羊毛文学

祖父の遺品であるカメラを引き取った男、橋下洋司。彼はカメラに残されていたフィルムを現像に出すことにするのだが──。

この日記は私の、未来の私への宿題だ――。 17歳の主人公は、たくさんの死に直面する。自殺、老衰、戦争――。その先に、主人公が求める答えとは？ カクヨム甲子園に参加した作品のリメ…

アダムとイブの話です。

昼下がりは少しだけ時間がゆっくり流れる。 そんな中で紡ぐ拙いバラッド。

老夫婦が営む小さな中華料理店。今日はその最後の営業日。

2020年から21年にかけて起こった新型コロナウィルス(COVIDｰ19)について時系列にまとめています。国内外の出来事、ネット・メディアで起こったこと等。 どの時期に、何があっ…

手ならしと鍛錬。 要するに筋トレみたいなものです。 感想・ご意見を頂けると励みになります。 参加企画は章タイトルをご覧ください。

ある青年は、何処にでもいる様な只の男は、これからいかにして生きるべきであろうか。いかにすればこの絶望に溢れる優しき世を死ぬまで生き抜けるのであろうか。

地元が嫌で、ただそこから抜け出したい一心で大学進学と共に上京した。 けれど、うまく馴染めず、やりたいこともなく、ただあてどもなく街を見るだけの日々。 ある日、吉祥寺駅から少し歩…

君の作り出す色が、幼い日に僕の消えた記憶を炙り出してくれる。

僕は精神科で「不安障害」を診断された。 症状に耐え切れなくなり、専門学校とバイトをやめた僕は長年の夢だった保育士の道を諦めることとなった。 それから二ヶ月の時が経ち、症状もある程…

とある神社の夏祭り。林檎飴を売る出店の主が心待ちにしている一人のお客がいた。今年も彼女がやってきたが……

暫く立ち寄っていなかった実家に戻ってみた。 変わってないモノと、 変わってしまったモノ。。

捜し人と間違えられた「私」は、相手の女性を放っておけず、こっそり後を付ける。待ち続けて捜す女と、ひたすら待つ男の武蔵野慕情。

「縄文の炉跡？先崎さんの現場、プレだったですよね？」 「立川ロームのⅢ層からⅣ層だよ、層序的には旧石器で間違いない」 「これプレの遺構ですか？こんなにはっきりと配列して、珍しいじ…

蒸し暑い夜、眼鏡男子と裸眼男子のモラトリアム、そのスケッチ。 第十回本物川小説大賞にて、眼鏡男子賞をいただいた作品です。 副賞イラストのご紹介はこちら。 https://k…

ヴィオラ弾きの少女の、童話のような悪夢。(たぶん広義のホラー) ぜひ曲も聴いてみてください。

桶屋ってなんで儲かるんでしたっけね。

バスクチーズケーキって本当に簡単にできるので、週末のお菓子作りにおすすめです。

秋になって、急に眼鏡をかけだした同級生。 10/01眼鏡の日に捧ぐ、メガネ男子短編。

バイトと家を往復するだけの生活だった俺に、得体のしれないサラリーマンが「妖精、いりませんか？」と持ちかけてくる。対価は煙草一本だと言う。

被造物ギャグです。出落ちとも言う。我が眼鏡愛をくらえ！

劇作家を夢見る少年ハンツが森の魔女に導かれて出会うのは、“こちら”と“あちら”の混じり合う、美しい銀の髪だった。

閉ざされたその集落には、蛇神さまに贄を捧げる慣わしがある。

色々あって地球からほとんどの生物が火星へ移住してしまってから幾星霜。 ちょっと辺鄙な場所で風変わりなオーナーとアンドロイドが営む小さなスタンドの、ささやかなお話。

