でも小さめのコブリンくらいだ。

 それが、変わってきている。クマは俺たちより大きく、そして強かった。他にも森の中で会ったウサギはかわいいのに攻撃力がハンパなく、また、空からカラスまで襲い掛かってきていた。

 その上、サソリやバジリスク。

『恐ろしい世界ですね』

 メグさんは言った。

『だから、力が必要なんですね』

 【ハム】と【イチダイ】が苦笑したような気がした。

『楽しめればいいんだよ』

『?』

『確かに強いモンスターに当ったら困っちゃうけどね。でも、殺し合いをやってるんじゃない。ケンカだよ。動物とケンカしているんだって思えばいい』

『ケンカ……』

『負けても次はあるから』

 また戦って、今度は勝てばいい。

 それだけ。それを楽しめばいい。

 負けてもいつかは勝てるんだと。

 そうして強くなっていく自分を。

『次がある……』

 メグさんが呟くように打った。

『うん』

 【イチダイ】の返事に、俺も何か言葉を返そうとした時。

 2人、冒険者が現れた。

 ゴツイ鎧を身にまとった連中。ああ、あんな装備、俺はいつになったら整えられるんだろう。

 そんな羨望の目で見ていたら。気付いた。

 彼らの名前表示が……赤である事に。

 通常白色で書かれる名前が赤で書かれているという事は、つまり。

『およ? 【イチダイ】?』

 ゴツイ鎧の1人が立ち止まった。

『メグさん、こいつらPKだ』

 俺は何かを恐れ、携帯からメールを送った。

『PK!? あの、この前【テネシーブルー】で瞬君を13回も殺した連中!?』

『あの時いたやつかはわからないけど。俺も必死で逃げたし』

 ここはPK解禁エリアではないと……思う。

 でも、何となく嫌な感じがした。

 ただの取っ組み合いだっていうのなら、俺だって必死になって暴れる。だけどこの世界じゃそうはいかない。レベルだとかそういうもんで、勝手に強弱が優劣として決められてしまう。

 でもこのPK2人の眼中に入っていたのは、俺とメグさんではなく【イチダイ】のようだった。

『おー? こんな所にPK取り締まりギルドの隊長さんが? この前はどーもw』

「PK取り締まりギルド!?」

 思わず声に出して叫んでしまった。

 すると、【ハム】からチャットが飛んできた。

『今こいつは掛け持ちやってて。うちの副団長と、PK取り締まりギルド【月の閃光】の隊長をやってるんだ』

 【イチダイ】の頭の上のギルド表示は、うちのギルドの紋章しかついてないけど……表示選択とか表示変更とかそういうのができるのか?

『失せろ』

 そしてPK相手に【イチダイ】は、たった一言そう言った。

『カッコいーw』

『今日は取り締まりやらないの? イチダイさん?』

 【イチダイ】は沈黙する。

 【ハム】は、PK連中と【イチダイ】の間に立つように場所を変えた。

『悪いけど、今日は【イチダイ】、うちの副団長だから』

『【よい子の騎士団】????? 何そのギルド名、ウケるんですけど』

『初心者支援ギルドだよ。君達も参加する? いつでもウェルカムだよ。団員募集中』

 【ハム】は果敢にもPK相手に語りかける。

『団員の初心者、斬ってもいいの?』

『それはちょっと困るなぁ』

『じゃ、やらねw』

『俺ら、狩りがあるから』

 赤い文字はそれだけで、何を打っても毒々しく見える。

『【イチダイ】さん、遊びにこない? あんたが来るって言ったら、皆喜ぶけど』

『そうそう。【ザイツ】も来るよ』

『何なら、サシで相手してくれてもいいけども?』

 PKの一人が剣を抜くような仕草をして言った。

『1対1。どうよ? たまには』

 【イチダイ】は答えない。

『なぁ? どうよ』

『【イチダイ】は今日は初心者支援ギルドの副団長だ』

『あんたが来ないなら、代わりに初心者狩るよ?』

 そう言って、鎧のPKはトコトコと歩き。

 メグさんの隣に立った。

『【ゲゼルエメッド】』

『あんただって、こんなぬるい事してるより、俺らと遊びたいんじゃね?』

 ……沈黙。

『失せろ』

 最終、【イチダイ】は言った。

『今日は会わなかった事にしてやる。ただし、次は容赦しない』

『はー?』

『【ゲセルエメッド】へは、【DH-W】達が行ってる。相手してほしけりゃ、奴らに頼め』

 ただし、と連続で【イチダイ】は続けた。

『敵うのならば』

『あんだと』

『そんなに喧嘩がしたけりゃ、ネットから離れてじかに直接殴り合え』

 それができないなら。

『ムジナ同士で勝手にやってろ』

『このクソガキ』

『お前に言われたかない』

 収集が着かないようなその雰囲気の中。

 その場の緊迫した空気を破ったのは、【ハム】だった。

 彼はアクションコマンド【肩をすくめて首を振る】を連発し、その上【溜め息を吐いて額に手をやる】もやった。

 ……どっちも、有料課金が必要な追加コマンドだった……。公式サイトに載ってた。

『そこまで。時間が惜しいから。今日は退いて』

『失せろ』

『お前も退け、【イチダイ】』

 ……やれやれ。

 結局その後、PKたちは2、3悪態を吐いて去って行った。

『【イチダイ】さんはPKを倒す会の会長……なんですか?』

 PKが去った後、俺は何となく聞いた。

『うん』

 短く返事が返ってきて。

『倒しはしないけど』

『倒さない?』

『奴らを倒したら、俺もまたPKになる』

 確かに。PKとは言えプレイヤーだ。それを倒すという事は、【イチダイ】の名前も赤字になっているはず。

 だが【イチダイ】は純白の白を背負っている。

『方法はそれぞれだが、俺は、奴らの体力を削いでからそこに縫い付ける』

『盗賊の上級技に、【影縫い】ってのがあるんだよ。それで動けないようにしちまうんだ』

 【ハム】が説明してくれた。

『【影縫い】をかけられたプレイヤーは、効力期限までその場から動けなくなる。24時間かな。ログアウトしても効力は持続。元々モンスター専用の技だけど、プレイヤーに大しても24時間の縛りは持続するみたい』

 なるほど。そういう技もあるのか。

『〝クロスリンク〟の各職業にはそういう〝縛り〟を目的にした物も多い。PK取り締まりギルドの連中はそういうのを駆使して、連中を取り締まってるんだ』

『まぁ、容易くはないけどね』

 ……倒さずに縛り付けるか……。

『さあ、【カサム・エンブレム】まであと少しだよ。行こう』

 この世界には沢山の人が溢れてて。色々な正義と色々な信念、技術を駆使して。

 ……それぞれがそれぞれの世界を築いているのか……。

「リアルと変わらないな」

 俺は呟いた。





 その日、【カサム・エンブレム】まで行った俺達はそこで落ちた。

 直後にメグさんからメールがあった。

『凄いね、イチダイさん』

 PK取り締まりギルドか……。

『私もいつか、入りたい』

 ……え?

 恐る恐る『何に?』と返事をしたら。

『PK撲滅ギルド』

 ……趣旨が、少し、乱暴になってる気がするよ。

『やっつける』

 きっとメグさんは、PKを穴に落として上から袋叩きにする……そんな映像が浮かんでいるんだろう。

『その時は瞬君も一緒にね』

 PKには、あんまり関わりたくない。

 ……俺は、あんな連中に目をつけられて、あの世界で生きていける自信がなかった……。

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