激しい恋情を砂漠に喩えて心中を語らせる手腕がお見事でした。可愛く無邪気な彼女のおねだりと対比させることでさらに浮き上がる暗く重い想い。ふと、谷川俊太郎氏の「嫉妬」という詩を思い出しました。
決して時間の無駄はさせません。 その心意気で書いています。 あと、なるたけ、やらしい文章を目指していきます★ 掲載中の『あるはげた日に』で、2019年10月第…
すごい。手を替え品を替え重ねてくる愛の言葉が圧巻。百人一首のこの歌は覚えていましたが、それをこういう形でストーリーに持ってきたかという感じでした。焦がれて焦がれてそのことばかり考えるという描写が、…続きを読む
彼女に恋をし、狂い、求める1人の少年が語る物語。理解しがたい、でもどこかで親近感のわく比喩と心に、きっと誰もが魅了されるはず。想いがぎゅっと濃縮された短編小説です。この作品に出逢えてよかった…続きを読む
文章が素晴らしく官能的で、この世界にずっと浸っていたいような感覚にさせられます。恋人への渇望や執着を卓越した表現力で余すところなく描写している本作は、文芸というものの有難みを教えてくれます。文体…続きを読む
男の子の切ない恋煩いの様子が、とても甘酸っぱくて良かったです! 魅力的な彼女から与えられる太陽の光や、恵みの雨をいくら浴びても満足できず、膨れ上がる気持ちのままに恋い焦がれ、求めてしまう様子は、世の…続きを読む
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