さくらが死んでしまった。 だから私は、この桜堤の樹の下に埋めようと思う。 それが一番良いはずだから。 【第1回角川武蔵野文学賞】応募作品です。

武蔵野の丘に、百尺を超える巨巌が在る。 巌には、一柱の土着の神が宿っていた。 或る晩秋の夜、一人の童女が巌に宿る神を訪れる……。 武蔵野の今むかし、そしてこれからの物語。 ◆…

僕・・・・当時１９歳 彼女・・・当時１８歳

【角川武蔵野文学賞】最終選考対象作品に選ばれました。皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。 新型コロナウイルスで大学に合格できてもオンライン授業。家に閉じこもるしかな…

東京の片隅に、猫と暮らしていた主人公。でも、その猫が脱走してしまった……。 「武蔵野文学賞」応募作品です。長く暮らしたあの地域に感謝を込めて。

あるOLの上司への淡い恋心を夏の情景の中に落とし込みました。

地方から東京へやってきた夏帆と、東京で生まれ育った敦子の、「武蔵野」でのひととき。 角川武蔵野文学賞応募作品です。

谷戸の水田と林、そこに自ずと集った人々。 それは少女にとって小さく完結した異界だった。 初恋という新たな世界への扉。 角川武蔵野文学賞（第一回）応募作

中学生の林原君と友達の林君が、とある放課後に語り合った「武蔵野」の一コマ劇場です☆ 武蔵野樹林×カクヨム「角川武蔵野文学賞」の最終選考まで残りました。

夫と別れ、一人娘も嫁ぎ、武蔵野の地でたった一人暮らす女性は、日々の移ろいの中で昔見た一匹の蛍を思い出す。 変わらない暮らしをしているのに、どんどん変わってしまう周囲の環境。気がつ…

主人公、柚は自分が生きてる価値について考える日々を送る。そのきっかけは、青春時代に味わった黒歴史。社会人になっても、素直に人を信用できない柚。偽りの自分を演じる柚。そんな柚は、あ…

なんとなく…詩を書くことの面白さに気が付いてしまいました あれ？これって「詩」じゃなくて「歌詞」かも… ま、形にとらわれずに思いついたことを言葉にしてみます 俳句にも挑戦し…

＜角川武蔵野文学賞　参加作品＞ 武蔵野うどんを愛して止まない私は、平日の昼下がりに埼玉のうどん屋に立ち入る。 そこでの店主とのやりとりを通じて、武蔵野うどんの奥深さと真髄を感じ…

武蔵野で共に育った友人たちが続々と次のステージに進む中、何にも持っていない私。 友人の結婚祝いの集まりをきっかけに、ガラガラと何かが崩れる音がする。

母子家庭で育った翔太は母親と二人暮らしで、いつも怖いお母さんと喧嘩しています。ある日ニュースで韓国のSNSで日本にミサイルをという話題から二人は口論になるのですが、そこにお母さん…

データサイエンティストで、キノコ好きなおじさんと、ぼくの話。

君に振り回された大学時代の一場面を思い出し、君への想いを綴る。

近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665082610507 　「みえのゆ…

灰暗い梅雨の時期。 そんな梅雨に飲まれていく若い姉妹。 細く美しい、恋多き姉。 そんな姉が大好きな妹。 妹が打ちひしがれながら願う姉の幸せ。 今この時期だから読んでほしい話です。

高齢になった祖父は、多摩川沿いのすっかり寂れた集落の一角に一人で住んでいる。母に言われて都内へ移住するよう祖父を説得しにきた恭介は、祖父が一人で守る里山を目の当たりにする。

日々の生活に飽き飽きしている1人の少年——美鈴律樹。 普通というレールから外れた1人の少女——佐藤律。 雨の日、武蔵野で、2人はなにを見るのか。

武蔵野をモデルとしたなにか 武蔵野最高

彼は目を覚ます。 様変わりした風景に驚きながら昔を懐かしむ。 はっきりと覚えている始まりの時から今に至るまでの日々。 それは彼だけしか知らない武蔵野の思い出。