概要
悪魔と吸血鬼。そして『餌』となった少女が綴る、甘い蜜と芳しい毒の物語
ディータ・アッカーソンは呪われた絵描きである。彼が生前に発表した唯一の作品。題名すら持たない、美しくも不気味な絵。その絵を買った持ち主は次々に病を患い、例外なく命を落としていったという。
数十年後、絵の前に立つ老女は語る。かつてのディータは好奇心旺盛な、普通の青年だった。しかし、ある日のこと。旅先で出会った二人の『人外』と一人の『少女』によって、彼は別人のように変わってしまったのだと。
『幸福を失った吸血鬼』と『幸福を嫌悪する悪魔』、そして『幸福を得る為に餌となった人間の少女』の三人が住む山奥の屋敷。そこにあったのは、一体……
※ぬるいですが同性同士のそれっぽい描写が点在する予定です、閲覧の際にはお気を付けてください。
※随時編集しています。
※『エブリスタ』でも公開しています。
数十年後、絵の前に立つ老女は語る。かつてのディータは好奇心旺盛な、普通の青年だった。しかし、ある日のこと。旅先で出会った二人の『人外』と一人の『少女』によって、彼は別人のように変わってしまったのだと。
『幸福を失った吸血鬼』と『幸福を嫌悪する悪魔』、そして『幸福を得る為に餌となった人間の少女』の三人が住む山奥の屋敷。そこにあったのは、一体……
※ぬるいですが同性同士のそれっぽい描写が点在する予定です、閲覧の際にはお気を付けてください。
※随時編集しています。
※『エブリスタ』でも公開しています。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!幸せって何だっけ?何だっけ?
一人の画家が残した絵から始まるお話。
耽美な描写がなかなか良い具合です。
呪いの絵について探っていくようなお話ではなく、どうして画家はその絵を書いたのか。というようなお話。
この辺りで絵の謎が気になる方は少しズレを感じるかもしれませんが、これはこれで良いんです。
この絵が存在するということがこのお話の中で重要なのだと思います。
正直なところ人を選ぶでしょう。
はっきりと感想が分かれるお話だと思いますが、僕はこういうお話が好きなのでこのような評価にさせていただきました。
ただ個人的には唯一の人間であるセシルの存在感がもっとあればと思うところです。
ディータとセシル。この二人の対立、違い…続きを読む - ★★★ Excellent!!!心を刺激される魅惑の大人ファンタジー
独特且つ妖艶さのある大人向けのファンタジー...!なのですが、キャラ達それぞれの『幸福』を求める感情は生々しいだけでなく毒々しさを兼ね備えており、たった4万字とは思えない程濃密な時間をこのストーリーの中で過ごす事が出来ました。大満足です...!この作品を読んで良かったと素直に思いました。風嵐さんの作品は本当にハズレがないです。
途中のキャラ達が繰り広げる会話には、自分にとっての『幸福』ってなんだろうか...?と考えさせられました。今まで生きてきて『幸福』についてこんなに冷静に考えた事なんてあったかなぁと。皆様もこの物語をきっかけに『幸福』についてぜひ考えてみてはいかがでしょうか...?
最後…続きを読む