其乃日暮ノ与太郎

世間では、新型コロナウイルスが猛威を振るっており、感染が拡大しないよう、それぞれができることをやっています。 そんな中、パチンコ店に並んでいる人の姿が目につきます。感染拡大を助長…

派手な髪の毛で来店しては行けない店がある。そこの名前は『 カミヤ』。コロコロと髪の色を変える店主が構えるその店にまた1人………。

ドラッグストアでアルバイトをしている前田藍。彼女は残業の日、駐車場でお客さんが死んでいるのを目撃する。慌てて店内に戻る前田藍だが、それが悪夢の始まりだった。ドラッグストアに閉じ込…

桜ノ丘Re:ニュータウン。そこは全ての建物への落書きが許された『落書きの街』。そんな街で学生たちは、ぶつかったり、繋がったりしていく。

季節は夏。 帰省した俺は実家へと続く坂道を登っていた。 十年ぶりなのに全然変わらない。 懐かしい道の途中で、俺は――。 あの夏の風は、今も俺たちに吹いている。

自身の経験を踏まえつつ、読まれるための工夫について綴るエッセイです。 カクヨムで活動する際のヒントになれば幸いです。

ショートショート作品！ ネタバレ防止の為、あらすじは伏せます！ 是非どうぞ！

短編

カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020　参加作品 クイズ研究部の部員たちが二度とは戻れない今日を味わいながらクイズに挑む。 祝え、閏年クイズ https:/…

それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、８割くらい担当してくれる孝代さん。 いつも僕に突飛な提案をしてくれる彼女だけど、僕にもいいたい…

ショートショート作品。 読了時間は約2分。 ネタバレ防止の為、あらすじは伏せます！ ぜひどうぞ！

聖美（きよみ）は都会生まれの都会育ち。田舎に憧れる聖美は、諸々の経緯でとある職業を夢見る。――ナンセンスなコメディです。愛すべきキャラ、聖美のアツき生きざまに、乞うご期待！

KAC2020お題三つ目「Uターン」に参加しました。 ぜひ最後までお読みください！

お題：Uターン 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』参加作品

田舎から上京し、社会人として働いていた祐介。 日頃のストレスに耐えきれず、ついに田舎へ戻ることを決意。 しかし一度逃げた自分が、田舎でもやっていけるのか――そんな不安が彼には…

戻ってきた先輩と後輩のお話

雷獣は「雷」という字のつく名前を遠慮する習わしがある。 それを無視してアズマと名付けられた雷神の子供は、今日も仲間からいじめられる。 逃げ出した先で出会った人は、「甘党のウサ…

KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～ 参加作品 クイズ研究部が、四年に一度の閏年に関するクイズに挑む。 決めろ！　お祭り王 https:…

ジュウシチネンゼミの幼虫が綴る、エッセイです。 ※KAC2020参加作品です。

閏年（うるうどし）――それは人類の採用する太陽暦という時間の数え方に生じるちょっとした誤差を修正するため設けられた緩衝材。『僕』にとっての、『僕という善良な人間』を保つための、緩…

2100年2月29日にグレゴリオ暦が殺された。何を言ってるのか分からないと思うが私だって何を言っているのか分からない。だがどうしたことか今日は2月29日なのだ。

四年に一度、男は雪深い雑木林の奥へと足を運ぶ。 そこには見たこともない小さな赤い花が、四年ごとに形を成して咲いていた。 KAC2020に参加してみました。ミステリーを目指して…

なぜ泣くの

【あらすじ】 西暦2100年2月28日正午――。 その日、男はある苦悩を抱えていた。 カクヨム四周年おめでとうございます！ KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャン…

　パソコンが壊れた。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」でも掲載しています）

二月二十九日は、四年に一度訪れる。それはもはや、珍しくもなんともない。それより百年に一度、四で割り切れるのにうるう年ではない年に訪れる『三月〇日』の方が、よほど特別だ。

