桁くとん

昔々、信濃の国の山あいに都からやってきた紅羽という美しい姫がおりました。 紅羽は里のものたちに読み書きを教えたり、薬草から薬を作って与えたり、産業を興したり…… 山里の村に活気を…

新型コロナ第7波が猛威をふるう今夏、遂に私たち夫婦も罹患してしまった！ 備忘も兼ねて、その対応と療養中の過ごし方を書いてみました。 少しでも皆様の参考になれば幸いです。 ※この…

人と馴染むことの苦手な高校生の倉橋 糸は、本ばかり読んでいた。そんな糸は同じクラスの須山芽衣との出逢いで段々心を開いていく。 さて、その結末はいかに。

「僕、前から思っていたんですけど。ご飯と味噌汁の位置って、逆の方が合理的じゃないですか」持ち上げた味噌汁のお椀を定位置に戻しながら、部下が口を開いた。

秋の宵、高速道路を運転中、気づけば湖底のパーキングエリアにいた。豪奢な小袖の美しい女人が出迎えてくれたが……。

座敷わらし。 座敷わらしが住み着いた家は、繁盛するとか。 見た人には幸運が訪れるとか。 そんな言い伝えがある。 だけど。 座敷わらしは、一体どのようにして生まれたのだろう？ これ…

母親の再婚で義妹が出来たのはいいけど、それが少し変わった女の子で…とはいえ脱がせてみないことには分からない。 8/15から毎日更新。4話完結です。 昔話の鉢かづき姫をモチーフ…

エッセイではない、私小説です。

山岳地帯の未踏走破を目指す硬骨漢・天童信介のもとに、怪僧・泰彦が訪れた。泰彦は奇妙な夢を見る人々の相談を受け、丹沢奥地への探索を持ちかける。さらに、山岳部の部長・八咫上実隆を巻き…

『美容室は深夜営業致します』連作第三弾 個性豊かな幽霊達が人間相手に美と勇気を提供する美容室。お客からのお代は娯楽の提供。楽しい事が大好きな彼等が、なぜこの場所で店を構えている…

もう、最高に面白い作品を書くことができました。 どれくらいすごいかって言うと、光源氏並みの波乱万丈を1万文字以内に集約し、スピルバーグ映画くらい怒涛の展開の連続で、それでいて漱…

勉強にも、他人にも、自分の人生にすら興味が持てず、無為な日々を送っていた大学生の僕。一念発起してキャンパスに足を向けようとしたある日、ふと耳にした会話から、高校時代の生物部で体験…

明治26年。水害に見舞われたとある寒村の共同墓地に、まるで昨日か一昨日に葬られたような遺骸が横たわっていた。その名も、田原総一朗。わずか数え十歳で葬られることとなった総一朗は、岡…

第六感の鋭いボクがいれば、チームの勝利は間違いなし！ でも、何が起こるか分からないのが、野球のこわーいところなんだよね…… KAC20223「第六感」参加作品。

私が小説を書けるようになったのは、ノムさんこと野村克也さんの本のおかげです。 1話のみの完結にしておりましたが、改めて連載再開いたします。2022年4月3日

KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～『第六感』参加作品。

長い人生では、多少はアレコレあったように思います。劇的でもドラマチックでもありませんですが、記憶の木漏れ日に照らされた「あんなこと」「こんなこと」ボケ防止に記していこうと思います…

２０２✕年晩秋の青森市役所での市長・副市長・総務部長の密議。 大きな時代の変遷を経て、余りのプラチナチケット入手困難を解消すべく、実現ただ困難の筈の青森市に「新日本武道館への道」…

作者、タカナシの推し作品を推させていただきます。 これを機にジョジョの奇妙な冒険を読む方が増えることを祈ります。

推しのグッズ祭壇？　ライブで黄色い声？　 私はそんなものに興味はない。 だって―― 推しの妻たるもの、そんな真似はしないでしょう？ ※KACのテーマに沿ってはいますが、KAC参…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のネタバレ感想を隔離。 様々なサイトを巡って、見つけてきた考察などで得た情報など。

　実はツイッターアカウントはあるけれど、そんなに使ってないんです。宣伝やお付き合いが好きじゃない事もありますけど。 　でも何となく書きたい、言いたい事はあって、でも近況ノートは…

二、三話程度で終わると思っていたのですが。 妄想はとりとめなく。 フォルダがいっぱいになりそうなので。 一つにまとめました。 やめてぇ。 読まないでぇ。 良心が叫びます。 …

味噌村家、家訓！ 一つ、父である味噌村　キャベツの言うことは絶対だ！ 二つ、嫁は黙って言うことを聞け！（キャベツのみ） 三つ、キャベツは何をやっても許される！ くだらない家族…

