ギャルメイクで見た目を飾った鈴木梓。
両親が多忙なため、家事や下の子供たちの面倒を見るのはもちろん彼女。時間がなくて大変なことも多いけれど、楽しみながら日常を送っていた。
しかし、そんな彼女の生活は、とあるクラスメイトとの出会いをきっかけに変化していくことになる。
個性豊かな登場人物たちが可愛くて、読んでいて楽しかったです。
また読者を飽きさせない緩急のあるストーリー展開と、作者様のユーモアのセンスが爆発しているので、思わず口元が緩みました。
そして、胸キュン要素も盛りだくさん!私もこんな学生生活を送ってみたかった……
おすすめの作品です!ぜひ、皆さんもご一読ください!
リアリティ溢れる生活環境の描写は女性主人公の苦労っぷりが見えます。母親代わりに二人も面倒見るのは大変なことと思います。
自分は男性視点でしか見れないのですが、幸いなことに妹がいたので、女性の色んな大変なことを少しは理解できます。……たぶん。
自分の場合、妹がしっかりしてたので世話してもらってた口ですがね。はっはっは……。
話は戻りますが、気になる異性がいたらモヤっとするのはわかります。俺は男だけど気になる女性がいたらおってなりますからね。
学生の頃も、気になる子がいてひたすら目で追っていた時期がありました。そう、学生の頃の純粋な恋愛は見てて気持ちがいいんですよね。
途中までしか見れてませんが、楽しく見ていきますのでよろしくお願いいたします。
こんなにもタイトルと内容の落差を良い意味で感じさせていただけた作品は他にありません。
『今まで視界にも入らなかった地味なクラスメイトが、実はかなりのイケメンチャラ男だったなんてことある!?(仮)』というタイトルから、キャッチーなラブコメを想像しましたが、開いてみると意外や意外!
ほぼ不在の両親に代わって、小学二年生の双子の世話をしながら高校生活を営む少女・梓ちゃんが居ました。
彼女、現代風のコーディネートなのに、驚くほど真面目で純粋。恋愛している暇のない苦労人です。
その苦労をせめて学友と分かち合えればいいのですが、学友の前ではギャルを演じています。
そんななか、「派手」な見た目を「地味」に装っている青葉君と出会い、梓ちゃんの心が少しずつ変わっていきます。
青葉君と梓ちゃんは似た者同士だと思いますが、すれ違いの連続。想いを伝える事ができません。
二人の仲はジレジレですが、文章は整って、スルスルと読みやすいと思いました。
トントン拍子の何もかもが上手くいく恋愛ではないものを読みたい御方に、オススメです。
まず謝ります、ごめんなさい。
細木あすかさんの『今まで視界にも入らなかった地味なクラスメイトが、実はかなりのイケメンチャラ男だったなんてことある!?(仮)』は、正直に言いますと、タイトルを見てご都合主義の恋愛モノかな? って思って読み始めました。
だけど、全然違った!
恋をするとすれ違ったり、から回ったりしませんか?
だって、自信なんてないし、相手が本気なのかわからないし、馬鹿にされたら嫌だし、振られたらと思ったら素直に気持ちなんて言えるわけない。
もしかしたら本当は迷惑かもしれない、良い人だから付き合ってくれているだけかも、大丈夫だって言うけど無理してないかな。
でも、そばにいるだけでドキドキするし、笑ってくれたら嬉しいし、一緒に居れたら楽しいし、思い出すだけでにやけてしまう。
これだよね? 恋愛って?
いや、本気の恋愛小説をお探しのそこのあなた! 騙されたと思って読んで頂きたい! 間違いないです(●´ω`●)
主人公の梓は見た目はギャルで派手な女子高生だが、本当は家事や双子の妹の世話をする苦労人だ。
そのことを隠して、友達と過ごす学校生活。
同じクラスの目立たない地味な男子生徒は、学校では存在感は薄いが実はチャラ男でイケメンだった。
対照的な二人が、ひょんなことから自分の真の姿を互いに知ることに……。
テンポのいい会話と、個性的で可愛いキャラクターが魅力的です。
ワクワクやドキドキハラハラがたくさん詰まった学園ラブコメ。コミックを見るような感覚で、サクサクと読めます。
秘密を隠しながら過ごす学校生活と、二人の関係。これからの展開が楽しみです。
(オレの親友は、駆け出しのメイクアップアーティスト 拝読後のレビュー)
まず何よりもキャラクターが魅力的です。私は世代的にも、この作品の登場人物には共感できない要素が多々あります。しかし、それを上書きして吹き飛ばすほどに、各キャラが活き活きと喜怒哀楽を見せつけてくれます。
基本的には青春ラブコメ。学校と私生活とで姿を偽っているふたりの恋愛物語……なのですが、人間は誰しも隠した自分ってのはあるものです。実際、この物語の登場人物の多くが何かしら隠しごとを持っています。なのに、私生活を隠している主人公こそが、一番自然体で素直に振る舞って見えるのが面白い。まさにキャラクターの言動や心情描写がもたらす妙味。
日常コメディの身近な楽しさと、シリアスなドラマの緊張感の両方を存分に味わいたい、そういう人には実におすすめです。
第三章まで読ませていただいたレビューになります。最後まで読んだ際は、追加レビューをさせていただく可能性がございます。予めご容赦ください。
さて、文語体で進む一人称の視点の文脈にも関わらず、友人の視線や、男子側からこちら側を覗いているような描写があるために、上手く視点を誘導しているようにも見えます——もちろん良い意味で。
読み手をまるで学校の中に誘——いざな——うような物語は、読んでいて心躍るようです。
ギャップ萌えという言葉が適切かどうかは分かりませんが、地味な子が実は……という展開は、まさに憧れですよね。ただ恋愛だけに走るのではなく、友人関係やちょっとしたトリックも見え隠れするあたりが、巧みだと思いました。
ヒロインの家庭環境がとても苦労しているように見える反面、とても微笑ましく、つい応援したくなってしまうあたり、キャラを作る上での作者さまの愛情を感じることができました。子供の台詞や仕草、行動がとても可愛いですよね。
上述のとおり、三章までの感想になるので、これからゆっくり読ませていただく楽しみが増えました。
お話がどう展開していくのか楽しみです。
自分のクラスにいるはずなのに存在すら認識していない、勿論名前も知らない。だけどその男の子が実は物凄いイケメンだったら!
そんな想像したことありませんか? 男性の方なら地味な子が実は超絶美少女だったと思って頂ければ伝わり易いかもしれません。
そんな彼『青葉 五月』の存在に気付いてしまった『鈴木 梓』は本作の主人公でありギャルなのです。派手な見た目に反してなかなか家に帰ってこない両親の代わりに双子の姉弟の面倒を見つつ学業と生活を両立させる苦労人。
普段は派手な姿⇒実際はジャージに素っぴんボサボサ頭で日々の生活を生きる生活感溢れる『梓』
普段は地味な姿⇒実はピアスにタトゥーと派手な『五月』
正反対な生活を送る2人のすれ違う姿がもどかしく、いじらしさを感じさせます。
2人の裏表の見た目のギャップも魅力的ですが、心の奥に抱える深い闇を感じさせられたり、周囲の善意によるすれ違い、逆に迫る悪意の予感など読んでいてハラハラして「あ~違うよ、本当はこうなのに!」「あーもー急いで! 急いで!」って本人たちに伝えたくなるくらい物語に入り込んでしまいます。
色々な苦労はありますが梓のピュアな感じと五月の時折みせる天然な会話がクスッと笑わせてくれます。
この2人の恋の行方見守ってみませんか?