三度目の正直 わたしが赤ちゃんを授かるまでの記録

妊娠31週 切迫妊婦の逆子直し作戦

　妊娠糖尿病の疑いが晴れてほっとしたのもつかの間。次の検診で急に子宮経管が短くなっていることが発覚。退院時の2.7cmを１ヶ月維持していたのに、５mmも短縮して2.2cmになっていた。もちろん自宅安静してました。主治医曰わく、人によっては入院を勧める」レベルとのこと。

　わたしは実家にいて、初産なので他に子供はいない。家で安静にできるので、ギリギリ再々入院は免れました。けれど、次の検診まで二週間も空けるのは心配だから、ということで次の週も診察してもらうことに。ここからウテメリン再開。

　さららに31週でまさかの逆子疑惑が浮上。中の人の頭はずっと下向きだったのになんで今更。逆子を直すなら30週までらしいけど、もう過ぎています。いつひっくり返ったんだ。またまた心配事が増えました。

　受診する度にトラブルが増えていく。もうぐったり。

　ちなみに、この時の赤さんのしゃっくりはわたしのお臍よりも高い位置でひくひくしてました。

　切迫なので逆子体操はできないし、外出できないので鍼灸に通えるわけもなく。そして特に鍼灸院を紹介されるでもなく。

　仕方がないのでネットに相談。ドライヤーで逆子直しと予防ができることを発見しました。

　本当はツボにお灸を据えるところを、ドライヤーで暖めて同じ効果を狙うというもの。両足首の内側の「三陰交」というツボを暖めます。

逆子治し作戦　その１

三陰交をドライヤーで暖める

　くるぶしの内側の骨の一番高いところから膝側に指四本分のところ。押すとちょっと痛いです。そこをドライヤーで毎日20分暖める。

　市販のお灸では作用が少し違うらしいし、ピンポイント過ぎて素人には結構難しい。けれど、ドライヤーなら広範囲を暖めるので間違いないというわけです。

　だったら早速やるしかない！その日から試しました。ただ、20分も座っているとお腹が張るのでわたしは朝晩10分ずつにしました。でも忘れてて、きっちり二回出来た日は数えるほどもない……。あーあ。

　ドライヤーを当てること数分。お腹の赤さんがごそごそし始めます。暖かくて気持ちいいのかな？ ネットを見てると、胎児がよく動くようになるという声が多かった。

　夏だったから暑いし10分もしたら大汗をかきます。でも、足が暖かいと気持ちいいです。足を温めることは逆子予防にも良いので、逆子が治っても続けた方が良いですよ。

逆子治し作戦　その２

声かけ

　必死すぎて脅しに近かったかもしれません。頭を下にすると、どんな良いことがあるかをこんこんと説明して赤さんの心を動かす作戦です。

　声掛けというよりも、言い聞かせかもしれない。

　さて、その翌週。妊娠32週。子宮経管長はほぼ変わりなく2.3cm。特にお腹は張っていないし、長さも変わらない。なので引き続き自宅安静。入院になるんじゃないかとどきどきしていましたが、なんとか帰れてほっと一息。

　この日、ムコスタ（胃粘膜を保護する薬）を処方されました。でも、気休め程度であんまり効きませんでした。ないよりはまし（な気がする）くらいかな。

　そして逆子、治ってました。受診の度に助産師さんが中の人の心音を聞いてくれます。いつもは聞くだけの機械です。が、その日は混んでたから別室でした。

　エコーを見る機械の心音を聞く機能で聞いたので、ついでにお願いしました。そうしたら直ぐに見てくれて、ちゃんと頭が下に来ていたようです。

　よかった。回った感覚はさっぱりわかりませんでしたが、治ってるならそれでいい。とりあえずドライヤーは生むまで続けました。相変わらずよく忘れていましたが……。

　だいたい33週くらいで赤さんの位置が決まります。逆子で帝王切開が決まっていても前日に治った、というのもよくある話。その時は切らないで帰宅するらしいですね。