（一話読み切り）機織り娘メグの焦燥

実はわたしは本編を含む一連のシリーズを何度も拝読しています。こうして改めてレビューさせていただくに当たってその理由を立ち止まって考えてみました。
つまり、わたしはこの作品の文体というか文章自体が生み出す雰囲気が好きなんだと思います。
それは不思議なことに作者の後書や中書にも共通した雰囲気です。
一言で言えば、真摯。
この作品群の根底には『差別』というテーマが流れており、物語の展開も綺麗事だけではありません。
ですけれども、それに一本筋の通った揺るぎない普遍的な何か、おそらくは作者の誠実さから生まれる何かが貫かれています。
つい長文のレビューになりました。どうぞ皆さんもこの本格的な小説群のどれ…続きを読む

本編の後で、この掌編を読んだのだが、「読む順番を間違えた…」と思ってしまった。
まぁ、作者自身が「本編に誘うために掌編を書いた」と近況ノートに書いてあるし…。
閲覧者に言いたい事は、
この掌編も楽しめる。星の数は、そう言った事に加え、短編にはＭＡＸ２つを信条としているからです。
また、本編は頗る面白い！

本編「ガレオン船と～」の登場キャラ・メグのお話です。
本編ファンなので、あとメグは好きなキャラなので彼女の本編に至るまでの過去編を読めたのは良かった！
ここでも世界観が豊かに描かれており、その中で生きる人々をリアルに感じます。
まだ本編をお読みでない方は是非ともご一読を。
行動力があって気が強くしっかり者のメグ。
しつこいようですが、メグ好きです！！
読めば皆様もメグを好きになっていただけるかと思います。