四年に一度の二月二十九日は特別な日なので特盛な食事をする、そんな御華詩。

これが私の中で、きんぴらの味を構成するすべてだ。

特段おかしな家庭環境で育ったわけでも、何か特殊な事情を抱えていたわけでもない。ただ何となく周りに溶け込めなくて、『普通』でいられなかっただけ──そんな女子高生二人が、一日だけ『普…

あのひとを追っていた「僕」のひと幕。 小さなころはきっと、お姉さんに手を引かれていたこともあったのだろう。 こういうことって、たぶん色んなところで起こっているんじゃないかな。 …

女子高生殺人事件。容疑者として浮上したのは情報工学の教授だった。 五〇代の巡査部長・梶原輝行と、二〇代の巡査・岸幾人は大学の教授室を訪問する。 容疑者は北峰譲太郎教授。梶原は証拠…

裁縫を仕事とする「私」のもとを「指売り」が訪れる。見せられた標本の中にめぼしいものはなかったが、「指売り」自身が素晴らしい指の持ち主であることに「私」は気付く。交渉の末、全財産を…

日課を小説にしてみる実験の一つです。ありきたりな情景にこそ、美を。

夕暮れの帰り道を、母親と息子は歩いていた。息子は社会からずれていた。息子は社会と食い違っていた。息子には線が理解できなかった。

「誤用だ誤用だ！」 人々の間違いを嗅ぎつけ、奴らがやってくる――

吉祥寺のホームで人身事故のアナウンスを聞いた私はエゴイスティックな空想をはじめる。

　介護休業後、主人公の田中は会社の部署変えの結果、Ⅿ市の本社へ自転車通勤をすることになった。通勤とは不思議なもので、ある人物とは「あの時間、あの場所」でいつしか顔なじみになる。 …

もうすぐ寿命が来る僕の何か月後か先を、見えないけれどもそれでも見越して生きて行こうと決めたから。 だからそれだから、走るのさ。

未来から、ボロボロにやせ細った自分自身による死の予告動画が、チャットアプリに送られる。 それを見た人は、バイト面接や就活、転職などの職業活動でことごとく失敗し、やがて、本当にボ…

もしもやり直すことが出来たなら……。 あなたはどうしますか？

怠惰な暮らしを送る「俺」が寝苦しくて目を覚ました時、 左膝に女のものと思われる口が出現していることに気付く。 口はぱくぱくと動いて喋り、 「生まれて来られなかったあんたの双子の…

「なに言ってんだ！？　自分で書いたのだから自分のものに決まっているだろ」というあなた。本当にそうですか？ 当たり前だと思っていたことがないがしろにされている事実を目の当たりにして…

俺は田舎で郵便局員をしている。 確かに刺激は少ないけれど、やりがいのある仕事だとは思う。 淡々とした日々は、静かに過ぎていく。 そんなある日、俺は一通の奇妙な手紙と出会うのだが……

　所詮つくりものだ。ただの演技だ。そう思っても、きみが演じている、きみじゃないはずの誰かを観るたび、僕の恋心はぷすぷすと空気が抜けて、ひらひらと風にさらわれてしまう。 ※関連…

ある男は、怒りこそ諸悪の根源であるという信条を持っていた。しかしある日、とある矛盾に気がついて……。 果たして怒りを認めない男の運命は……？ 2019/9/17 改稿しまし…

六月六日の雨の晩に居酒屋『小暮』を訪れた男は、予約席で分厚い手紙の束を読み始めた。店主の小暮はその男のために料理を二品作り始めるが、アルバイトの菜摘は小暮の「意外な対応」に驚きを…

建設業で資本金３００万円の有限会社「よしもと総業」は今日、倒産する。 本日倒産することは前以て従業員には通知されていた。 純文学短編。 会社、最後の日の風景をご体験ください。 …

小学6年生の夏。 夢見る彼女は、優しさだけでできていた。