ななくさつゆり

カクヨム3周年記念選手権参加作品 お題「『カタリ』or『バーグさん』」

ろくに部員もいない俳句研究会が、俺の居場所だった。 そこへ口下手な独活の大木が、恋の相談にやってくる。 思いを告げる方法は、俳句しかないらしい。 だが、俺は俳句の作り方など習った…

恋愛っていうのは結局、相性とタイミングだと思う。 だけどそんな単純なことが難しくて、やっぱりそれだけじゃ足りないんだ。

魔女、人間より体が丈夫で、ちょっとだけ不思議な力が使える。 人間と同じように、良い魔女も悪い魔女もいるけれど、私は良い魔女だと思いたい。

意味がないようで、少し意味を込めた、多分、今だけになるはずの小話

趣味で小説を書く母親と、その息子にまつわる短編です。生活をしながら小説を書くということをテーマにしました。

『夢のはじまり』 　将来のことなんて、まださっぱりわからない。 『いつか、この手できっと』 　なにかをつくりだす人になりたい。 『夢は終わらない 』 　夢を、生きる糧とする人々…

人殺しの魔女。占い研究部の柳琴葉がそう呼ばれるようになってから、二か月が経った。 学園の魔女が見るタロットカードの向こう側。 自主企画の同一タイトルで一本書いてみよう大会！への…

　なりゆきで参加した新歓コンパ。会場のすみっこで、彼はひとりスケッチブックをひらいていた。近くをとおったとき、たまたま目にしてしまったあの衝撃は、きっと一生忘れないと思う。 …

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「カクヨム2020夏物語」スポーツ・キャラクター部門大賞作品 ttps://kakuyomu.jp/contests/k…

　この話は、日常を書いた話だ。現実だ。この苦しみも悲しみも、この願いも想いも。 　目を逸らさないでほしい。これが僕たちであり、彼らなのだから。そして、君たちであるかもしれないとい…

中学生の時、精神科に入院した。恋をした。失敗したと思った。でも何年も経てまた会いたくなった。思い出に。

魔王が復活して三年。 勇者が現れて一年。 そして、 少年が行動を開始して三ヵ月。

KAC20201 参加作品*° わたし(サエ)と夫(宗近) 事件が起きるわけじゃない。派手にラブラブするわけでもない。 穏やかな夫婦の日常を、ほんの少し切り取って。

”なぜ自分は剣道をやっている――？”　2020年夏。インターハイも部活動もなくなり、女子高生・あっこは自問――しなかった。そう、ソシャゲとアイス漬けの日々である。そんなあっこの元…

妻を看取った後、一人暮らしをしていた。ワシにはやり残したことがある。

中学二年生になった五月上旬頃、【そいつ】は両親の仕事の都合で東京から大阪に引っ越して来た。学級委員長である主人公の京子は担任に面倒を見るように言いつけられる。ウチ絶対コイツとは気…

今でも、あの時の事を鮮明に思い出すことが出来る。 2020年の8月11日。 蝉の声が四方八方から響く、うだるように暑い夏の日。 海の向こうまで見通せる、おばあちゃん家の軒下で。…

ネカフェ難民をしていた“私“は、一文無しで街に追い出され途方に暮れていた。 靴も壊れて裸足でアスファルトを歩く私の肩を叩いたのは、初めて会うおじさん。 初対面の私に靴をくれて、食…

交通事故に遭い、下半身不随になってしまった兄。それでも希望を捨てきれずに立ち上がろうとして車椅子ごと倒れるという行動を繰り返していた。そんな兄の姿を見ていることしかできない弟が、…

一念発起して島根県Ｙ市に出戻った私。無事就職できたと思ったのも束の間、そこは八百万の神様が訪れる裏市役所だった…！

自分の胸を大きな釘で貫かれていることに気が付いた男子学生と、同じく釘で貫かれたセミの物語。 今、理不尽な時を過ごしている人が少しでも勇気づけられたり、気持ちが前を向けるようになっ…

まあ、なんというか、自戒……ですかね？ 1,753文字。

2020年の夏、長すぎる夏休みにだらけた大学生四人のお話。 何でもないような日常が実は一番大切だった、と気づくのは失ってから。 それでも変わらないものもあるわけで。 カクヨム2…

恋愛×ゲームのラブコメものです。 隣の席の初恋相手。 僕と彼女を繋げるたった一つの秘密とは。 シンプルです。王道行った感じなので、凝った設定は特にありません() 笑えた…

