月庭一花

第一回さいかわ卯月賞の開催、誠におめでとうございます。記念すべき第一回に花を添えたかったのですが、私にはおじさんを添えることしかできませんでした。 （縦組みを意識して書いておりま…

第一回　さいかわ卯月賞　テーマは「春」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093074716315948 ※結果発表をここで行いますの…

※本書は真剣に商業デビューを考えて公募など活動してながらも、なかなか結果が出ない方用の創作論です。 ※それ以外のアマチュアの方にはまったく必要のない話ですので読まない方がいいと思…

Pixiv小説・執筆応援プロジェクト～言えなかったひとこと～　参加作品です。 拙作「未来に紡ぐ前奏歌（フォアシュピール）」「貴女に捧ぐ夜恋歌（セレナーデ）」 の小さな続編のような…

夜の海へ行くのが好きだった。 好きも嫌いも、何もかもを忘れさせてくれる気がしたから。 自分の感情のすべてを忘れるために、いつも一人で過ごしていた。 だけど高校一年の秋、満月の灯り…

大学生二人が部屋を探すにあたって、気になることは……、 間取りと、そして、それ以上に、お金。 KAC用に、別小説「小説書きさんと、ふたり」のキャラで書きました。 ルームシェアする…

砂子は孤高の女である。 番外編として「犬の話」も載せました。ダメ犬と呼ばれた犬は、たぶん幸せだったという話。 ※カクヨム文芸部公式自主企画「猫好きに刺さる小説・エッセイ」応…

　主人公――瓜宮南（うりみやみなみ）と、ヒロイン――立花菜々子（たちばなななこ）の、ちょっとしたすれ違いから始まる、淡い恋物語。 　時に笑いあり、時に百合ありの、まったりとした日…

　きっかけは偶然だった。 　少し背が高いだけの普通の女子大生――藤咲沙羅(ふじさきさら)は、ある日、たまたま訪れた神社で謎の美少女――華憐(かれん)と出会う。 「私を殺してくれな…

幼馴染の葛と依子は、引っ越しの前の見納めに、懐かしい公園に向かう。 葛にはずっと後悔していたことがあって……。

世間は、私のような人を家出少女と呼ぶらしい。SNSの通知は鳴り止まない。スカートから伸びる脚を、私は誰に見せているのだろう。 ※この物語は、援助交際等の行為を助長・推奨するもの…

星花女子プロジェクト参加作品。 『東北文化研究会』に所属する中等部二年生の神晴花。小さな部を大きくするため奔走していた時に出会った新聞部の先輩、瀬田一葉との交流が、二人の関係を変…

読み専だった私が小説に挑戦する話をエッセイにまとめました。 小説を作るまでの秘話。初心者が執筆に挑戦する事によって分かった壁やその解決策などを書いていきたいと思います。 もし…

【ファンタジア文庫様にて書籍化・月刊コンプエース様にてコミカライズ・アニメ化決定】 クレイジー揃いなことに定評のある大手VTuber運営会社『ライブオン』の三期生ライバーとして…

「新田結愛」は誰にも言えない秘密があった。 それは死ぬまで誰にも告白するつもりの無い、同性への感情。 中学生の時に初めて気付いたが、それ以来その気持ちに蓋をして生きてきた。 だが…

もの静かで読書好きなクラスメイト。 でも彼女は、おとなしいだけの子じゃなかった。知るほど彼女に、きみは惹かれていく。 公式自主企画「百合小説」参加用に書いたものです。 全３話、…

みょうゆ（Twitter:@i6esoCivpnjGi5N）様　企画のリレー小説 #幻怪婚姻ユリレー赤華繋足 その第八章として執筆したものです。 世界観 https://twi…

夢の中で、僕は水槽を見張っていた。

「いつか分かる日が来るよ」そう言われたって、そんな日が来るとは思えないしきてほしいとも思えない。私はこのまま、恋をしない人として生きていく。それで良いと思っていたのに。 (本作は…

社交的で広く浅い交友関係を持つ葵と、一匹狼で近寄り難い雰囲気を持っている海月。全てが正反対で、一見交わることのないように思えるふたりの間には少し特別な関係性があった。そんなふたり…

　ヨコハマ港に一隻の大型クルーザーが係留されている。ヨコハマニュータウンの経済中核となっている船舶カジノは今夜も盛況らしい。カジノ常連客である声楽家の御子柴梢江と精神科医である九…

宝の持ち腐れニートと、それに嫉妬する貧乏な夢追人の、醜い小話。

学生時代に興味本位で受講していた民俗学のノートを見返してみたら、「決して名前を呼んではいけない神」の名が書いてありました。 もし呼べば、災いが降りかかるのだそうです。 この…

わたしね、これでも一度だけ……人を好きになったことがあるんです。 カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品。

