ほとんど主人公の心理描写だけなのに最後まで読ませる文章力は見事。そういやあさらりと読んでしまいますが基の歌ってかなり激しい歌なんだよなあ
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。
恋い焦がれる思春期男子の言葉にならない情熱を代弁しているような作品。 今やオッサンの私にはとても捻り出せない膨大な熱量をもった、恋しい彼女へ吐き出したくて狂おしい気持ちが、作者さんの素晴らしい…続きを読む
すごい。手を替え品を替え重ねてくる愛の言葉が圧巻。百人一首のこの歌は覚えていましたが、それをこういう形でストーリーに持ってきたかという感じでした。焦がれて焦がれてそのことばかり考えるという描写が、…続きを読む
表現力が大人びていました。彼の渇望する恋の熱はとても熱く、反するように彼女はするりするりと彼をかわしつつそばにいる。そんな情景が浮びました。
独特で濃厚な描写に引っ張られるようにして、一気に読みました。狂わしさにゾクゾクと恐怖のようなものを覚える一方で、彼の想いが痛いほどまっすぐに伝わってきます。もどかしく、大人な恋愛ものを読みた…続きを読む
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