高校3年生の今川　琴花は、自分の将来に悩んでいた。将来の夢も進みたい進学先も決まらず、落ち込んだ琴花は公園のブランコに座っていた。そこに一人の男の子が現れる。そしてその男の子との…

僕にはひとつだけ忘れられない約束がある。でも彼女にとって、それはどうでもいい約束だったかもしれない。まったく覚えてもいないかもしれない。だとしたら今さら考えても、後悔しても遅いの…

魚の目から見た世界を想像した1P完結

自主企画用！おなまえのおはなし、葉桜すきだよ！ あらすじにそってできてるのか心配…。一応ラブコメを目指しました！コメントをいただいて、少しずつ手直し修正を加えながら公開しておりま…

京王線は私を連れてゆく。 あなたのいない、東京の中心へ。

周りに、才能がある人ばかりいて。 才能がある人を羨ましいと思うけれど、その才能がもしかしたら、当人にとっては苦しみ以外の何物でもない、なんてこともあるのかもしれないな、なんて思い…

　彼らは『猫』と称される。 　闇の世界で使いっ走りとして生きるエンは、先輩猫のクウに噛みつきながら、退屈な日々を送っていた。 　そんなある日、彼らのきな臭い日常に異変が起きる。 …

2015年の春に桜の木の下で彼女と結んだ約束を果たすため汚染された荒廃都市東京へと向かう。 2020年の夏に静かに散りゆく命の灯と告げられた悲しき運命 ハッピーエンドが存在し…

　敬老の日を前にして、孫たちからプレゼントが届きます。ジャングルみたいな名前の通販を使って。 　でも、それが、……。 「ばあばには、とても使えないわ」 －－－－－－－－－…

桜も満開の時期が過ぎた頃、公園で葉桜を眺める少女が一人。 教師、秋田葉太と教え子の春川桜子。桜の木の下での偶然の出会いから、二人の距離は少しずつ変わっていくのでした。 桜色の淡…

「絶対に外に出るんじゃないぞ」 そう言われ留守番を任された少年のお話。

蝉が五月蠅い夏、僕は久しぶりに実家に帰省した 待っていたのは懐かしい家族

　リプシード家の一人息子リジェル＝リプシードは、容姿端麗で家柄も良い筈なのに二十五歳にして独り身。 その原因は欲深く浅ましいと感じてしまう貴族令嬢嫌いからだ。 　彼は仕事熱心…

人の命を奪う事に躊躇いを持たない男は、ただ己の欲望のままに命を奪い、追われていた。 辿り着いた先は、砂に沈んだ世界。 そこには無垢な少女が一人。 たった一夜の、非現実的な時間。…

つつみくんは妖怪だ。マシュマロのような体躯で、何かを包み込むことに全力を捧げている。 子供の頃に彼と出会った『僕』の人生は、やがて――。 何だこれ、何だこれ……な脱力系コメデ…

あなたの胸に、この詩が響きますように。 桜にまつわる詩2編です。

ツイッターで自分攻めの薄い本（短編）を書くという公約を果たしたぜ！！ ※色々フィクションです 第二回狐密室小説大賞参加書き下ろし作品。

ゆあんさまの企画に参加するものであります。 →　https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054895319694 「葉桜の君に」 著者…

性癖・ヤンデレ 企画参加失礼します。先輩に親友を取られた女の子が、躍起になって親友を監禁しようとする話です。よろしくお願いします。

予言者として世相を占っていた姉の花梨が亡くなって半年後、彼はやって来た。 花梨の代わりに、私に予言をしてほしいと……。 ※作中の九年周期においては、諸説あります。 ☆カクヨ…

女騎士さんが突然、日本に留学してきた学生のアパートに召喚されたけど、召喚された理由も、倒す敵もいないから帰りたいって嘆くお話です！ ジャンルは現代ファンタジーなのかその他なのか…

何気ない日常に存在する小さな物語。

同題異話SR.January ｢その涙さえ命の色｣参加作品。 とある道化師の心情を綴った話。 小説5割、詩5割な構成にしてます。 さくっと読めるのでぜひどうぞ。

🍆これまでのあらすじ 　2020年２月29日、天城辰子(24歳独身。お兄ちゃん大好き妹。ややドＳ。さり気にドＭ)は旅行先の北○道でヒグマ(のちに666《ビースト》と名付けられる…