月平遥灯

鬱屈な雨にレイドの雨蛙とくれば、場の雰囲気にあまり良いイメージを持たないかもしれない。 しかし、最後まで読めばカフェに晴れ間が見れる。 ネタバレしない程度に掻い摘むと、そんなお話…続きを読む

　6話目までのレビューになります。その後のお話で追加レビューする可能性がございます。 　突然訪ねてきた女の子は、義理の娘だった。どうやら訳アリのよう。 　こんな状況に置かれると…続きを読む

１４０字で語られる小さなラブストーリー。 さりげない一言だったり、行動だったり。うん。素敵ですね。言葉もそうだけど、言葉で語らない優しさや可愛らしさがじんわりと心に溶けこむよう。…続きを読む

　描写が美しい。と言えば簡単ですが、どのように美しいのか、と訊かれれば悩んでしまうのですが。 　率直に申し上げると、世界の切り取り方が美しいのです。例えば、“街にしっかり溶け込んだ…続きを読む

　二話までのレビューとなりますので、今後、追加レビューする可能性があることをご容赦ください。 　魔王と呼ばれたヒロインと幼馴染のヒロインは、どちらがヒロインなのか、という流れの中…続きを読む

　年上の女性との恋愛の始まりは衝撃的なものだった——はず。高校生なら、なおのこと。男性目線からしても、女性目線からしても、包み込まれるような温もりを感じる作品でした。 　きっかけ…続きを読む

　第三章まで読ませていただいたレビューになります。最後まで読んだ際は、追加レビューをさせていただく可能性がございます。予めご容赦ください。 　さて、文語体で進む一人称の視点の文脈…続きを読む

　吹奏楽部をテーマにした、錯綜する心情を描く本作。青い春をそのまま等身大に映し出したような作品で、清々しい風が吹くような書き口です。 　交錯するそれぞれの想いが、青春の風を彩り、…続きを読む

　彼女は罵られるばかりで、一つも良いことがない。そんな中、触れた体温に甘えてしまう気持ち、分かりますよね。 　人が猫に寄り添っているのか。それとも猫が人に寄り添っているのか。お互…続きを読む

　非常に面白かったです。という感想がまず練り出されます。単純な恋愛小説ではないのだろうな、と作者様の別の作品を呼んだ経験上、思ってしまいました。 　物語の視点は、主人公の恋をする…続きを読む

　病は辛いですよね。それも、夢を諦めなくてはいけないほどの重病であればなおさらのこと。家族や想いを寄せる人から離れた遠い地で、医師から告げられた言葉に、主人公は酷く打ちひしがれます…続きを読む

　泣きました。もう、ラストの一頁で泣きました。 　冒頭は、青春を模る恋愛ストーリーだと思いました。状況描写と心理描写が巧みで、引き込まれるように活字の世界に首ったけに。溢れる薫り…続きを読む

　爽やかな風の薫りを感じるような夏の日。好きな幼馴染の子。冒頭は、そんな青春の一頁を飾る何気ない恋愛ストーリーかと思いました。 　だが、読み進めるうちに違和感を覚えます。あなたは…続きを読む

　注目に載っていたので、何気なく読みました。その５分後にまさかレビューを書くとは自分でも思ってもみませんでした。 　トリックオアトリートで始まるラブコメなんだな、と思うと、急展開…続きを読む

　いかに想いを伝える事の難しさを表すか、の一言に尽きると思います。素直な文脈と行間に、主人公の想いがすっと入ってきました。 　内容が自分好み、ということもあるのですが、恋愛長編も読…続きを読む

　物語を書いたことがある人なら、きっとあるはず。 何も思い浮かばない、という自分の中の常軌を逸した状態。 　書けるはずなのに、書けない。そうやって悩んで書いて、筆を折りつつ、なん…続きを読む

　オムニバス形式で進むお話は表題の通り、何気ない情景をゆったりとした時間の中、まるでコーヒーブレイクのようなタッチで描かれています。それだけではなく、心象風景も垣間見ることができて…続きを読む