妊娠後期

妊娠糖尿病の検査と血糖値対策

 妊娠後期もどきどきしっぱなし。毎週問題が起こってました。初期のころは唯一の楽しみだったのに、すっかり検診恐怖症です。

 本来なら、この時期は二週間に一度の受診です。なのに妊娠糖尿病の擬陽性が出たおかげで毎週受診するはめになりました。トホホ。


 退院してから二週間後の検診までは特に何事もなく過ごします。その検診では心電図と血液検査でした。心電図は大丈夫。が、問題は血液検査。妊娠糖尿病のふるい分け検査でギリギリアウトでした。あーあ。


 ブドウ糖50gの炭酸水(サイダーと変わりません。おいしかった。)を飲んでからきっちり一時間後に採血して血糖値を計ります。絶食の必要はありません。

 結果は正常値が140mg/dl までのところ、なんと144mg/dl。これだけは引っかかりたくなかったので、診察室でどーんと落ち込んでしまいました。

 医師によると、精密検査をすると大半の人は正常値で、疑陽性のことが多いとのこと。また、ウテメリンのせいで一時的に高いだけかもとか、仮に妊娠糖尿病だったとしてもこのくらいなら食事療法だけでなんとかなると励まして下さりました。

 切迫早産の具合も悪くないとのことで、ここで一旦ウテメリン服薬が中止になりました。御守りにズファジランを頓服で処方してもらいました。ウテメリンほど強くない張り止めの薬です。


 精密検査はその翌週。この検査は前日の夜21時以降絶食です。水も飲めません。

 朝9時に受付を済ませ、先ずは空腹時血糖を測るために採血します。その後ブドウ糖75gの炭酸水を飲んで、以降30分毎に二時間後まで採血します。結果は即日。

 採血が全て済んだら食事が出来るので、病院の食堂で昼食を摂りながら結果待ち。


 昼食は母とオムライスを食べました。無性に食べたくて仕方なかったオムライスでしたが、あんまり美味しくなかった。気が気ではなかったから。


 結果はギリギリセーフ。二時間後の血糖値だけが基準値ギリギリで、154mg/dlまでのところ153mg/dl。他の数値は低かったし、HbA1c(ここ数ヶ月の血糖値の状態を表す)も正常値だったので特に問題なしということになりました。

 ほっとはしましたが、何だか手放しでは喜べない。気を付けないといけないことには変わりないし、更年期を迎えたらやっぱり血糖値を気にしないといけないし。


 この頃から一段と胃の調子が悪くなり、ほとんど食べられなくなりました。胸焼けするしお腹は空かないしで、ピーク時よりもあっという間に2kg減。その頃はちょっと増えすぎて焦ってたけど、何が起こるか分かりませんね。


 血糖値対策でしたこと

 病名は付かなかったけど、ギリギリだったので心配するなら実行しないと!ということです。

 まず、白米を玄米に変えました。果物が大好きでよく食べていましたが、週に2~3度に留めるようにしました。ちょっと食べ過ぎていた自覚はある。

 他には、一度に沢山食べると必ず胃がもたれるので、小分けにして食べていましたが、妊娠糖尿病でも分割食にします。それについて助産師さんに聞く機会があったので、もらったアドバイスを書いておきます。



1. 一回分の食事のうち、半分を残して食後二時間後くらいにまた食べる。

2. もしくは、炭水化物だけ残しておいて食後二時間に食べる。

3. 後で食べる分は炭水化物だけでも良いが、タンパク質などと一緒に食べる方が良い。

4. 甘いもので間食しない。

5. 1日に食べる量は変えずに6食に増やす。


 こうすることで胃の消化を助けたり、血糖値を安定させたりする効果が期待できます。


 ただ、わたしの場合は分割してもまだ胃が荒れて6食も食べられないことが殆どでした。主治医に相談すると、お腹が空かない時は無理して食べなくてもいいとのこと。但し、水分はしっかり飲むこと、と。本当に辛かったな。


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