「ボク」と「アナタ」で完結する世界

彼女への独占欲が強すぎる主人公の、焦がれる想いと満たせぬ苦しみをモノローグで綴った作品。

次々と繰り出される比喩の数々は、狂気すら感じるほど。
叙情的な筆致ながら、この時期特有の「周りの見えていない、2人だけの世界」を味わおうとする主人公にリアリティーを感じます。

恋は盲目、とはよく言ったもので。ぜひ盲目な彼と、彼女のいなし方をお楽しみ下さい。

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