好きな理由は、全て一緒。だけど、どこか違う。

丸山小夏(まるやまこなつ)にはずっと好きな人がいる。 それは年の離れたお隣りに住むお姉さんの 岡部真白(おかべましろ)。 真白は小夏の軽いお願いからモデルになり、遠い人になってし…

四十歳手前くらいの女とその母と、母と今くらしている女のお話。

主人公の三橋杏子は高校二年生で園芸部に所属している。 一年生の夏休み明けに転校してきた白木茉莉花はとても美しく魅力的な少女で、あっという間にみんなを惹きつけた。 けれど、ある噂が…

舞台はひと昔前のとあるヨーロッパでお嬢様たちが集う女学院。 そこへ二人の幼馴染が生きていく。 一人はマアルという線の細く長身の美少女。色素の薄い金髪に深い碧眼を持つマアルは、その…

午前1時。学校に行けなくなった女子高生、千代がそっと部屋の扉を開く。待っていた黒縁メガネのお姉さん、夜海といっしょに、深夜の横浜をお散歩する。夏の雨が降るなか、石川町から元町、中…

高校3年生の清永琴葉（きよながことは）と、琴葉の国語の先生である藤枝櫻子（ふじえださくらこ）。 琴葉と櫻子は恋人同士だけれども、そのことは琴葉が卒業するまで絶対に誰にも知られては…

人との距離を感じる奏向、他人の言うことを聞かない遥香。ふたりがふとしたきっかけで、地球からシリウスまで家出旅を始めます。 「……ここじゃないどこかへ行きたい」 「なんだよ、それ…

『だからわたしも、この一本を吸う時に、祈りを込めているの』 大好きな先輩の送別会。 碌に想いも伝えられずに落ち込んでいた私は、先輩に誘われて二人で会うことになる。 雨の気配にも、…

　妖怪怪異譚を題材にした掌編短編小説集です。コンセプトは「ゾッとするほど美しい物語」となっています。それぞれは独立していますが、様々な味わいのある作品群となっていると思います。 …

「お父さん、お母さん、本当にごめんなさい――」。九州の大学でワンダーフォーゲル同好会に所属している主人公達は、北海道の日高山脈にあるカムイエクチカウシ山に登ることを決意する。冬山…

高校の卒業式が終わったあと、「もう家には帰らない。かわりにお母さんにプレゼントを贈るから一緒に来て」と中嶋に言われた水谷。彼女に連れてこられた先は、廃業したラブホテルだった。そこ…

【花緑青事件から二十年。麗しき殺人犯のいま 　一九××年八月十三日。夏祭りの夜に双子の姉が妹にヒ素を飲ませ殺害した後、自身も服毒。妹は死亡。姉は一命を取り留めた。 　この事件は当…

入学して一カ月。 友達のいないタカナシヒバリが昼食をとる中庭には、お昼寝をしているオオトリ先輩がいた。

逃げた勇者を捜索しているパーティで、大剣を用いて盾役をしていたアスリーは、ある日パーティからの追放を言い渡される。 司祭であるキスミ、黒魔導士のアザリア、勇者見習いのムムカ、そし…

人見知りで、気が弱くて、あがり症。絵も描けなければ文章も書けない。そんな私にできる事なんて何も無い。

親が失踪し、祖母宅で暮らす高校生の八重子には幼馴染みがいた。 結衣もまた親がなく、たびたび八重子の部屋に侵入してきては物を盗んでいくのだが、結衣の両親がいなくなったのは自分のせい…

あらすじ 大学生になるまで片想いしかできなかった私は大変困っていたのだが、ドッペルゲンガーに出会い「付き合わない？」と誘われるのだった。 登場人物 私 彼女（私）

私の気持ちはどこまでもどこまでも一方通行で辛いんだ。何も変わらないって気付けたのに分かったのにどうして私じゃないんだろう。 あぁ、お願いだから振り向いてよ。

恋に落ちて、堕ちて、離れていく男女の恋歌が多めです。

　恋をすると身体から花が咲く、人間と植物の特徴を持つ異形の少女――『花人』。 　人間の少女の姿をした花人たちは、庭師の管理する『植物園』で暮らし、恋心を育んで花をつける生活を送っ…

言っていないです。公式自主企画「百合小説」参加作品その2。社会人×大学生。ありそうでなさそうで、どこかにあるはずの話。 一目惚れがあるのなら、四度も会えば恋したっておかしくない。

マルシェはフランス語で市場の意味。百合マルシェは色とりどりの食材が並ぶ、美味しくも楽しい夢の市場です。 産地直送、鮮度抜群の百合短編を心ゆくまでご賞味ください。

【1月24日、角川文庫より書籍版発売】 ＊「ゆるコワ」第七回カクヨムコンテストホラー部門特別賞＆ComicWalker漫画賞受賞！＊ 田んぼと山しかない田舎の藤見市で、二人の…