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――ええ、ええ。
かくして無力な彼、風村吹葵と、不幸な彼女、クレンは出会いました。
もっとも、今の彼らそれぞれに、その自覚はないでしょう。
居場所を与えた彼に無力感などなく、居場所を授かった彼女に不幸感などない。
さて……皆さんが青春という言葉を聞いた時、思い出されるのは喜びですか?
苦しみですか?
調査によれば、日本人が青春という言葉を聞いた場合、良い記憶を思い出す人より悪い記憶を思い出す人の方が有意に多いようです。もちろん、青春の入り口に立つ少年少女は、そんな実情を夢にも思いませんが。
……さあ、ジュヴナイルは始まったばかりです。
『少女は黄昏(ソラ)へ翔んでゆく』。
舞台は2014年、春。出会い、同じ時を重ね過ごした二人が意気軒昂に前進する、その先に待ち受けるものを見よ。
第二幕――『青春を取り戻すように』!
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