概要
鳴り響く限り。
ようこそ、わたしという名の地獄(パラダイス)へ。
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- ★★★ Excellent!!!いつまでも溺れていたい
正直、これを書いている今もまだこの作品を語ることに躊躇している。どんな言葉でさえこの感動を伝えるには足りず、どんな賛辞でさえ作者が創り出したこの美しい世界の前ではただの穢れになってしまうのではないか、そう想えてならないのだ。
きっと同じことを想った読者がいるはずだ。コメント欄に何かを書いては消した、そんな同志に石を投げつけられる覚悟で、それでも筆を取る。感じたままに、感じたことを。誰かではなく、自分のために。
此処にあるのは、生も死も何もかも曖昧に溶け込んだ夢幻の世界。私は作者の優しく軽やかな言葉に乗って、そんな地獄を軽快に進んでゆく。目の前には春の鐘に祝福され咲き誇る幾多の華。美しさに…続きを読む