習作です。古いサッカーファンの方ならご存知ではないかというアレを、一人称視点で書いてみたものです。 注　メキシコシティのアステカ・スタジアムは、１９８６年当時では収容人員で世界…

昨年と今年の青森市、いや郊外の準限界集落の戸来町の積雪は尋常では無い。俺は勤めるマウトストア戸来町店に必死の思いで徒歩で通うが、つい出くわしてしまう。深雪を超えられず車で凍死して…

地図読みと山岳地帯の未踏走破に青春を燃やす無骨な快男児・天童信介。彼はミスカトニック大学の依頼を受け、未確認生物を探索する調査隊に加わった。調査隊のメンバーは、饒舌だが情緒不安定…

このリアルな世界こそがドラマの舞台なんです。 私たちに与えられた役は自身の人生です。 私たちはその中で自分の役を演じています。 目立つことのない、その一人一人に愛をこめて・・

自転車で日本一周の旅に出た彼は、ユーチューバーの可愛い子と出会う。巨乳で人気の彼女と狭いキャンピングカーでの旅が始まった。 二人は旅の中でギクシャクしながらも少しずつ心を開いて行…

夫のリタイアで、夫のふるさとに移住しました。 マンション生活から農家生活へシフトチェンジ！ 心も頭も柔軟性のなくなってきたお年頃。 うまく馴染むことができますでしょうか？ どうぞ…

　人の数だけ魔法の形がある。 　俺ーーアルシ・ヌルミの魔法とは「魔法を料理に封じ込める」もの。 　しかし、実力主義の魔法社会においてマジックアイテムとは「甘え」とされていた。 　…

ただの記録です。

#Twitter300字ss　2022/2/5開催「祈り」に参加させていただきます。

漫画の主人公を推しと崇め今だ本当の恋の経験がない夢見る中学生の彩はふとした思い付きで新聞配達のおじさんにお礼の手紙を書いたのをきっかけに手紙のやり取りをするようになった。そんな彩…

長年同性パートナーと暮らしていた女性が、人生のゴール間際にした最後のお願い

2011年3月11日。 東日本大震災。あの後の東京は、町が真っ暗だった。 ３月の東京はまだ寒く、数時間ずつの計画停電の中、部屋で布団をかぶっている他はなかった。 ※「赤いきつね…

昭和のオッサンが、何故小説を書いているのか？ 物語を紡ぐことに対して、ポジティブに向き合っていきます。 同時に執筆する上での体験談や失敗談など、赤裸々に語っていきます。

シナリオライターを目指すあたし（女）はコンテストに向けて奮闘中。 そんな時、作中キャラが物語の中から現実世界へ飛び出てきた！ 【登場人物】 ・あたし……売れない女性脚本家 ・ア…

豊臣秀吉が全国を平定し、元号を「瑞祥」と改元した瑞祥時代、家の再建のため、復讐のため、そして三振りの宝刀を取り戻すため、謎の忍びに禁術をかけられてしまった亡国の姫さやと、その従者…

僕が医学部を卒業して千葉県の研修指定病院(下総精神医療センター)で研修医だった時に起こったことを正確に書きました。

自主企画「同題異話・五月号　　頭上で回るは観覧車」参加 本当に必要な仕事はこの世にどれほどあるのだろう。何が足りなくて本当の愛にたどり着けないのだろう。虚飾の観覧車に閉じ込められ…

どうしようもない俺の目の前を（残念な）美少女天使（リアル）が通り過ぎた、その時。 高校受験に失敗し、自主休講中の俺が出会ったのは、金髪碧眼の超美少女。 背中には白い翼の、リアル…

愛を込めて「ばーか」と言いながら背中を蹴って支えてくれる、そんなお嫁さんはいかがですか？

2021年カクヨムweb短編小説 短編特別賞　受賞作品 時は２０６０年。 超高齢社会を迎えた日本は、ろくに対策を取る事もないまま、介護崩壊を起こしていた。 今や自宅介護に老々介…

肉団子系令嬢はダンスパーティーで婚約者な足を踏んでしまい、婚約破棄をつきつけられる。 落ち込む彼女の目の前に、イケメン公爵が現れる。 公爵からの突然の結婚申し込みに、戸惑いながら…

とある連続殺人事件。被害者たちは全員おなじ職業だった。

神鳴高校に通う、杉山 良太は３人グループとつるみながら、平凡な日常を過ごしていた。良太には、密かに好きなクラスメイトの笹川を、いつも気にかけていた。ある日、良太の目の前に、名前…