最っ高に面白い物語

導入部分が凄くシリアスで、これからどんな風に作品を持って行くのかワクワクしながら読み続けると？？？となったけど、しっかり説明していて読みやすかったです。ギャグをシリアスに落とし込んでいる技法も、オチまでの流れも、図書館戦争とは別のベクトルの作風で面白かったです。

本っ当に面白いです。促音を真似したくなるぐらい面白いです。息もつかせないまさかの展開。そう来るかというオチ。
誰もが面白い物語を求めている社会への皮肉も効いています。
看板に偽りなし。ぜひご一読を。

ふわっと始まり、スピード感たっぷりに叩き込むようなテンポ、最期に待つのは…

頭のなかでリズム楽器が演奏されるように抑揚のある文章に、音楽を聴いているような錯覚すら覚えました。

うん、面白い

作品のタイトルというのはとても難しいものだ。
たとえば私は「なんだこいつ自信過剰だな」と思われるのが怖いので、ついつい無難なタイトルをつけてしまう。
もしも私がミュージシャンだったら、きっと自分のベストアルバムに『グレイテストヒッツ』的なタイトルもつけられないだろう。「そんなにヒットしてないだろ」と思われるのが怖いからだ。

しかし、本作はすごい。何と言っても『最っ高に面白い物語』だ。
『最高』どころじゃなく、『最っ高』なのである。私のような小心者からすると考えられないタイトルだ。

そしてなによりもすごいのは、内容がとても面白いのである。
詳しくはネタバレになるので書けないが、全く名前負け…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（12文字）

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（70文字）

最初、タイトルを見て、

『すっごいタイトル詐欺臭…。
まあ、ダメな作品だろうけど、一応読んでみるか…。』

等と思いましたが、

読み進めるごとに、だんだんと、
『ま……本気モンなの…ッ？！』
という凄まじいまどの驚きの展開と、

『え…！？　え…！？　え…！？
これ…どこまで行くの…ッ！？』
という、怒涛のラッシュ…ッ！！

素晴らしいです！！


これは、本当に、コンテストで、『大賞』が取れそうだと思いましたッ！！

自由企画に参加してくださった作品で気になったので読みに来ました。

1万文字でつづられた斬新な世界観が読む人を虜にします。

他人の作った作品を武力を行使してでも、強奪して構わないという法律が可決された日本が舞台となっています。
そのため、最高に面白い物語をかきあげたらしい青年が、あらゆるトラブルに巻き込まれるストーリーとなっています。

エンタメのあらゆる業界も登場するので、迫力があります。

ぜひ読んでみてください。